明るい家に住みたい!自然光がたっぷり入る家づくりの3つのコツ
「せっかく家を建てるなら、開放感のある明るい家に住みたい!」
「今住んでいる家は暗いから、自然光がたっぷり入る家にしたい」
こんにちは! おうちキャンバス編集部ライターの菅原です。
新築を検討する中で、上記のような理想をお持ちの方は多いはず。
せっかく新築のおうちを建てるなら、明るくて光がたっぷり入る家に住みたいですよね。
実際に注文住宅を建てる際にも、明るい家づくりを希望される方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、いざ完成した家に住んでみると、イメージと違った明るさになってしまうこともあります。
明るさで失敗しない家づくりをするためには、打ち合わせの際にどのくらい明るくしたいか、どの時間帯を明るくしたいのか、自然光・電気のどちらで明るくしたいのか、自分の希望をはっきり具体的に伝えることが大切です。
後悔しない理想の家づくりをするために、本記事では明るい家づくりをするコツを大きく3つにわけてご紹介します。
- 窓を使って自然光を取り入れる
- 吹き抜けをつくる
- 内装を明るい色にする
この記事が、あなたの理想の家づくりの助けとなれば幸いです。 それではさっそく参りましょう!
この記事を執筆したライター
過去に、住宅展示場に足を運び、色々なハウスメーカーの営業マンの売り込みを受けて、かえって疑問が増えた経験を持つ。
「もっと体系的な住宅情報が知りたい」と考え、家づくりの情報サイト「おうちキャンバス」を設立。ライターとして記事を投稿する。
家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
窓を使って自然光を取り入れる
明るい家づくりには自然光をどう取り込むかが重要です。 自然光を家の中に取り込むには窓が必要になります。
注文住宅の場合、窓の大きさや位置まで決められるので悩みますよね。
明るい家づくりに必要な窓には、さまざまな種類とそれぞれにメリット・デメリットがあります。
窓は一般的な窓の他に、付ける位置によって名前が変わるものがあります。 それにより、特徴が変わるのでポイントを押さえておきましょう!
天窓 | 高窓 | 地窓 | |
---|---|---|---|
プライバシー | ◎ | ◯ | ◯ |
デザイン性 | ◯ | ◯ | ◯ |
採光効率 | ◎ | ◎ | △ |
費用 | △ | ◯ | ◯ |
各タイプの特徴を、詳しく見ていきましょう!
天窓(トップライト)をつける
天窓とは、建物の屋根(天井)に取り付けられた窓のことです。
昼間のほとんどの時間帯で、一定の自然光を取り入れることができます。 移りゆく空の景色を楽しむこともでき、リラックスすることもできるので、おうちで過ごす時間の長い人にオススメの窓です♪
実は、天窓は室内を明るくするために一番効果的で効率的な採光方法になっています。 建築基準法上では、一般の壁面の窓に比べ、なんと3倍もの採光効果があると規定されているんです!
そのため、真南に取り付けた場合、夏は非常に暑くなってしまいます。 設置する場合には、方角に気をつけましょう。
一般的に日当たりがよいのは南向きとされますが、天窓を南側に取り付けた場合、日差しが入りすぎてしまいます。 とくに、夏は非常に暑くなります。
採光目的で天窓を取り付ける場合、オススメの方角は北側! 通常、北側は暗くなるイメージがありますが、採光効果の高い天窓なら、十分な光と適度な日差しを取り込むことができます。
天窓のメリット・デメリット・おすすめの設置場所
メリット
- 光を多く取り入れられ、あたたかい
- 解放感がある
- 通風・換気の効果もある
- 空の景色が見える
デメリット
- 掃除しにくい
- 雨漏りしやすい
- こまめなメンテナンスが必要
- 採光のコントロールが難しく、眩しすぎたり暑い場合がある
おすすめの設置場所
- 住宅密集地など、壁面からの採光が難しい部屋
- 建築面積の大きい平屋
- 吹き抜けのある部屋
高窓(ハイサイドライト)をつける
高窓(ハイサイドライト)とは、部屋の天井近くにつける窓のことです。 窓の面積が小さくても、ぐっと明るくなる効率のよい窓です。
天窓に比べ、低コストで設置でき、メンテナンスも少なく済むため、天窓の設置に悩んでいる方におすすめです。
また、外からの視線も入りにくいため、プライバシーを守りたい空間にもぴったりの窓です。
高窓のメリット・デメリット・おすすめの設置場所
メリット
- 空間に広がりが生まれる
- 防犯面に優れている
- 天窓に比べ、コストが低い
デメリット
- 掃除しにくい
- 太陽光が入りすぎる場合、室温が上がる
おすすめの設置場所
- ロフトのある部屋
- 吹き抜けなど天井が高い部屋
- 洗面所など、プライバシーを守りたい空間
地窓(ローサイドライト)をつける
地窓(ローサイドライト)とは、床に近い位置に設けられた窓のことです。
ハイサイドライトに比べ、日光の入る量は少ないですが、 直射日光が入らず、熱を遮りながらソフトな光や風を採り込むことができます。
落ち着いた雰囲気になるため、和室などによく設置されます。 また、プライバシーも守れるため、道路沿いの玄関や居室にもおすすめの窓です。
地窓のメリット・デメリット・おすすめの設置場所
メリット
- プライバシーが確保できる
- 高窓と組み合わせると効率的に換気できる
- 独特な景色が味わえる
デメリット
- 足元が寒い
- 鍵を閉め忘れたりした場合、防犯性能が劣る
- 土埃や虫が侵入しやすい
おすすめの設置場所
- 道路沿いの部屋や玄関
- 和室
はめ殺し窓(FIX窓)をつける
はめ殺し窓(FIX窓)とは、主に採光を目的に用いられることの多い窓です。 壁にガラスがはめ込まれており、一般的な窓と違い開閉することはできません。
しかし、その分、丸や台形など、自由自在な形や大きさの窓をデザインできたり、鍵の閉め忘れもなくなり防犯性が高く、気密性に優れているため冷暖房効率も上がります。
換気をすることはできませんが、誤って落下する恐れがなく、高い場所や子供部屋におすすめのタイプの窓です。
窓は、家の外観の印象を左右する重要なパーツでもあります。
四角以外の窓を取り付けることで、個性的で洗練された印象の家づくりをすることができます。
はめ殺し窓のメリット・デメリット・おすすめの設置場所
メリット
- 気密性に優れている
- デザインの幅が広い
- 防犯性が高い
デメリット
- 換気ができない
- 窓の外側のそうじが大変
おすすめの設置場所
- 子ども部屋
- 部屋の高い位置に設置する窓
- 道路に面した居室
縦に大きい窓をつける
窓は、大きければ大きいほど、光の入る量が増えます。 採光を目的に窓を大きくする場合、横に広げるよりも縦に伸ばすほうが効果的です。 同じ面積の窓をつけるのであれば、横長より縦長のほうが部屋の奥まで光が差し込みます。
吹き抜けをつくる
吹き抜けとは、1階から2階(もしくはそれ以上の階)の間に天井や床がない空間のことです。 天井が高くなることで、広々とした、開放的な空間にすることができます。
天井の高い位置に窓を取り付けることで、室内の奥までしっかりと光を届けることができます。 昼間は電気いらずの明るい室内になりますよ♪
また、リビングを吹き抜け空間にすることで、コミュニケーションが取りやすくなり、家族間の会話や、つながりが増えることが期待できます。
吹き抜けのメリット・デメリット・おすすめの設置場所
メリット
- 朝から夕方までずっと家の中全体に光が届き、冬場も明るい家になる
- 開放的で広々とした空間になる
- 家族のコミュニケーションとりやすい
- 風通しがよい
デメリット
- 冷暖房の効きが悪くなる
- 掃除しにくい
- 音や匂いが上階に伝わりやすい
- 2階のスペースが減る
おすすめ設置場所
- リビング
- 玄関
吹き抜けは南側に作るとまぶしくないのでオススメです♪
吹き抜けに似ている例として、天井を高めにとった「高天井」という空間のつくり方もあります。 上階に音や匂いが伝わるのが気になる方や、スペースを有効利用したい方は、「高天井」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
内装を明るい色にする
壁紙や床の色を白っぽい明るい色をメインに使うことで、日の光や照明の光が反射され、明るい印象のお部屋になります。 また、インテリアに統一感も生まれるため、おすすめです。
逆に明るすぎない落ち着いた空間にしたければ、内装を暗めの色にするとよいですよ。
明るい部屋と落ち着いた部屋を作り、家の中にメリハリをつけることが、過ごしやすい家づくりの秘訣です。
まとめ
この記事では明るい家づくりの3つのポイントをお伝えしました。
- 窓を使って自然光を取り入れる
- 吹き抜けをつくる
- 内装を明るい色にする
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監修者コメント
家を建てたあとで室内に入る光の量を調整するのは非常に難しいです。
家づくりの専門家に相談する!とくに、窓は住んでから追加することが非常に難しいことから、しっかりと検討する必要があります。
ちなみに「明るい家」にするために、実際に相談にのった方の中では「吹抜け&高窓」が人気です!
お日様の日差しをどこに・何時に・どのくらい取り入れたいかを考える事が重要です!
当たり前ですが、季節によって太陽の高さや角度が違う事も忘れないでくださいね!
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