【2025最新】平屋が得意な大手ハウスメーカー5選【おしゃれな平屋】

近年、人気が高まっている平屋。
国土交通省の建築着工統計調査によると、2023年度の平屋の建築割合は15.6%でした。
5年前の2019年度の平屋の建築割合は10.8%だったことからも、ここ数年で平屋人気が高まっていることがわかりますね。
平屋人気の要因の1つに、若年層からの需要が高まっていることが挙げられます。
一昔前の平屋といえば「昔ながらの家」「お年寄りが住む家」というイメージでしたが、最近は20代30代の子育て世代もあえて平屋を選ぶ家庭が増えているのです。
というのも、大手ハウスメーカーが「おしゃれな平屋」を次々に発売し、従来よりも平屋の選択肢・コンセプトの幅がずっと広がっているのです。
そこで今回は「階段の上り下りが不要な平屋を建てたい」「最新のおしゃれな平屋について知りたい」というあなたに向けて、以下の内容をお伝えします。
- おしゃれな平屋が得意なハウスメーカー5選(施工実績準拠)
- 平屋が人気な理由
- 平屋のメリット・デメリット
この記事でハウスメーカーごとの平屋に対する考え方の違いを知り、納得した状態で家づくりを進めていただければと思います。
それではさっそく、平屋に強いハウスメーカーからご紹介していきます!
家づくりで悩んだらまずやること
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家族構成、ご予算、希望の間取り、住みたいエリアにあわせて、相性のよいハウスメーカーを客観的にお伝えします。
営業マンには直接聞きづらいローンの相談や、信頼できる営業担当の紹介も可能です。家づくりの課題感がクリアになります。

▼ こんな人におすすめ ▼
・営業マンとの対面が苦手な方
・条件に合うメーカーが見つからない方
・親身に寄り添う営業担当と出会いたい方
家づくり専門アドバイザー

大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。著書『図解でわかる! 理想の家づくり 超入門』発売
おしゃれな平屋が得意なハウスメーカー5選(施工実績準拠)
(株)住宅産業研究所のデータをもとに、平屋が得意なハウスメーカー5社をお伝えします。下の画像をご覧ください。

画像右側のパーセンテージは、2023年に各社が建てた住宅全体の中で、平屋比率がどれぐらいあったかを表しています。
第1位の住友林業の平屋比率は、なんと35.9%!
ざっくりと、3軒に1軒は平屋を建てていることになります。
平屋比率が高いメーカーは、施工実績が多いぶん、間取りやデザインが洗練されています。
さらに、ライフスタイルごとに選べる平屋のレパートリーも広く、施工ミスも少ないといったメリットがあります。
あなたがこだわりの平屋を建てるなら、ハウスメーカーの施工実績を参考にしてみるのも良いかもしれませんね。
平屋が得意なハウスメーカー5社それぞれの強み・特徴
上で紹介した、「平屋が得意なハウスメーカー5選」それぞれの強み・構造を表にまとめてみました。
ハウスメーカー | 強み | 構造 |
---|---|---|
住友林業 |
|
木造 |
パナソニックホームズ |
|
鉄骨造 |
一条工務店 |
|
木造 |
日本ハウスHD |
|
木造 |
積水ハウス |
|
鉄骨造 木造 |
一見ハウスメーカーの違いは見えにくいかもしれませんが、実はそれぞれ力を入れているポイントが違うんです。
5社それぞれの強みや平屋商品の特徴をくわしくお伝えします。
あなたの価値観に合うハウスメーカーを探してみてください。
1. 住友林業の平屋

住友林業は国内No.1の木材・建材商社で、木の風合いを生かしたデザイン性が人気のハウスメーカーです。
国内外のいろいろな木をふんだんに使えるので、木の温もりに満ちた家を建てられます。
柔らかい肌触り・調湿作用が魅力の無垢材も標準仕様で採用できるので、とことん木にこだわりたい方にオススメです。
また、住友林業は風や太陽、緑を生かして心地いい空間を生み出す設計手法「涼温房」を大事にしています。
そのため、風の流れを考えた窓の配置や、日差しを遮るための庭木・軒にこだわっているんです。
平屋は2階建てよりも軒を伸ばして日差しを調整しやすいため、涼温房と相性がいいですよ♪
住友林業はこんな人にオススメ!
- 木の風合いを楽しみたい
- 無垢板を使いたい
2. パナソニックホームズの平屋

パナソニックホームズは、Panasonicの製造技術を生かしたメンテナンス性能の高さが定評のハウスメーカーです。
パナソニックホームズオリジナルタイルのキラテックは汚れがつきにくく、汚れても光触媒によって自然に汚れを分解してくれる効果があります。
そのため、メンテナンスなしで10年以上経っても、新築のような高級感・重厚感を保てるんです。
また、パナソニックホームズオリジナルの全館空調エアロハスでは、HEPAフィルターを通して空気を浄化しています。
HEPAフィルターは精密機器工場のクリーンルームなどでも使用されており、花粉や黄砂、タバコの煙やウイルスまで99.97%カットする優れものです。
パナソニックホームズはこんな人にオススメ!
- メンテナンス性の高い家を建てたい
- 外観をずっと綺麗に保ちたい
3. 一条工務店の平屋

一条工務店は住宅性能が高く、とくに断熱・気密性能がトップクラスのハウスメーカーです。
一条工務店は、標準仕様でお風呂やトイレを含む家全体に床暖房が入っています。
加えて、工場で断熱材の組み込みや気密加工を行っているため、施工精度が高いです。
そのため、冬でも暖かく、快適に過ごせます。
さらに一条工務店の住宅は世界初の「耐水害住宅」でもあります。
床下換気口や玄関ドア、窓サッシに浸水対策を施しているため、普通なら床上浸水してしまうような水害でも、室内はおろか床下にすら水が入りません。
極めつけには水に浮くという画期的な特徴があるため、豪雨や洪水などの被害を最小限に抑えられます。
一条工務店はこんな人にオススメ!
- 冬でも暖かい家に住みたい
- 性能を重視したい
4. 日本ハウスHDの平屋

日本ハウスHDは、デザイン性・快適性の高いハウスメーカーです。
国産の檜を標準仕様で採用できるため、床や柱に檜を使った純和風・和モダンなデザインが人気です。
加えて檜にはリラクゼーション効果があるため、心地よい空間づくりができます。
また、日本ハウスHDは作り手の顔が見える直営工事を採用していることも特徴です。
実際に家を建ててくれる職人さんから性能の説明を聞く機会もあり、作り手の顔が見える安心感があります。
日本ハウスHDと同じ規模のハウスメーカーで直営工事を行なっているところは少ないため、職人の質などが気になる方にはぜひ検討してみてくださいね。
日本ハウスHDはこんな人にオススメ!
- 純和風・和モダンなデザインを追求したい
- 床や柱に檜を使って、居心地の良い空間にしたい
5. 積水ハウスの平屋

積水ハウスは、今回ご紹介した5つのハウスメーカーの中で唯一、鉄骨も木造も両方できるハウスメーカーです。
提案力が非常に高いため、想像を超えるプランニング提案をしてくれます。
積水ハウスの大空間リビング「ファミリースイート」は、柱や仕切りなしで業界トップクラスの大空間を作れる上に、耐震性もトップクラスです。
広々リビングを作りたい方に人気です。
アフターフォローも非常に手厚いため、末長く安心して暮らせます。
積水ハウスはこんな人にオススメ!
- 邸宅感がほしい
- リビングはできるだけ広くしたい
平屋比率が高い5社をご紹介しました。
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【理想の平屋】失敗しないハウスメーカーの選び方
後悔しない平屋を建てるにあたって、もっとも重要なのがハウスメーカー選びです。
あなたの予算・価値観・家族構成に合ったハウスメーカーを選ぶために、絶対に押さえていただきたいポイントが2点あります。
1. 第三者の意見を参考にする
ハウスメーカー選びでは、どのメーカーも魅力的に思えて迷ってしまうという人は多いものです。
そのうえ、展示場に行くと、各ハウスメーカーの営業マンが口々に自社の魅力を宣伝し、ときには他のメーカーの悪口を言ってきます。
その結果、「ハウスメーカー選びのために展示場に足を運んだのに、何を信じればいいかわからなくなった」と迷走してしまうことも。
営業マンは基本的に、自社のよいところしか言いません。
そのため、あなたと営業マンの間で話を完結させるのではなく、第三者の話を聞くことが大切になります。
その一環としてご活用いただきたいのが、おうちキャンバスのオンライン相談です。
日本の大手ハウスメーカーにくわしい住宅アドバイザーが、各ハウスメーカーの理念や特徴、ご予算に合う平屋の建て方について、くわしく解説します。
オンライン相談は約1時間、費用は無料です。
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2. 家づくりを親身に支えてくれる営業担当がいる会社を選ぶ

家づくりを成功させるカギは、顧客目線で親身に寄り添う、優秀な営業担当と出会うことです。
営業担当は、あなたの家づくりを支える心強い味方。
もしも優秀な営業担当に出会えなかった場合、「電話・メールの返信が遅い(社会人として疑問を持つ対応)」「こちらの質問に答えてもらえない」「前回の打ち合わせで言っていたことが無かったことになっている」などのトラブルが発生します。
一方で、優秀な営業担当は出会えた場合、営業担当はあなたの希望を叶えるために、土地探しや住宅ローン、間取り設計、施工を担当する大工さんへの気配り、その後のアフターフォローも含めて、寝る間も惜しんで一生懸命頑張ってくれるでしょう。
とはいえ、住宅展示場で親身な営業担当と運命的な出会いをすることは、なかなか難しいものです。
おうちキャンバスのオンライン相談では、ご希望の方に限り、各ハウスメーカーの優秀な営業担当の紹介を行っています。
ご希望の方は、事前アンケート、もしくはヒアリングの途中で「営業担当を紹介してほしい」とお申し付けくださいね。

平屋住宅で人気の間取り
平屋住宅の間取りでは、リビングの横にウッドデッキ・タイルデッキを設けて、ランチやくつろぎの場として活用したり、1.5階に小屋裏空間(ロフトスペース)をつくり、季節の品物の収納や趣味の場所として活用することが多いです。


平屋住宅はなぜ人気が高まっているのか?平屋住宅5つのメリット
近年、若い世代を含め全世帯から人気のある平屋。
なぜ近年平屋の人気が高まっているのでしょうか。
その答えは平屋のメリットの魅力にあります。
- 生活動線・家事動線がスムーズ
- 階段がないからバリアフリー
- メンテナンス費用を抑えられる
- 軒を伸ばして日差しを調整できる
- 地震に強い
それぞれのトピックを解説します。
1. 生活動線・家事動線がスムーズ
平屋はワンフロアで生活が完結するため、生活導線や家事動線がスムーズです。
生活動線は家の中を移動する時に通るルート、家事動線は家事をする人が移動する時に通るルートを指します。
これらの導線は家の快適性に大きく関わります。
たとえば2階建て住宅で洗濯をする場合、1階脱衣所で洗濯した洗濯物を2階のベランダに運んで干しますよね。
水を含んでいて重いし、腕いっぱいにカゴを抱えていて足元が見えず、ヒヤリとするかもしれません。
しかし平屋であればそのような手間も危険もありません。
スムーズに家の中を動き回れて、ストレスフリーな毎日を送れます。
当社で行なったアンケートでも、平屋でこだわった点として「家事動線・生活動線」をあげた方がいらっしゃいました。

回遊導線の間取りにこだわりました。廊下はありません。
ランドリールームの隣にファミリークローゼットを配置し、洗濯導線を良くしました。
ハウスメーカー:一条工務店
回遊導線は、行き止まりがなくグルグル動ける動線を指します。
家の中をスムーズに行き来するためにオススメな導線です。
家を建てる際は導線まで配慮した間取り設計をしてくださいね!
2. 階段がないからバリアフリー
平屋には階段がありません。
そのため、老後足腰が弱くなっても安全に暮らせます。
年齢を重ねると階段の上り下りが億劫になります。
そのため、2階建てに住んでいても、2階の主寝室ではなく1階の客間で寝るという人もいらっしゃいます。
そうなると2階部分は必要なくなりますよね。
また、足腰が弱くなってから階段を使うと転落事故の危険性も高まります。
階段からの転落は、お年寄りだけでなく小さい子どもなど全員に起こり得る事故です。
そのため、階段のない平屋はバリアフリーで暮らしやすい住宅と言えるでしょう。
3. メンテナンス費用を抑えられる
平屋のメンテナンス費用は、2階建て住宅よりも安くなる傾向があります。
住宅のメンテナンスといえば外壁・屋根の塗り直しがあります。
2階建ての場合はもちろん足場を組んで作業しますよね。
しかし、平屋であれば足場を組まずに塗り直せることもあるんです。
そうなると足場代がかからず、メンテナンス費用を抑えられるんです。
4. 軒を伸ばして日差しを調整できる
平屋と深い軒の相性は抜群です。
深い軒は、夏と冬の太陽の高さの違いを利用して日差しを調整するのに役立ちます。
仮に2階建ての家の屋根に深い軒がついていても、1階リビングにまで軒の効果は届かないため、平屋との相性がいいんです。
加えて、軒裏を木目にしたりアクセントカラーを取り入れて、外観を一層オシャレにもできます。
ぜひ平屋を建てる際は、軒を伸ばしてくださいね!
5. 地震に強い
平屋は地震に強い傾向があります。
その理由は、構造がシンプルで、重心が低いからです。
構造が複雑で高い建物は、耐震性が低くなりがちです。
しかし、平屋の構造は比較的シンプルなことが多く、高さもないため、重心が低く、揺れにくいという強みがあります。
建物が揺れにくいと、外壁のひび割れや家具家電の故障も防げます。
綺麗な状態の家に長く住めるので、嬉しいですね!
平屋の4つのデメリット・注意点
平屋にはいい面がある一方、デメリットや注意していただきたい点もあります。
- 広い敷地が必要
- 一般的な2階建て住宅よりも坪単価が高い
- 収納スペースの確保が難しい
- 水害発生時に垂直避難ができない
それぞれ見ていきましょう。
1. 広い敷地が必要
平屋で2階建てと同じ床面積の家を建てるには、平屋を横に長くする必要があります。
そのためには広い敷地が必要です。
しかし、都心部や人気の高い地域では広い土地を探すのは難しく、土地代もかさんでしまいます。
そのため、平屋を建てる場合はできるだけコンパクトな間取りにし、余計な床面積を生まないことが大切です。
2. 一般的な2階建て住宅よりも坪単価が高い
平屋の坪単価は、2階建ての坪単価と比べて高くなる傾向があります。
その理由は住宅の屋根と基礎の大きさです。
住宅の建築費用のうち、屋根と基礎の工事費用は大きな割合を占めています。
平屋は横に広いため2階建て住宅よりも屋根と基礎の面積が大きくなり、その分建築費用も高くなるんです。
しかし、坪単価は高いものの2階建てよりも床面積が狭いため、本体工事費全体でみると特段高くはありません。
3. 収納スペースの確保が難しい
平屋は2階建てよりも床面積が狭いため、収納スペースを十分に確保できないという問題もあります。
2階建てでは階段下などのデッドスペースを収納にできますが、平屋はそもそもデッドスペースがありません。
そのため、ロフトや屋根裏収納を作ったり、床下・壁面収納を活用して、収納スペースを確保してください。
4. 水害発生時に垂直避難ができない
洪水や津波などの水害が発生した場合、平屋には「上の階に逃げる」という選択肢がありません。
そのため、水害が発生しそうな場合は、一足先に自宅を出て、安全な場所に避難するようにしましょう。
1番の対策は、水害で浸水する危険性が高い洪水浸水想定区域や津波浸水想定以外の場所に、家を建てることです。
洪水浸水想定区域や津波浸水想定の地域は自治体のHPに載っていますので、ぜひご確認ください。
まとめ
この記事では平屋が得意なハウスメーカー、平屋が人気な理由、平屋のデメリットをご紹介しました。
せっかく平屋を建てるならば、平屋が得意なメーカーで理想の平屋を建ててくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
おうちキャンバスでは、他にも家づくりの有力情報をお届けしています。
ぜひコラム一覧から他の記事も見てみてくださいね!
それでは、また別の記事でお会いしましょう!
担当者コメント
一昔前は、平屋=古いと勘違いされていました。
相談の流れ・サービス詳細しかし、最近の平屋はオシャレで機能性も抜群なんです✨
ぜひ前向きに平屋を検討してみてください!
平屋はどのメーカーでも建てられるため、ハウスメーカー選びが難航しがちです。
しかし、どのハウスメーカーも得意なデザインや住宅性能は異なります。
自分にマッチするハウスメーカーに出会うために、ぜひ当サイトの住宅メーカー診断をご活用くださいね。
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