家を買うタイミングは本当に今なのか? 家を建てる費用・住宅購入のベストな時期を真剣考察
結論からお伝えすると、「自分の収入・ライフイベント・住みたい土地や建てたいハウスメーカーとの直感的な出会い」を総合的に加味して、「今が買い時」だと思ったら、あなたが家を買うベストなタイミングは今です。
なぜなら、家の購入にあたって金融機関の住宅ローンを組む場合「早めにローンを組んだほうが借り入れがしやすく、返済面でも確実に有利」だからです。
しかし多くの人は、建築資金(=お金)の問題に直面し、具体的な行動に移す前にマイホームを躊躇・断念してしまいます。
長い人生では、住宅購入の他にも、ライフイベントに応じた様々な出費が必要になりますからね。
たとえば出産、教育費、車の買い替え、介護費用、自分や家族の老後資金などです。
超低金利時代でもある現代において、一生に一度の家の購入について真剣に考えるほど、「本当に今が1番ベストなタイミングなのか?」と不安に駆られるのは当然です。
しかも戸建住宅の建築費用は「人生で1番高い買い物」と言われるほどですから、尚のことでしょう。
そこでこの記事では、いま住宅購入を検討しているあなたが、自分にとってベストな家づくりのタイミングがいつなのか判断できるよう、適切な住宅購入時期について解説します。
具体的には、実際のデータを元に、次の内容をお伝えします。
- 実際に家を建てた人の当時の年齢
- 家を建てた人のきっかけ、当時の心境
- マイホーム購入の課題と建てたあとの家計
- 子育て世帯・転勤族・独身が家を買う最適なタイミング
記事の最後に「賃貸と持ち家ではどちらが得なのか」について当サイトの見解をお伝えするので、ぜひ読んでみてくださいね。それではまいります。
家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
データとライフイベントから見る「家を買うタイミング」
実際に家を建てた人の年齢・きっかけ・懸念事項について、国土交通省の統計と当サイトで実施したWebアンケートの結果を元に解説します。
- 家を買う年齢
- 家を買うきっかけ
- 家を買うにあたっての課題
1. 【年齢】戸建購入のタイミングは「30〜40代」がもっとも多い
国土交通省の調査(令和4年)によると、人がマイホームを購入する平均的な年齢は、注文住宅と分譲住宅では「30代」がもっとも多く、中古住宅や建て替えでは「40代」がもっとも多い結果となりました。
多くの人が「若いうちに家を建てよう」と決意する理由
30代で家の購入を検討する人が多いという事実に対して、「ちょっと早すぎるのでは」「まだ貯金も少ないのに」と驚く人もいるかと思います。
しかし数年〜数十年待って、しっかりとお金を貯めてから家を買うよりも、若いうちにローンを組んで住宅を購入したほうがメリットが大きいことをご存知ですか?その理由を4つ解説します。
(1)住宅ローンを長く組めるから月々の返済額が少なくて済む
人気の高い「35年間」の住宅ローンは、長期の借り入れがしやすい側面があります。
長く借りることで、月々の返済額を低く設定できることは大きなメリットです。
中には、賃貸の家賃とほぼ変わらない月の支払額で、戸建住宅に住む人もいるほどです。
たてまる
自由に使えるお金が増えることで、グルメやレジャー、旅行など、自由に使えるお金が増えて、余裕のある暮らしを実現できます!
(2)ローン返済が早く終わるから将来の楽しみが増える
返済を早めに終わらせることで、老後の資金に余裕が生まれます。
たとえば還暦前に住宅ローンを完済した場合、一般的な会社員の方は定年退職を迎える前にローンの支払いを終えることになります。
手元の資産を老後の趣味に充てるもよし、孫と遊びに行くもよし。家のリフォームや買い替えもしやすくなります!
(3)子どもが小さく出費が少ないうちにローン返済を頑張れる
一般的に、子どもが小さいうちのほうが教育費が少なく、住宅ローンの返済に集中できるというメリットがあります。
早めに返済すればその分利息も少なくて済みますし、子どもの習い事や部活、大学進学のときに貯金に余裕ができているはずです。
(4)少しでも若いほうが住宅ローン審査に通りやすい(例外あり)
地方銀行など人気の高い金融機関の住宅ローンの事前審査では、さまざまな基準のもと、厳しく審査されます。
とくに注目すべき項目は次の4点です。
- 80歳未満で完済できるか
- 健康状態(団体信用生命保険に加入できるか)
- 個人信用情報(クレジットカードの保有枚数、過去に返済漏れがあるかなど)
- 年収、勤続年数
審査の結果、些細な理由で落ちてしまうことも多いです。
もちろん上記とは違い、審査項目が比較的少ない(借り入れしやすい)金融機関も存在しますので、安心してくださいね!
自分にあった住宅ローンと予算のめやすについて知りたい方は、当サイトの「家づくりオンライン相談(無料)」をご活用ください。
家づくりの知識が豊富な専門アドバイザーが、約50分のヒアリングを通してご状況を伺い、最適な家づくりの進め方についてお伝えします。
2. 【きっかけ】家の購入を検討するタイミングは人によってさまざま
過去に当サイトのアンケート調査で、実際に注文住宅を建てた人に「注文住宅を購入しようと思ったきっかけ(タイミング)」について質問したところ、次の3つの回答が多く寄せられました。
- 家を好きなように設計したかったから
- 子どもが生まれたから
- よい土地が見つかった
ほかにも、家賃がもったいない、マイホームを持つのが夢だった、庭がほしかったなど、さまざまな声が寄せられました。
- マンション・アパートの家賃がもったいない
- マイホームをもつのが夢だった
- 建売では不満
- もっと快適な住居で生活したい
- 子どもの入園・入学をきっかけに
- 賃貸が手狭になった
- お金に余裕ができた
- 庭が欲しかった
家づくりご検討中の方にお話を伺うと、出産や子どもの入園・入学、夫・妻の転勤など、「家族のライフイベントのに合わせて家を建てようと思った」というコメントをたくさんいただきす。
私も過去に自分の家を建てたのですが、 自分や家族のライフプランを真剣に考えた結果「やっぱり家が必要だ」と決断したので、お気持ちがよくわかります!
戸建の購入を決めたタイミングと当時の心境
上のWebアンケート調査で、さらにくわしく状況を質問した結果、次のようなコメントをいただきました。
子供の小学校入学が迫ってきていたので、入りたい小学校の校区内でなんとか土地を探して建てておきたいなと思いました。子供に転校はさせたくなかったという思いがありました。
子供ができてアパートでは手狭になったことと、アパートの家賃を払い続けるならマイホームを建てて早めにローン返済をしたいと思ったからです。
両親から土地の贈与があったので、予算的にも注文住宅で好きな間取り、設備にしたいという理想があったことが理由です。
家族全員の希望を考慮して、限りなく理想に近い間取り・外観の家を手に入れたいと思ったからです。
■対象期間:2022年02月17日〜2022年03月03日
■募集形式:インターネット調査
■調査対象:過去20年以内にハウスメーカーで注文住宅を建てた男女
「暮らしの質を上げたい」「家族の生活環境の変化」そして「お金に余裕ができた」など、さまざまな理由があることがわかりますね。 あなたはどのようなきっかけでマイホーム購入を考え始めましたか?
3. 【課題】マイホーム購入、最大の壁は「お金」
国土交通省の調査(平成30年)によると、過去にマイホームを検討した世帯の約半分が、家づくりにおける「資金・収入等の不足(=お金)」に課題を感じていたことがわかりました。
次点で「希望エリアに物件がない」「予算にマッチした気に入る家がない」といった課題が見られました。
この2つの課題は、とくに子どもが0〜12歳の世帯で多く見られ、全世帯平均を上回る結果となりました。
建てたあとの家計は?「ぜいたくはできないが、何とかやっていける」が過半数
国土交通省の調査(平成30年)では、実際に家を建てた人に住宅ローンの返済による家計の変化について調査した結果、「ぜいたくはできないが、何とかやっていける」が56.2%ともっとも多い結果となりました。
次点で「ぜいたくを多少がまんしている」が25.2%、「家計にあまり影響がない」が12.4%。
一方で「生活必需品を切りつめるほど苦しい」は5.6%と、もっとも少ない結果となりました。
ご予算とローンの返済期間、金利を事前に調べ、しっかりと計画を立てることで、住宅を購入するにあたってどうしても避けられないお金に対する不安をある程度解消することができます。
生活が苦しくならないローン返済額は「家計費の約30%」
住宅購入の予算は、現在の家計費を元に「毎月のローン支払いがいくらだと生活が苦しくないか」を考えて決定しましょう。
毎月の家計費のうち、約30%を「住居費(家賃や住宅ローンの支払い)」に充てるのが一般的です。
次の3つの家計費のうち、住居費は「1. 絶対に必要な生活費」に含まれます。
- 絶対に必要な生活費(水道光熱費・通信費・生活用品費・交通費・保険料など)
- 娯楽費(交際費・習い事代・外食費・被服費・レジャー費など)
- 将来のための貯蓄(貯金・教育資金の積み立て・予備の費用など)
家計費の中でも、とくに「1. 絶対に必要な生活費」を少なくすることで、生活に余裕が生まれます。 現在の家計費をベースに、月々いくらぐらいの住居費に抑えれば生活に余裕が生まれるかを考えてみてくださいね。
生活が苦しくならない予算設定を含む家づくりの流れについてくわしく相談したい方は、おうちキャンバスの【無料】オンライン相談をご活用ください。
約50分のヒアリングを通して、住宅購入のベストな予算感と、無理なく返済できる住宅ローン、価格帯がマッチするハウスメーカーなどを総合的にお伝えします。
家づくりの知識が豊富な専門アドバイザーが、あなたの世帯収入とライフスタイルを元に口頭で診断するので、失敗がありません。
資金計画で悩んだらまずやること
「家づくりの予算をいくらにするか悩んでいるいる」という方へ。まずは住宅の知識が豊富な専門アドバイザーに相談してみませんか?
家づくりの相場や、月々の返済シュミレーションを、客観的な第三者の立場からお伝えします。
ハウスメーカーの営業マンには直接聞きづらい割引や値引き交渉についても相談できます。ご希望の方には、信頼できる営業担当の紹介も可能です。家づくりの課題感がクリアになります。
▼ こんな人におすすめ ▼
・営業マンとの対面が苦手な方
・ハウスメーカー選びで迷っている方
・予算を客観的に比較したい方
引っ越し時期から逆算してマイホーム購入の計画を建てよう
家を買うタイミングのイメージができたら、あなたが「新居に引っ越したい時期」から逆算して、具体的なマイホーム購入の計画を立てましょう。
というのも、住宅の引き渡しをする日が住宅ローンの実行日になるからです。
今住んでいる家の売却や引っ越しに新居が決まらない、もしくは家を購入したものの引き渡しが間に合わないというときには、まだ住んでいないにもかかわらず、新居の住宅ローンの支払いが発生します。
さらに別の賃貸に間借りする「仮住まい」と、それに伴う引越し費用が余分に必要になります。
新居に引っ越す時期をあらかじめ決めておくことで、引っ越し期間に発生しがちな余分な出費を抑えることができますよ!
注文住宅は「1年以上前」から検討を始める
一般的に、注文住宅を建てようと検討を始めてから引き渡しまでの期間は「約1年」と言われています(※ 契約するハウスメーカー、建物の大きさや仕様によって前後します)。
土地から検討する場合は、さらに余裕をもって「1年以上前」にはマイホーム計画をスタートさせましょう。
契約〜引き渡しまでの期間には建築会社によって幅がある
1点注意してほしいのですが、建築会社(ハウスメーカー)と契約してから建物が完成するまでにかかる期間は、会社の方針とエリアによって大きく異なります。
たとえば同じ30坪2階建て住宅でも、A社は「約6か月」とスピーディーなのに対し、じっくりとデザインの打ち合わせを進めるB社は「約10か月」と幅があるのです。
工期の長さは、建築会社の方針だけでなく、その土地の大工さんの人数によっても細かく変わるようです。
気になる建築会社を見つけたら、必ず工期を確認してくださいね!
大手ハウスメーカーを検討中で、自分に合ったハウスメーカーが知りたい方は、当サイトの「住宅メーカー診断(無料)」を活用してくださいね。
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分譲住宅・建売住宅は「3か月前」から検討を始める
すでに建物が完成している分譲住宅や建売住宅の場合も、入居希望月の最低3か月前には物件の見学を済ませるべきです。
住宅の購入は、新居への引っ越し時期をから逆算して計画を建てましょう。
【注意】家を建てるベストなタイミングは人によって異なる
ここまで、さまざまなデータを元に家を建てる時期について解説してきましたが、やはり住宅購入のベストなタイミングは人によって違います。
結婚や出産、子どもの進学や独立など、生活環境の変化による支出額は、家族構成やお住まいのエリア、学校選びによってまったく異なります。
土地の有無や契約する建築会社によって、スケジュールの立て方もバラバラです。そのため、あなたに合った家づくりの進め方を、信頼できる第三者に相談することが大切です。
最適なタイミングで家を建てる方法:後悔しないために
あなたが後悔することなく、最適なタイミングで家を建てるために、もっとも重要なのが建築会社(ハウスメーカー)選びです。
あなたの予算と価値観に合う建築会社・ハウスメーカーと契約し、そこで住宅を購入すれば、予算オーバーすることもなく、おおむねスケジュール通りに引き渡しを終えられます。
実際に暮らし始めてから、「想像と違った…」とギャップを感じることもほとんど無いでしょう。
人生1度きりのマイホーム購入で後悔しないために、絶対に押さえていただきたいポイントが2つあります。
1. 第三者の意見を参考にする
建築会社・ハウスメーカーを選ぶにあたって、「どの会社も魅力的に思えて迷ってしまう」という人が多いです。
さらに展示場や物件見学に足を運ぶと、その場にいる営業マンが自社の魅力をこれでもかと宣伝し、ときには他の会社の悪口を言ってきます。
その結果、「契約する会社を選ぶために見学に行ったのに、何を信じればいいのかわからなくなった」と迷走してしまうことも。
営業マンは基本的に、自社のよいところしか言いません。
そのため、あなたと営業マンの間で話を完結させるのではなく、第三者の話を聞くことが大切になります。
その一環としてご活用いただきたいのが、おうちキャンバスのオンライン相談です。
当サイトのオンライン相談では、日本の大手ハウスメーカーにくわしい住宅アドバイザーが、各建築会社の理念や特徴、ご予算に合う住宅購入の流れについて、くわしく解説します。
時間は約50分、費用は無料です。
お手持ちのスマホから、ご家族・お子様とご一緒にご参加いただけます。 詳細は下記のボタンからご確認くださいね。
2. 家づくりを親身に支えてくれる営業担当がいる会社を選ぶ
家づくりを成功させるカギは、顧客目線で親身に寄り添う、優秀な営業担当と出会うことです。
営業担当は、あなたの家づくりを支える心強い味方。
もしも優秀な営業担当に出会えなかった場合、「電話・メールの返信が遅い(社会人として疑問を持つ対応)」「こちらの質問に答えてもらえない」「前回の打ち合わせで言っていたことが無かったことになっている」などのトラブルが発生します。
一方で、優秀な営業担当は出会えた場合、営業担当はあなたの希望を叶えるために、土地探しや住宅ローン選び、間取り設計、施工を担当する大工さんへの気配り、その後のアフターフォローも含めて、寝る間も惜しんで尽力してくれるでしょう。
とはいえ、親身な営業担当と運命的な出会いをすることは、なかなか難しいものです。
そこでおうちキャンバスのオンライン相談では、ご希望の方に限り、各建築会社・ハウスメーカーの優秀な営業担当の紹介を行っています。 ご希望の方は、事前アンケート、もしくはヒアリングの途中で「営業担当を紹介してほしい」とお申し付けくださいね。
「やっぱり予算が心配」子育て世帯が家を買うタイミング
子育て世帯の方は、出産や子どもの入園・入学にあわせて住宅の購入を検討することが多いです。
つまり、子育てにともなうさまざまなライフイベントと、金利や減税制度、補助金の支給などの予定を考慮し、最適なスケジュールを組む必要が出てきます。
お金と時間に余裕をもち、自分にとっても子どもにとっても、最適なタイミングで家を建てたいものですよね。
そこでこの章では、子育てにともなうさまざまなライフイベントと、各段階で必要になる費用のめやす、最適な家を建てるタイミングの考え方について、順番に解説します。
- 家を買うタイミングが「子どもの出産前後」の場合
- 家を買うタイミングが「子どもが幼稚園〜大学入学」の場合
- 結論
1. 子どもの出産前後に家を買うの場合、2つの状況のメリットを比較してタイミングを決める
上の章でもご紹介したとおり、出産前後のタイミングで家の購入を検討する世帯は非常に多いです。
理由として、「妊娠・出産前」「出産後」それぞれのタイミングで家を購入するメリットを比較して、家を買う最適なタイミングを決定しましょう。
妊娠・出産前のタイミングで家を建てるメリット
- 小さな子どもの世話をしながら引っ越し手続きや荷造りをしなくて済む
- 一般的に、子どもの成長とともに教育費が高くなるため、住宅購入の支出は早いほうが負担が少なくて済む
- 金利、住宅ローン減税、助成金を視野に入れると、早く家を建てたほうが得
出産後のタイミングで家を建てるメリット
- 保育園や幼稚園に入る前に引っ越したほうが、地域参加がスムーズ
- 親や地域のコミュニティに子どもの面倒をみてもらいやすい
- 子どもが歩けるようになってからの足音を気にせずに済む
- 地域の知り合いや、子どもの友だちをつくりやすい
それぞれのメリットを比較し、自分の状況と予算を照らし合わせたうえで、ベストなタイミングを決定しましょう。
出産の前後で発生する費用ともらえるお金について知りたい方は、次の見出しをタップしてください。
妊娠から出産までにかかる費用は「約60〜75万円」
妊娠から出産までにかかる費用を知り、上で紹介した「家計費」のうち「住居費」を算出できるか割り出してみましょう。
費用の目安 | |
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妊婦健診費用 | 約5〜10万円 |
入院・分娩費用 | 約40〜50万円 |
マタニティ・ベビー用品費用 | 約15万円 |
出産前後にもらえるお金一覧
出産前後では、赤ちゃん1人につき受け取れる「出産育児一時金」や、出産のために勤め先を休業する際に受け取れる「出産手当」を利用できます。
- 妊婦健診費用(14回分)
- 出産・子育て応援交付金(最大10万円)
- 出産育児一時金(最大50万円)
- 出産手当金
- 育児休業給付金
- 医療費控除(通院の交通費も含む)
- 傷病手当金(つわり等で会社を休んだ)
- 児童手当(中学卒業まで)
※2023年11月1日時点の情報です
2. 家を買うタイミングが「子供が幼稚園〜大学入学」の場合、教育費をベースに最適なタイミングを決める
一般的に、子どもが小さいうちのほうが、教育費が少なくて済みます。
そのため、 子育て世代が住宅を購入するタイミングは、「子どもが小学校に入るまで」が1つの区切りと言われています。
ただし、子どもの教育費は親の教育方針によって大きく変わるため、「どの学校に入れて、どのような教育を受けさせたいか」をよく検討した上で、家を建てる最適なタイミングを決定しましょう。
子どもの進学とともに発生する費用と注意点を年代別にまとめました。
費用と注意点 | |
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幼稚園 (3年間) |
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小学校 (6年間) |
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中学校 (3年間) |
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高校 (3年間) |
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大学 (約4年間) |
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【結論】子育て世帯が家を買うタイミングは子どもの教育費をベースに考える
まとめると、子育て世帯が家を購入するベストなタイミングは、次の2つの観点を踏まえて決定しましょう。
- ライフプラン(子育てのどのタイミングで家があると生活しやすいか)
- 子供の教育方針(学費や習い事など、いつ頃どれぐらいの教育費が必要か)
家族のライフイベントと、予想される出費を年表にまとめ、家を購入する最適なタイミングを判断してください。
「家を買うタイミングについて、第三者に客観的な意見を聞きたい」という方は、おうちキャンバスの【無料】オンライン相談をご活用くださいね。
住宅メーカー選びで迷ったらまずやること
「どのハウスメーカーと契約すればいいかわからない…」と思ったら、住宅知識の豊富なアドバイザーに相談してみませんか。
あなたの希望をヒアリングし、複数のメーカーからピッタリの1社をお伝えします。
営業マンには直接聞きづらい予算感・メリット・デメリットも聞けるから、家づくりの課題感がクリアになります。
▼ こんな人におすすめ ▼
・営業マンとの対面が苦手な方
・条件に合うメーカーが見つからない方
・複数メーカーを客観的に比較したい方
タイミングの前に……賃貸と持ち家どちらがお得?
ここまで、家を買うタイミングの決め方を様々な角度からお伝えしてきましたが、「家を買う」ということは人生の中でも非常に大きなイベントです。
タイミングやお金を検討するなかで、「やっぱり賃貸のままでいようかな」と迷う方もいるでしょう。
実際にインターネット上では、「家は絶対買うな」「家を買う時代は終わった」「家を買ったあとの5年後10年後のを考えたら、今買う人が信じられない」という意見も見られます。
たしかに持ち家は、購入した瞬間から徐々に資産価値が下がっていくため、売却するときには、築年数に応じて価格も下がるという側面があります。
しかし「マイホームを持ちたい」「広い家で暮らしたい」という夢があるにもかかわらず、他人の意見に流されて諦めてしまうのは非常にもったいないことです。
そこで、賃貸と持ち家のどちらを選ぶか迷ったときにぜひ読んでほしい、3段階の比較検討ステップを紹介します。
- 賃貸住宅に35年住み続けた場合の家賃を計算する
- 持ち家を購入した場合の返済額を知る
- 賃貸と持ち家のメリット・デメリットを比較する
順番に解説します。
1. 賃貸住宅に35年済み続けた場合の家賃を計算する
まずは次の計算式をもとに、賃貸住宅に35年済み続けた場合の家賃を計算してみましょう。
※ 共益費・管理費・駐車料金、更新料・火災保険料・家財保険料・保証料等も計算に加えるとより正確です。
※ 上記の計算式は、一般的に多くの金融機関の住宅ローンで採用される最長「35年」の返済期間をベースに設定しています。
マンションやアパートに済み続けた場合の月々の家賃を元に、戸建てを購入した場合の毎月のローン支払いを考えれば、住居費ではどちらが得か比較できます。
2. 持ち家を購入した場合の返済額を知る
ちなみに持ち家の場合、建築総額は全国平均で3,000万円台となっています(出典:令和4年度住宅市場動向調査報告書|資金調達に関する事項より)。
3,000万円台の家を建てて35年の住宅ローンを組んだ場合、毎月の返済額は8万〜13万円程度になることが多いです。
もちろん、建築会社にはローコストからハイコストまでさまざまな価格帯があるため、月々のローン支払いを8万円以下に抑えることも可能です。
さらに家を建てる際の強い味方となる住宅ローン減税や贈与非課税、若い子育て世代への補助金、エコ住宅を建てた人に支給される補助金を利用すれば、さらに建築総額を安くすることができますよ。
これで賃貸と持ち家、費用面ではどちらが得かわかりましたね。
最後に、賃貸・持ち家それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
3. 賃貸と持ち家のメリット・デメリットを知る
賃貸・持ち家それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。
(1)賃貸のメリット
- (持ち家と比較して)気軽に引っ越しができる
- 建物の修繕・修理を自分でしなくて済む
- 固定資産税などの各種税金がかからない
- 収入に合わせて家賃の調整(引っ越し)がしやすい
- (持ち家と比較して)初期費用が安い
(2)賃貸のデメリット
- 間取りや内装、設備などを変更できない
- 毎月の家賃を払い続けなければならない
- 自分の資産にならない
- 部屋数が少なく、個人の空間やリモートワークスペースがない
- (建物によっては)収納が少なく、部屋がいつも散らかりがちになる
- 子どもの声や音、振動が気になる(上下階の住人に配慮が必要)
- 老後、賃貸住宅を借りにくい場合がある
- 歳をとっても毎月の家賃支払いが必要
- (建物によっては)日当たりが悪い、庭がない
(3)持ち家のメリット
- 自分の資産になる
- 改築やリフォームが自由にできる
- 住宅ローン完済後は月々の支払いがなくなる
- (注文住宅の場合)自分の暮らし方に合った間取りやデザインを実現できる
- 最新のテクノロジーやお風呂などの住宅設備を導入することで便利で快適な生活になる
- 賃貸と同程度の家賃(月々のローン支払い)で、広いスペースと高断熱な暮らしが手に入る
- (庭をつくれば)ガーデニングができる
- ペットの飼育ができる
- 将来子どもに遺すことができ、いざというときに人に貸したり売却できる
(4)持ち家のデメリット
- 住宅購入の費用負担が大きい
- 固定資産税や火災保険料が発生する
- 建物の修繕・修理費用が発生する
- 気軽に引っ越しができなくなる
この順番で考えることで、あなたが「賃貸に住み続けるべきか」「持ち家に済み続けるべきか」判断できます。
「マイホームには憧れるけれど、いくらでどのような家が建つのかわからない」という方は、当サイトのハウスメーカー診断(無料)をご活用ください。
「好きな外観デザイン」「パントリーは必須か」などのカンタンな質問に答えるだけで、ピッタリのハウスメーカーと予算感がわかります。
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転勤族が家を買うタイミングは「家族にとってベストと思われる時期」
転勤族の方も、一般的な世帯と同様に、家族のライフイベントや住宅ローンの返済を軸に、家を買うタイミングを検討しましょう。
具体的には、次のタイミングが狙い目です。
- 子どもの出産・入園・進学
- 住宅ローンの完済から逆算して適齢期となった頃
- 理想通りの土地や物件に出会えたとき
- 定年退職後
転勤族の方は、気に入った土地や物件が見つかっても「いつ次の転勤を命じられるかわからない」と躊躇し、なかなか住宅購入に踏み切れないかもしれません。
しかし、転勤と住居について深く悩むことはオススメしません。
マイホームに夢があるならば、家族にとってベストと思われるタイミングで、思い切って住宅購入に踏み切るべきです。
理由としては、たとえこの先転勤があったとしても、マイホームという拠点があれば、否応なくその拠点を軸にした生活が始まるものだからです。
また、今は仕事が第一だったとしても、死ぬまで会社員を続けるわけではありません。 定年後に、住宅ローン支払いを終えた持ち家があることは、あなたの資産や生活の安心にもつながりますよ。
家を購入したあとで転勤が決まった場合の対処法
家を購入したあとの転勤の可能性については、会社の上司に「なるべく自宅から通勤できる場所で働きたい」とあらかじめ相談したり、一時的な単身赴任を検討するなどして、その時々で対処可能です。
それ以外にも、転勤期間が何年間と決まっている場合には、「定期借家契約」といって、決まった期間だけ家を賃貸に出すこともできます。
転勤族の方で「家づくりの具体的な流れについて知りたい」という方は、おうちキャンバスの公式LINEを友だち追加して、「家づくりガイド(無料)」を受け取ってください。今だけ、ご登録いただいた方全員にプレゼントしています!
ほかにも公式LINEでは、家づくりの進め方や注意点を定期的にお届けしているので、スキマ時間で家づくりの情報収集をしたいときにご活用ください。
独身が家を買うタイミングは「将来の見通しがたったとき」
独身の方が家を買うタイミングは大きくわけて2つあります。
1つは結婚前に購入しておくパターン。もうひとつは独身でいることを見据えて購入するパターンです。
いずれにせよ、自分の人生設計がおおむね固まり、将来の見通しが立ったのでマイホームを購入するという方が多いです。
単身者が持ち家を購入するメリットは、大きくわけて2つあります。
- 今よりも住まいが広くなる
- 住宅ローンを完済したあとは出費が大きく減り、賃貸の家賃よりも安い維持費で住み続けられる
自分が将来、どんな空間でどんな生活をしたいかを想像しながら、具体的な資金計画を立てて行きましょう。
独身が家の購入を考えるタイミングは「30代後半から」が多い
単身者の場合、「家賃がもったいない」「老後の安心のため」などの理由で、貯蓄が増える30代後半から住宅購入を検討する人が多いです。
理由としては、35年ローンを組んで定年までに払い終える場合、30代のうちに家を購入しようと決断する人が多いためですね。
逆に40代や50代で家を購入する場合は、頭金を多めに用意してローンの借入額を減らすことで、返済期間を短くできます。
ローンの返済期間を10年短くすると、40代でローンを組んで家を購入した場合も、定年までに支払いを終えることが可能です!
「自分にとって最適な住宅ローンの組み方が知りたい」という方へ。
現在、おうちキャンバスの公式LINEを友だち追加していただいた方に、無理のない資金計画についての資料を無料でお渡ししています。こちらもあわせてご活用くださいね。
まとめ:きちんと資金計画を立て、夢のマイホームを購入しよう
この記事では、家を買うベストなタイミングについて解説しました。
とくに重要なポイントは、次の3点でしたね。
- 家を買うタイミングは「30〜40代」がもっとも多い
- マイホーム購入では「資金・収入等の不足」に課題を感じる人が多い
- 生活が苦しくならないローン返済額は「家計費の約30%」
家計と月々の住居費のバランスを考え、家族の状況を踏まえて資金計画を立てれば、生活が苦しくなることなく、自分らしい家を購入することができるはずです。
最後になりますが、家の購入では、不動産会社とのやり取りや物件の見学、住宅ローンの審査など、さまざまなイベントが待ち受けています。
いつも通りの仕事や生活をしながら、新居の準備を進めることはカンタンではありません。
「マイホームブルー」という言葉もあるほどですから、ときには疲れることもあるかもしれませんね。
ですが、あなたのこだわりが詰まった理想の家が完成し、新しい生活が始まれば、そのような苦労も吹き飛ぶはずです。
はじめての家づくりで絶対に失敗しないために
ところで、初めてマイホームを探したり、購入を検討する時というのは、どんな家が良い家なのか、建築会社ごとの費用感や、断熱・耐震に対する考え方はどうなのかといった情報をほとんど知りません。
当サイトでは、そのように家づくりを始めた方に向けて、効率的な進め方やハウスメーカー選びをお伝えする「家づくりオンライン相談」を実施しています。
予算の中でベストな家を建てるためのコツを事前に知りたい方は、ぜひご活用くださいね。
▶家づくりオンライン相談会をオススメする5つの理由
オンライン相談の中では、住宅ローンの利息を抑えることができて、建てたあとの光熱費が安くなる「省エネ住宅」「長期優良住宅」の建て方についてもお伝えします。お気軽にご相談ください!
それでは、あなたが自分らしい家を建てられるよう祈っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
担当者コメント
家の購入では、「様々な条件を考慮して”これだ!”と判断して購入に踏み切ったものの、あとから思いもよらないトラブルが発生した」ということがあります。
【無料】相談の流れ・サービス詳細たとえば「建ててから予定外の出費が発生し、返済計画が狂った」「引っ越しのタイミングが間に合わず、無駄にお金を払うことになった」などです。
このような後悔は絶対に避けたいですよね。
しかしあなたが家の購入について考え始め、「今が買い時だ」という直感が働いたのなら、本当に「今」があなたにとってベストな買い時であることは確かでしょう。
何を隠そう、私自身が過去にそのような経緯で家づくりを始めたのですから、間違いありません。
住宅購入で後悔しないためにも、当サイトのコラムや「家づくりオンライン相談(無料)」を活用して、着実な家づくり計画を立てていきましょう!私も応援しています。