【注文住宅の土地探しに疲れたら】理想の土地に出会う3つの改善策

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「納得いく土地になかなか出会えない」
「希望のエリアに土地が出ないまま3ヶ月経った…」
「他の人に買われてしまった土地が頭から離れない…」


家づくりの最大関門と言っても過言ではない土地探し。
長引く土地探しに心が折れかけている…という方もいらっしゃると思います。

この記事では、家づくり徹底解説動画でもおなじみの住宅四天王エースさんにお話を伺いながら、土地探しを納得して終わらせるための以下のポイントをお伝えします。

それでは参りましょう!

家づくりで悩んだらまずやること

「家づくり、何から始めればいいかわからない」と思ったら、ハウスメーカー営業経験を持つプロのアドバイザーに相談してみませんか。

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予算やローンの組み方、土地探しに関するアドバイスも可能です。家づくりの課題感がクリアになります。

夫婦がスマホを眺める写真

▼ こんな人におすすめ ▼
・土地探しに苦戦している方
・条件に合うメーカーが見つからない方
・親身に寄り添う営業担当と出会いたい方

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家づくり専門アドバイザー

たてまる
はなまるな家をたてよう🌸
たてまる

大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。

あなたはどんなお悩み?土地探しに疲れてしまった…という人の声

「土地探し」と検索するとすぐに「疲れた」とサジェストに出るくらい、実はかなりの多くの人が土地探しに悩み疲れています。よくある事例をいくつか紹介します。

希望の土地が予算と合わず、結果白紙に

— hur (@hur_haus) September 18, 2014

せっかく土地を見つけて契約直前まで進んでも、建物代や諸費用などを含めて考え直すと、ローンの月々の支払額が厳しいのでは…と懸念になってしまうことも多々あります。

夫婦で希望が食い違い、なかなか決まらない

— comayu@3y 1y二人育児&家探し中 (@comayu2) June 27, 2022

夫婦でも希望の優先順位は異なるもの。それぞれの意見では、誰にとってメリットがあるのか、誰にどのくらい(時間やお金の面で)負担がかかることなのかを話し合い、方向性を決めるのが大切ですね。

あーーーもう土地探し疲れたよ。。
夫とも微妙に意見がすり合わなくて、ぐぬぬってなることもしばしば。。
そして主体的に動いてるの私だけ(しかも子連れ)で、夫はなんとなく受け身。
夫婦ってそんなもんだし、我が家は大体このポジションなんだけども、今回は大きい買い物だからもやもやするんだろな

— ジャスミン (@jasminexflower) September 3, 2022

夫婦間の温度差も、一生に一度の高い買い物だからこそいつもより気になってしまいますよね。

近くにお墓など気になる施設があった

いいなぁと思った土地の前の林の向こう側がお墓ということに気がついてしまった。
割と住宅地で新築いっぱい経ってるけど、これは無しだよね🙄
気にしない人は気にならないものかな。
土地探し疲れたぁー

— しゃん (@Shan53Wolf) February 20, 2021

お墓や工場、ドブ川など住環境に影響を及ぼす施設を「嫌悪施設」と呼ぶことがあります。心理的なもの、騒音・匂いなど避けたい条件は夫婦間の擦り合わせも大切です。

土地探しは疲れて当然!しかし考え方のシフトは必要

このように土地探しには様々な角度からの悩みがあります。しかし土地探しで悩むのは何も悪いことではありません。

「家づくりの7割を決める」と言っても過言でない土地は、住んでから変えられない部分も多いため、大きくストレスになるような要素は避けなければなりません。これから何十年と生活することを考えると、理想の土地は苦労してでも探す価値があると言えるでしょう。

しかし長引く土地探しが、マイホームへのワクワクした思いを冷めさせてしまっているのも現状。あなたが納得して土地探しを終わらせるために、絶対に覚えていてほしいことがあります。

【重要な心得】60点の土地でも買っていい

それは「完璧な100点の土地はなく、60点の土地でも買っていい」ということです。

「え?家づくりの7割を決めるのに、それを60点で…?

あなたが「駅から近くて、十分に広さがあって、値段が抑えられる日当たりのいい土地」が欲しいとします。それをすべて満たした土地が100点の土地だとしましょう。

しかし、そんな土地はありません!

考えてみると「駅に近くて、十分な広さがあって、日当たりが良くて…」といった理想的な場所にはだいたいアパートやマンションが建っていませんか?

マンション

もし土地があったとしても、人気の場所なのでかなり価格が上がり、建物そのものにかけられるお金はぐんと減ってしまいます。そうなると、「土地はいいけど建物のデザインや性能が気に入らない…」と、結果的に理想のマイホームから遠のいてしまうんです。

そのため希望をある程度満たした土地で、弱点は設計でカバーして、トータルで100点の暮らしを目指すことをオススメします。

60点の土地は具体的にどんな土地?

60点の土地は、以下のような条件を満たしている土地と言えます。

具体的な例も見てみましょう。例えば、優先度の高い、次のような希望があったとします。

この人にとっての「買ってもいい60点の土地」とはこのようになると思います。

優先的に叶えたい条件のうち3つはクリアしていて、「駅からの時間」「予算」が少し条件よりオーバーしています。しかし、予算は建物の設計やオプションの選択でうまく節約したり、駅からの距離は家を出る時間を少し調整したりといった工夫で解決できそうですよね。

このように、60点の土地とは「絶対に叶えたい条件を満たしつつ、大きな減点がなく、懸念も設計や暮らし方でカバーできる」土地を指します。

このような土地になかなか出会えない…という方は「土地に求める条件」に優先順位をつけたり、見直したりしてみましょう!次のブロックで紹介していきます。

1.土地に求める条件に優先順位をつける

長引く土地探しを納得して終わらせるためには、まずは土地に求める条件を見直してみましょう。探しているうちにあれもこれも欲しくなってしまったり、夫婦の間でズレてきてしまったりすることも多いんです。

ここでの条件の見直しは以下の手順で行います。

  1. 土地探しの条件リストの内容を確認
  2. 希望と妥協できるラインを洗い出す
  3. 優先順位をつける

(1)土地探しの条件リストの内容を確認する

まずは、土地を探す際の条件に何があるのかを確認してみましょう!
こちらは、土地屋さんも経験した住宅四天王エースさんにお聞きしました!

編集ライター
編集ライター

家の前の道路の幅など「盲点だった…!」となる項目もあるかもしれません。内容を確認してみましょう!

条件リスト一覧

わかりにくいものについてはいくつか補足します。

土地の形:変形地で追加費用がかかるかも

土地の形に注意

旗のような形をした旗竿地や三角形などの変形地だと、それに合わせて建物の凹凸が増えます。オプションで工事費用として金額が増えてしまうメーカーもあります。

道路の幅:4mない場合は自分の敷地も道路になる?

道路の幅

家の前の道路は4mないといけない決まりになっています。

仮に3mしかない場合、道路の中心に線を引いてそこから2m自分の敷地も道路にしなければならなりません
これをセットバックというのですが、自分の土地が減ってしまうのは損ですよね。

道路を挟んで向かい側が河川や道路であった場合は、道路の向こう側から測って4mになるように、自分の敷地を道路にしなくてはなりません。
思わぬ落とし穴となりますので注意しましょう!

道路の方角・日当たり:玄関はどちらに置くか?

北玄関・南玄関

「南玄関か北玄関か?」という話は聞いたことがあるでしょうか?

太陽は東から上り西に沈むため、南に大きな窓をとると部屋が明るくなります。そうした場合、玄関・リビング・バルコニーは南を向くことになり、南玄関の家となります。

南玄関が人気ですが、北玄関も庭や居住空間を日当たりのいい場所に作ると、道路の反対側になるためプライバシーを守れる、というメリットがあります。

いつ、どこに日が当たってほしいのかを考えて道路の方角を決めましょう。

近隣の住民:新しい住宅地か昔からの住宅地かでも変わる

近所付き合いも土地選びの大切な判断基準です。

古い住宅地ですと、どんな人が住んでいるか、実際に土地を訪れたり、ハウスメーカーの人に聞いてみたりするとなんとなくわかります。年齢層にバラつきもあるため、あまり深く関わらないことも多いです。

新しい住宅地は新築が多いので、30〜40代の若い世帯が多いです。子どもの年齢も近いこともあり、親しくなれるのはいい点ですね。しかし、ママ友問題で揉めることもあるので注意は必要です。

高圧電線:土地代は安くなるが万が一の時は危険も

電気を届ける高圧電線の下は、「万が一大雨や台風で切れてしまった時に危険」「放電の際の「ブーン」という音が気になる人もいる」などの理由で土地代が安くなっています。
気にならない方には土地を安く手に入れられるメリットですが、不安を覚える方は避けた方がよいかもしれません。

(2)希望を洗い出す

チェックリストを確認したら、それぞれの項目で詳細な希望を洗い出していきましょう。以下のシートに記入していくと、希望を整理しやすいです。
ぜひご夫婦ですり合わせをしながら、保存して記入してみてくださいね!
書き込み用条件リスト

(3)条件に優先順位をつける

次に土地に求める条件に優先順位をつけましょう。

譲れない条件トップ5を出して、その条件を満たす土地を優先的に探しましょう。トップ5以外は賢く妥協しながら探すのが、100点の土地を求めて長引いてしまう時の対処法です。

 【よくある参考例】

  1. 予算
  2. 広さ
  3. 駐車可能台数
  4. 利便性
  5. プライバシー

「優先順位がなかなかつけられない」「夫婦でどうしても噛み合わない…」という場合は、家づくりの経験豊富なプロの話を聞くことで、考えが整理できる場合があります。

オンラインでプロに土地探しの相談をしてみる

2.賢く条件を見直す

「優先順位はついているはずなのに、なかなか希望の土地に出会えない…」
そんな場合は土地に求める条件を見直す必要があるかもしれません。

考え方を変えればもう少し条件を緩められたり、イマイチだと思っていた土地がいい土地になったりする可能性もあります。特に以下のポイントで見直してみましょう。

▼気になる項目を開いてみてください!
 

エリア:無理に駅近を目指していないか?

「年に何回駅を使うか?」

駅近を条件にしている人はこれを考えてみてください。毎日出勤で使うという人はもちろん条件に入れても問題ないです。

しかし、駅近の土地から徒歩15分離れるだけで1000万円も違うケースもあるんです。1000万円あれば、建てられる家の性能やデザインなどが随分変わりますよね。そうなると「15分ぐらいなら頑張って歩く!」「自転車使えば問題ない!」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

駅は音や振動が多いといったデメリットもあるため、交通手段が確保できるのであれば離れてしまうのもよいでしょう。

広さ(坪数):必要な広さの見直し&間取りの工夫を

みなさんは欲しい広さや坪数はどうやって決めましたか?

「土地は60坪欲しい!」という人に「なぜ60坪欲しいんですか?」と聞くと、「なんとなく広い方がよくて…」という方は意外と多いんです。

必要な広さを見直すと候補地も広がり、価格も抑えられます。平均的な広さの目安を見ながら考えてみましょう。

一般的な家の広さの目安は35坪〜40坪

国土交通省が取りまとめた「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」では、世帯人数ごとに戸建て住宅で目標にしたい面積が発表されています。(2以上の世帯=25㎡×世帯人数+25㎡)

家族構成 家の広さの目安
2人家族 75㎡(約22坪)
3人家族 100㎡(約30坪)
4人家族 125㎡(約38坪)

全国的に3人家族、4人家族が多いため、家の広さは30坪〜40坪程度になることが多いです。

40坪の家は土地の広さでどう変わる?

それでは、40坪の家で暮らす時、土地の広さはどのくらいがよいのでしょうか?庭や駐車場も考えると、広さがいまいち掴めず、とりあえず広めに希望を持っておこうと考えている方もいるかもしれません。

1階部分が20坪の家(総二階で延床面積が40坪の家)を、40坪・50坪・60坪の家に建てたとします。この場合、庭の広さや駐車場の広さは下の図のようになります。

40坪の土地と庭

40坪の土地では車を2台置くと、十分なサイズの庭を作るのは難しいです。しかし、50坪以上になると、余裕をもって庭のスペースを確保できるようになっていきます!

【復習】延床面積、建ぺい率…土地の基礎用語

家の大きさ(居住面積=延べ床面積)は建ぺい率と容積率で決まります。

土地探しをしている方ならご存じだとは思いますが、復習しておきましょう!

  • 敷地面積:土地そのものの大きさ
  • 建築面積:建物を真上から見たときの面積
  • 延べ床面積(居住面積):各階の床面積の合計(2階建てなら1階の床面積+2階の床面積)
  • 建ぺい率:敷地面積に対する、建築面積の割合
    建ぺい率(%)=(建築面積÷敷地面積)×100
  • 容積率:敷地面積に対する、延べ床面積の割合
    容積率(%)=(延べ床面積÷敷地面積)× 100

一般的な居住用の土地は建ぺい率は40〜60%、容積率は100〜200%になることが多いです。

例えば、敷地面積が50坪、建ぺい率が50%、容積率が100の土地があったとします。この場合建てられるのは、上の式に当てはめて考えると、建築面積=25坪、延べ床面積=50となります。

面積を抑えても快適に暮らすポイント

「場所や他の条件は気に入ってるけど、土地の大きさが気になる…」

そんな時は、家を当初の想定よりコンパクトに作ってしまうのも手です。
面積を抑えたお家でも快適に暮らすには、以下のような間取りのポイントがあります。

  • 廊下や通路を極力減らす
  • 階段下などのデットスペースを収納に活用する
  • 白を基調として明るく開放感のある部屋にする

また、コンパクトなお家にはその分メリットもあります。

  • 価格が抑えられ、固定資産税も安くなる
  • 家事や掃除がしやすくなる
  • 立地を優先できると生活の利便性が高まる

立地や価格を優先したい方は、希望の広さの見直しも検討してみてください。

土地の形:旗竿地も次の場合なら買っていい

土地の形は長方形か正方形が好ましく、変わった形の土地はなるべく避けるのがベターです。土地探し中の皆さんももちろんご存じで、変形地はすぐに候補から外してきた、という方も多いと思います。

しかし、変形地の中でも条件を満たせば魅力的な土地はあるんです。
それが旗竿地(はたざおち)」です

旗竿地

道路に面している部分が細く、奥の土地が広い形をしている土地で、旗のような形をしています。「敷地延長」略して「敷延(しきえん)」とも呼ばれます。

このような土地は、「建物に使える面積が少ない」という印象があるかもしれません。しかし次のように実はメリットも多いんです!

  • 奥まっているためプライバシーが守られる
  • 細い部分は駐車場として活用できる
  • 一般的な整形地(長方形の土地)より価格が安い
  • 子どもがすぐに玄関から飛び出してしまう心配が減る

もちろん注意点はいくつかあり、次の条件を満たしていれば「買ってもいい」と言えるでしょう。

  • 接道面が2mある(2mないと家が建てられません!)
  • ストレスなく車が出入りできる(最低でも車体幅+70cmは必要。2.5m程度)
  • 自転車も合わせて必要分の駐車スペースがある
  • 建築費を確認し、予算内に収まることが確認できている
  • 水道管・電線が問題なく通っている
  • 日当たり・風通しの問題は設計で解決できる

このような土地を見つけたら候補に入れても良いと思います!

日当たり(玄関の向き):それぞれのメリットを確認

南玄関・北玄関

先ほど「条件リスト」のブロックでも紹介しましたが、玄関の向きを見直してみるのもオススメです。「絶対南玄関!」と考えていても、メリット・デメリットを考慮するとそこまでこだわる必要がない場合も。実際の生活や求める外観をイメージして、玄関の向きを再確認してみましょう。

メリット デメリット
南玄関
  • 日差しが入りやすい
  • 部屋が明るくなる
  • 正面に庭やバルコニーをとるためかっこいい外観になる
  • 道路側にリビングや庭を設けるのでプライバシーが気になる
  • 人気のため価格が高い
北玄関
  • リビングやバルコニー・庭のプライバシーを守れる
  • 南玄関よりお得に購入できる
  • 玄関が北側にくるのでLDKを日当たりのよい南側に配置しやすい
  • 三方向を建物に囲まれると日当たりが悪くなる
  • 風水的に気になる人もいる

こうして見ると、北玄関にもメリットがたくさんあります。家の外観・プライバシー・価格など、何を一番重視したいのか、ご自身の希望と照らし合わせながら考えてみてくださいね。

【注意】予想外にお金がかかる落とし穴

予想外の出費

注意として購入前に確認しておかなければ予想外の出費になってしまうポイントもご紹介します。せっかく条件を見直して価格を抑えても、予期せぬ場所で費用がかかってしまうと悔しいですよね。大きく3点ご紹介します。

地盤:地盤改良工事

土地が柔らかい場合「地盤改良工事」といって家が沈まないように補強する工事が必要です。作業内容にもよりますが、50万円〜300万円ほどかかる場合もあります。

土地購入前の調査はできないため、なるべく改良のない土地を探すようにしましょう。

  • 「沼」や「池」などの水分の多い地名を避ける
  • ハウスメーカーや土地屋さんに近い場所の地盤調査結果がないか聞いてみる
  • ハザードマップで海や川が近くないか調査する 

地中埋設物:水道管はあるか?ゴミは埋まっていないか?

地中埋設物とは、土の中に埋まっているものを指します。気をつけるべきは、水道管とゴミです。

  • 水道管:引き込まれているか?引き込みに300万円ほどかかったケースも。
  • ゴミ:見つかったら誰が処分するのか?空き瓶やコンクリートブロックなどが出てきて、処分に20万円かかったケースも。誰が処分するのか契約書を要確認。

土留(どどめ):土留は古くなっていないか?

宅地(今から家が立つ予定の土地)と隣の土地に高低差がある場合、土が溢れていかないように抑えるのが土留です。これが古くなっていて危険だと判断されるとやり直しが必要です。

また、玉石(たまいし)といってただ石を積んでいるものだと、原則建築不可になります。これをやり直すとかなり費用がかかり、玉石のやり直し工事に800万円かかった例もあります。

「あの土留は大丈夫か設計士に確認してください」とメーカーの営業の方にお願いすると安心です。

3.ハウスメーカーと土地探しをする

土地探しを進めるにはハウスメーカーに頼るのも手です。
「まずは土地がないと家が建たない」と考えて、ハウスメーカーを考える前に土地を探す方もいますが、それはもったいないです。

その理由は大きく分けて5つです。

  1. 希望の建物にあった土地を探せる
  2. ハウスメーカーしか持ってない土地、分譲地などがある場合も
  3. 全体の予算を見ながら土地を探せる
  4. 家づくり関連の窓口を一本化できる
  5. 土地を予約しておけるのは2週間

1)希望の建物にあった土地を探せる

ハウスメーカー営業マンに土地について相談する主婦

ハウスメーカーを2〜3社に絞った段階で、大まかな間取りを考えてみましょう。

家の大きさ、玄関の向き、駐車場の台数、庭の用途などを考えておくとそれが入る土地を探す」という考え方ができます。

この方法で進めることによって、購入してから「思った間取りができなかった」という後悔をせずに済みます。

2)ハウスメーカーしか持っていない土地も候補にできる

ハウスメーカーの中には、自社で持っている分譲地を販売しているメーカーもあります。また、地元の不動産や系列の不動産会社から新着の情報を仕入れており、ネットには公開されていない土地情報を知っているメーカーもあります。

ココがポイント!

こうした情報を教えてもらうには「コツ」があります。

それは「本気度を見せること」です!

「土地を見つけてくれたら家を買います!」と言い切ることで、ハウスメーカー側も本気になって土地探しをしたり、とっておきの土地を紹介してくれたりします。そこまで言っても問題がないくらいのハウスメーカーを探しておくといいですね。

3)全体の予算を見ながら土地を探せる

ハウスメーカーが決まっていると「総予算ー建物代=土地代」という総予算を見た考え方ができるため、「理想の土地を買ったら、建物に全然お金をかけられなくなってしまった」という失敗を防げます。

土地に何か追加費用がないか、契約書に気に掛かる点はないか、ハウスメーカーの担当さんにチェックしてもらうのもオススメです。これにより、予算オーバーの懸念を減らせます。

4)家づくり関連の窓口を一本化できる

「土地は不動産会社に、建物はハウスメーカーに」と別々にお願いするよりも、ハウスメーカーに土地探しもお願いすることで、不動産会社とハウスメーカーを行き来する手間を省けます。

また、ハウスメーカーで大まかな間取りを決めつつ土地を探すことで、住宅ローンもまとめて一度に申し込むことができます。土地代と建物代をまとめて申し込むことで、別々に組んだ場合よりも手数料など諸費用が抑えられるため、費用面でもオススメです。

5)土地を予約しておけるのは2週間

最後にここが重要です!

土地を購入するときは、他の人に取られないように予約ができますが、約2週間程度しか抑えられません。総予算やどんな建物になるかも想像できないまま、土地を買ってしまうのはリスキーですよね。

そうなった場合、2週間でハウスメーカーを決定し、建物の価格を含めた総額をほぼ確定させて…という工程が必要になるのですが、2週間で決めるのはかなり厳しいです。

そのため、同時進行で、もしくは土地よりも先にハウスメーカーを決めてしまうのをオススメします。

土地探し・ハウスメーカー探しに悩んだらプロに相談を

土地探しが長引いている場合、一度家づくりのプロに状況を相談してみるのも手です。よくオンライン相談会で質問いただくのが次のような項目。

このあたりは、土地探しを真剣に続けるほど「本当に適切なのか?」という視点を忘れがちになります。土地探しに難航している場合は、プロに相談して整理してもらうのがオススメです。

また、土地探しの前に「ハウスメーカーがなかなか選べない…」という場合にもぜひお気軽にご相談ください。

あなたの希望を丁寧にヒアリングして、マッチ度の高いハウスメーカーを教えてくれます。

オンライン相談について詳しく見てみる

まとめ

この記事では、土地探しに疲れてしまった時の改善策として、大きく3つご紹介しました。

  1. 土地の条件の優先順位をつける
  2. 条件を賢く見直す
  3. ハウスメーカーと土地探しをする

また、「60点の土地でも買っていい」という大事な心構えもぜひ覚えておいてくださいね。

それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

この記事を読んでくださったあなたが、素敵な土地に出会い、楽しいマイホーム生活をお送りできることを祈っています!

担当者コメント

たてまる
家づくり専門アドバイザー
たてまる

家づくりにおいて土地探しは非常に大切で、「家の7割を決める」と言われています。その反面で「60点の土地でも買っていい」と言われるほど、理想の土地に出会うのが難しいのも現実です。

まずは今回の記事でご紹介したチェックリスト使って、夫婦で希望の条件をすり合わせてください。ここが決まらないまま土地探しをしていて、奥さんは気に入っているけど、旦那さんはイマイチ…ということもよくあります。

また、土地探しを行なっていてハウスメーカーを決めていないという人は、一度ハウスメーカー選びに本腰を入れるのもオススメです。建物の大枠が決まっていたほうが土地のサイズや向き・価格なども決定しやすいですし、メーカーにもよりますが土地探しを行なってくれるところもあります。

「どのメーカーにするか決断できない」「土地がなかなか決まらず、求める条件がこれでいいのか不安…」そんな時はおうちキャンバスのオンライン相談をぜひご利用ください。あなたの希望をお伺いして、ぴったりのメーカーや土地探しの進め方のアドバイスをしています!

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