1500万円の家の特徴は?費用を抑えて理想のマイホームを建てる方法

「予算1,500万円で夢のマイホームを実現したい」
「どのような家が建つのか知りたい」
予算1,500万円で理想のマイホームを実現するには、建てられる家の仕様や特徴、間取りを知り、予算をかける場所を工夫して、住みやすい家になるよう工夫することが大切です。
このことから、後悔なく最短距離で理想の家を建てるには、施主側の知識が必要不可欠となります。
この記事では、予算1,500万円で家を建てたい方に向けて、次の内容を解説します。
- 1,500万円の家の特徴・仕様
- 土地あり・土地なしそれぞれのケースで建物にかけられる金額
- 1,500万円の家を建てるのに必要な年収・固定資産税
- 後悔なく1,500万円の家を建てるポイント
- 1,500万円の家を建てられるハウスメーカー5選
すでに土地を持っているかいないかにより、建物にかけられる金額は変わります。この記事では、「土地あり・なしそれぞれのケースで建物にいくらかけられるのか」「固定資産税を抑える工夫」なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。それでは参ります。
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家づくり専門アドバイザー

大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。著書『図解でわかる! 理想の家づくり 超入門』発売

家づくりの予算設定「1,500万円」は平均よりも低い金額
令和5年度、土地代を除く注文住宅の住宅建築資金の全国平均は4,319万円(厚生労働省 住宅市場動向調査報告書より)。
家づくりの予算1,500万円は、全国平均よりも2,800万円ほど安い金額です。
家としての機能は確保しつつも、月々の返済が苦しくならないよう考えられた金額となります。
予算1,500万円で建てられる家の特徴・仕様
予算1,500万円で建てられる家は、次の3タイプが該当します。
- 中規模〜大手ハウスメーカーの低価格帯の注文住宅(アイダ設計、一建設などで実績あり)
- 大手ハウスメーカーの規格住宅・企画型住宅・セミオーダー住宅(一条工務店、AQ HAUS、パパまるハウス、アイダ設計などで実績あり)
- 地域密着型の地元工務店やパワービルダーの注文住宅やコンセプト住宅
この記事では、大手ハウスメーカーの注文住宅や規格住宅をメインに解説します。
1,500万円の家の外観・内装は「シンプルモダン」

1,500万円の家の外観や内装は、流行の「モダン」な印象かつ、無駄をそぎ落とした「シンプル」なデザインが一般的です。
コストを抑えつつも、機能性と住みやすさ、デザイン性を追求したつくりが特徴となります。
家の形は「総二階」と呼ばれる、1階と2階の形を揃えた箱型の住宅だけでなく、2つの箱を組み合わせたような形も見られます。
なお、総二階の家には、建材の使用量を最小限に抑えられ、構造がシンプルになるため耐震性も確保しやすいというメリットがあります。
屋根材はスレートやガルバリウム鋼板、外壁はサイディングが標準的な選択肢となります。
しかしデザインが味気ないというわけでなく、外壁のカラーは好きな色味1色を採用できたり、ハウスメーカーによってはツートンカラー(2色)も可能です。
壁には、採光とデザイン性に優れたFix小窓をあしらうことも多いです。

予算内でデザインに個性を出したい場合は、クロスや照明、家具の配置などで工夫を凝らすことで、シンプルながらも温かみのある空間や、洗練された雰囲気を演出できるでしょう!
1,500万円の家の間取りは2LDKから4LDK

1,500万円の家の一般的な間取りは、コンパクトな2LDKから、家族それぞれの部屋を備えた4LDKまでさまざまです。
1階と2階の床面面積を合わせた延床面積は21坪から27坪ほどが主流となります。
これは新築住宅の中でも比較的コンパクトなサイズ感ですが、最近は地価の上昇に合わせてコンパクトな住宅の人気が高まっており、建ててからの掃除の大変さや、屋根・外壁のメンテナンス、固定資産税も抑えらるというメリットがあります。
間取り設計では、多くの場合、1階はLDKと水回り。 場合によってはリビング横に和室をプラスした、シンプルなプランが多いです。
LDKは、対面キッチンにくつろぎのリビングスペース13帖から20帖ほどが設けられ、家族がコミュニケーションを取れる間取りになっています。
2階には、家族それぞれの個室(子ども部屋など)とクローゼットがあり、場合によっては屋根裏に収納スペースを設けて、季節のものをまとめて収納できます。
屋外に確保できる駐車スペースは、車1台から2台がめやすとなります。
1,500万円の家の住宅設備は「標準グレード」

一般的に、1,500万円の家では、有名メーカーの標準グレードのものの中から、機能性に優れたキッチン、浴室、洗面台を採用できます。
たとえば、タカラスタンダードのホーローキッチン「エーデル」や、LIXILの「AS」、クリナップの「KT」など、有名メーカー製の製品が標準であることが多いです。
そのほか、一条工務店やAQ HAUSでは、使い勝手のよいオリジナルキッチンが標準仕様となります。
カップボードも同じメーカー、同じ色味のシリーズを採用できる(場合によってはカップボードは後付となります)ため、全体的にまとまりのある印象になります。
キッチンは2口または3口のIHクッキングヒーターや、ガスコンロが主流です。
食洗機はオプションとなるか、4人分の1食分の食器を洗浄・乾燥できるタイプが標準仕様に組み込まれていることが多いです。
洗面化粧台やお風呂、トイレも、有名メーカーのモデルが標準となります。
お風呂もLIXILのサーモスバス「リデア」やハウステックの「フェリテ」など、お掃除しやすい素材かつ浴室乾燥機つきのもの、そしてトイレもLIXILやTOTOのタンク一体型の節水タイプなどが標準となります。
また、汎用性が高い設備であることも大きな魅力です。
万が一故障したときも、「ネジなどのパーツが製造停止になっていた」というケースが少なく、比較的安く修理・交換できます。
床材は、お手入れが簡単なシート材のフローリングが標準となります。

1,500万円の家の設備や素材は、コストパフォーマンスと日々の使いやすさ、メンテナンスのしやすさを重視したものが多いですが、追加オプションで設備のグレードを上げたり、建ててからのDIYによってこだわりを実現したりすることも可能です!
1,500万円の家を建てるのに必要な土地面積は25坪から35坪

2階建て住宅の場合、土地面積は約25坪から35坪が、1,500万円の予算内で現実的に考えられる広さのめやすとなります(建ぺい率60%で試算)。
敷地面積に対して建物が占める面積の割合は、上から見た土地面積に対する建物面積の割合「建ぺい率」と、土地面積に対する延床面積の割合を示す「容積率」によって変わります。
建ぺい率と容積率は、地域の規定・制限により異なります。
ですがおおむね、約25坪から35坪の土地であれば、必要な居住スペースと駐車スペース、必要に応じて庭を確保することが可能です。

角地かどうかや、ガレージやカーポート、ベランダやバルコニー、ロフトや屋根裏収納、吹き抜けがあるかといった要素も、建ぺい率緩和の算定対象となります。 まずは契約するハウスメーカーを絞り、そこから土地選びと間取り設計を同時に進めることで、その土地にピッタリの家になりますよ!
1,500万円の間取り事例

1,500万円の家の間取りでは、家族がコミュニケーションを取れるLDKと、リビング横の和室、それぞれの居室などをしっかりと確保できます。
間取り事例を2つ紹介します。
1. 吹き抜け+和室+収納たっぷりの間取り
最初にご紹介するのは、1階に「吹き抜けリビング」と「和室」を設けた間取りです。
吹き抜けがあることで、リビングに実際の広さ以上の開放感が生まれます。
また、和室は、ちょっとした家事や昼寝、子どもの遊び場や宿題スペース、客間や老後の寝室としても活躍します。
対面キッチンは、一条工務店オリジナルの「キッズカウンターキッチン」が標準となることで、家事をしながら子どもの勉強を見守れます。


こちらのプランでは、1階の洗面脱衣室を広くとり、1階・2階それぞれの場所に収納をつくることで、靴や衣類、をしっかりとしまえます。
とくに、2階の廊下にあるウォークインクローゼットは、コートや季節の品物をしまうのに重宝するでしょう。
2. 勉強スペースと、収納たっぷりの間取り
次に紹介するのは、延床面積26.55坪とコンパクトながら、収納と勉強スペースが充実したプランです。
各スペースに収納を設け、2階には勉強スペース(書斎)もある、使い勝手のよい間取りになっています。


2階の居室にはクローゼットがありませんが、廊下の突き当りに大きなファミリークロークをつくることで、家族の衣類をまとめて収納できるようになっています。
AQ HAUSでは、上記のプランを、本体工事費1,463万円(税込)で実現できます。
1,500万円で平屋を建てることも可能

最近では平屋人気の上昇にともない、1,500万円以内で建てられる規格型の平屋プランも増えてきました!
平屋は年を取ってからも暮らしやすく、駅チカエリアの中古販売でも即決されやすいことから、最近人気が高まっています。 ただし、同じ延床面積の場合、平屋は2階建てに比べて建築コストが高くなりやすいことを抑えておきましょう!

ハウスメーカーの規格プランでは、1,500万円以内で建てられる12坪(1LDK)から24坪(2LDK+畳スペース)のプランなど、実用性の高い平屋の間取りが増えています!
平屋のプランが気になる方、ハウスメーカー選びで迷っている方は、おうちキャンバスの家づくりオンライン相談(無料)にお気軽にご相談ください。 家づくりの知識豊富なアドバイザーが、予算と条件に合うハウスメーカーを複数ピックアップいたします。
【注意】立地によって建物にかけられる金額が変わる
この記事では、主に「建物本体工事費1,500万円以内で実現する家」の特徴を紹介してきましたが、実際の家づくりでは、建物本体工事費のほかに諸費用と土地代が必要になります。
1. 土地別1,500万円の家の本体工事費は1,050万円ほど(諸費用は建築総額から土地代を抜いた10%で150万円ほど)
すでに土地を持っている場合は、予算の1,500万円をすべて建物にかけられます。
といっても、実際には建物以外に、印紙税などの「諸費用」や上下水道工事などの「付帯工事費」が必要になるため、「予算オーバーを絶対に防ぎたい」という方は、建物の本体工事費を総額の70%である「1,050万円」で検討するのが無難です。

本体工事費1,050万円以内で建てられる住宅には、地元工務店の「注文住宅」のほか、大手ハウスメーカーの「規格住宅・企画型住宅・セミオーダー住宅(決まったプランを組み合わせて建てる家のこと)」などがあります。
2. 土地込み1,500万円の家の本体工事費は限られる
土地込み1,500万円で建てたい場合は、中古住宅+リノベーションも視野に入れて検討することになります。
ただし、土地代は駅チカか郊外かによって、500万円から2,000万円近く相場が変わります。
低価格で好立地な土地に出会えれば、総額1,500万円から2,000万円台前半で新築を建てることも不可能ではありません。
たとえば電車通勤では、駅から15分歩くだけで地価が1,000万円以上変わり、毎日の健康にもつながるケースがあります!
最近では国土交通省と各自治体で、「空き地・空き家バンク」などで安く土地を探せる仕組みも進めているため、こちらも合わせてチェックしてみましょう。
無理のない予算設定はプロに相談しよう

「家づくりの予算1,500万円は、現実的に妥当なのか?」
「今の収支で、これ以上予算を上げたら生活が苦しくなるというラインはある?」
家づくり初期段階で、実際の月々の支払いがいくらになるのか、使える助成金や減税制度にはどのようなものがあるか、把握している方は少ないものです。
そのようなときは、家づくり専門のアドバイザーに相談してみましょう。
おうちキャンバスのオンライン相談では、あなたの家族構成や趣味、教育費、これからのライフステージをヒアリングし、生活が苦しくならない適切な予算設定と、それにマッチするハウスメーカーを紹介します。
相談は無料ですので、気軽にご参加くださいね。

マイホームの夢を叶えるのに、金銭面で不安があって1歩を踏み出せない方へ。地方銀行やフラット35など、人気の銀行・ネット銀行で住宅ローンを組む場合、「早めにローンを組んだほうが借り入れがしやすく、返済を終えるのも早いほうが確実に有利」です。まずは現在の状況を整理して、家の購入にかけられる金額を整理してみましょう!
1,500万円の家を買える年収のめやすは?
1,500万円の家を購入できる年収は「300万円以上」がひとつのめやすとなります。
おうちキャンバスで2025年4月に実施したアンケートでは、本体価格1,500万円前後の家を建てた人の世帯年収は350万円から1,000万円まで、さまざまな世帯年収の方がいらっしゃいました。
1,500万円の家を建てるためには、別途土地代が必要なので、仮に総額3,000万円とします。
フラット35の2023年度の調査では、土地つき注文住宅では年収倍率は7.6倍、土地あり住宅(建売)の年収倍率は6.6倍でした。
この基準に照らし合わせると、3,000万円のローンを組むのに必要な年収は394.7万円から454万円です。

一般的に、住宅ローンを組む際の年収の目安は「年収の5〜7倍」がめやすと言われています。
仮に金利0.5%で3,000万円のローンを35年で組む場合、月々の返済額は7.8万円となり、年収が400万円なら、7.5倍の借り入れなので「少し節約が必要」。
年収が600万円なら、5倍の借り入れなので「安心」という温度感です。
1,500万円の家の月々のローン支払いはいくら?
仮に「建物本体工事費+諸費用1,500万円+土地代1,500万円」の、合計3,000万円の家を買うとして、フラット35で固定金利1.5%の35年ローンを組んだ場合、毎月の返済額は92,000円ほどとなります。
返済期間 | 1,500万円ローンの月々の返済額 | 2,000万円ローンの月々の返済額 | 2,500万円ローンの月々の返済額 | 3,000万円ローンの月々の返済額 |
---|---|---|---|---|
20年 | 7.2万円 | 9.7万円 | 12.1万円 | 14.5万円 |
25年 | 6万円 | 8万円 | 10万円 | 12万円 |
30年 | 5.2万円 | 6.9万円 | 8.6万円 | 10.4万円 |
35年 | 4.6万円 | 6.1万円 | 7.7万円 | 9.2万円 |
40年 | 4.2万円 | 5.5万円 | 6.9万円 | 8.3万円 |
45年 | 3.8万円 | 5.1万円 | 6.4万円 | 7.6万円 |
50年 | 3.6万円 | 4.7万円 | 5.9万円 | 7.1万円 |
一般的に、家賃や住居費用は「手取りの約1/3まで」が望ましいと言われます。
年収350万円の場合、手取り換算で月々約20万円ほどが自由に使えるお金です。
手取りの約1/3を月々の住宅ローン返済に充てる場合、毎月6.6万円の返済額がひとつのめやすとなります。
自分の手取りから逆算して、借り入れ年数や月々の返済額を設定するとうまく行きやすいです。
1,500万円の家の固定資産税はいくら?
本体工事費が1,500万円の家の場合、固定資産税は年間およそ3万円から10万円がめやすとなります。
建物の固定資産税は、「建築費の50%から70%(固定資産課税台帳に記載の評価額)×1.4%(標準課税率)」で計算されます。
仮に建物が1,500万円とすると、評価額は750万円から1,050万円、×1.4%=固定資産税は10万5千円から14万7千円ほどとなります。
土地の固定資産税は「固定資産税評価額(課税標準額)×1.4%(標準税率)」で計算できます。たとえば1,000万円の土地の場合、評価額は約700万円となり、700万円×1.4%=9万8,000円ほどが、土地にかかる固定資産税になります。
ただし、固定資産税の金額は、土地と建物の評価額の割合、住宅設備の仕様、建物の構造などによって変動するため、ここで示した金額はあくまでめやすとして参考にしてください。

新築の建物には、引き渡しから3年間(長期優良住宅に認定されていれば5年間)は固定資産税が2分の1に軽減される特例が適用されます。
さらに、敷地面積が200㎡以下の「小規模住宅用地」に該当する場合は、税額の軽減や軽減期間の延長が認められることがあります。
なので、実際には土地+建物の税額に軽減措置が加味され、建ててから数年間は年間3万円から10万円ほどに収まることが多いです!
固定資産税を減らす方法
「固定資産税を少しでも抑えたい」という方へ。
間取り設計時の少しの工夫で、固定資産税を抑えることが可能です。
たとえば「ガレージではなくカーポートにする」「化粧洗面台ではなく造作の洗面台にする」「トイレの手洗いと便器を一体化する」などが有効です。
上記の工夫により、年間20,000円以上税額が変わるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
家は「建てて終わり」ではなく、固定資産税や水道光熱費、定期的な壁・屋根のメンテナンス費用などのランニングコストが発生します! 最初に住宅性能やメンテナンスをラクにする工夫をしておくと、住んでからの費用を抑えられますよ。
1,500万円の家を建てた人の感想
実際に1,500万円前後の家を建てた人に、よかったこと・後悔していることをそれぞれ聞いてみました。
建ててよかったこと

(建ててよかったことは)望んでいた立地で戸建を建てられた事です。狭小住宅ながら狭さを感じないようにリビングを勾配天井にしました。また家事動線を良くするため、回遊動線にして、洗面所の隣にクローゼットを設置しました。床に無垢の突板を採用しました。床が変わる事で肌触りもよく見た目もオシャレになったので満足です。
本体工事費:1,480万円、総額:4,000万円

ログハウスに住みたかったので住みやすさを考えた角ログの家にしました。
家族全員で団欒したかったので小さな家で充分で、対面キッチンで、階段下のスペースは納戸に。二階のホールなどは安全第一に考えて大工さんに作ってもらいました。
建物施工費のみ 総額:1,580万円
後悔していること
後悔していることでは、間取り設計面での後悔と、地元工務店の倒産リスクが挙げられました。
コンセントの位置や、家具を置いてからの圧迫感などは、図面上ではイメージしづらい部分なので、完成見学会やSNSを活用すると効果的です。
メンテナンスは、自分で施工・点検業者を探すほか、最初にメンテナンス性能の高い素材を採用するようにしましょう。

コンセントの位置を家の中心部や廊下に設けなかったことで少々不便を生じている。照明のスイッチの位置も間違えたと感じる部分(オンオフをするためには余分な動線が生じ面倒)がある。割と早い段階でハウスメーカーを決めてしまい、他の住宅の見学をあまりしなかったため、後々になって「こんな方法もあったんだ…」と思う事が多々あった。
本体工事費:1,878万円、土地代:900万円の総額2,778万円

とても良い営業さんや大工さんでしたが、会社自体がなくなってしまいました。
せめてメンテナンスなど、どこかに引き継いでほしかったです。
家自体は、後悔はないので良い家を建ててもらって感謝してます。
1,500万円の家を後悔なく建てるポイント
予算1,500万円で、後悔のない家づくりを実現するために、次の3つの点を必ず守りましょう。
1. 家づくりの正しい順番で進める
家づくりの順序は、「予算設定→ハウスメーカー選び→営業担当探し→プラン&土地決定」が鉄則です。

この順番を徹底することで、後から「予算オーバーになった」「希望の家が建てられなかった」といった失敗を避けられます。
とくに注意すべきは、先に土地を買ってしまうことです。
予算1,500万円の場合、土地の選択肢が限られることが多いため、変形地や狭小地を選んでしまい、結果的に住宅メーカーから建築を断られたり、高額な追加費用が発生したりするリスクがあります。
まずは予算を明確にし、その予算に見合う建築会社を見つけてから、営業担当に土地探しを相談するのが賢明です。

住宅メーカーや不動産会社は、一般に出回る前の優良な土地情報を持っていることがあります! 自力で探すよりも効率的に良い土地に出会える可能性が高まります。
2. 住宅メーカーを絞り込む
1,500万円の家を建てるなら、選択肢はローコスト住宅を手掛ける大手ハウスメーカーやパワービルダー、地元密着型の工務店が候補となります。
初めての家づくりで不安がある方は、経営基盤が安定しており、実績のある会社を選ぶことをおすすめします。
規模が小さかったり、歴史の浅い会社の場合、建築途中に倒産してしまったり、引き渡し後に欠陥が見つかった際に連絡が取れなくなるなどのトラブルが発生するリスクもあります。
一方、実績のある大手ハウスメーカーなどは、工法や構造が確立されており、経営が安定していて倒産リスクが低いです。
また、長期保証や引き継ぎ体制がしっかりしていることが多く、万が一のトラブル時にも安心です。
一方で、その地域の建材や工法をよく知る地元の会社で、オンリーワンの家を建てたいという方には地元工務店がオススメです。
▶ハウスメーカーと工務店の違い

家づくりでは、ご自身に合った建築会社選びが大切です。
おうちキャンバスでは、これから住宅建築会社を選ぶ方へ、家づくりオンライン相談(無料)も実施していますので、お気軽にご参加いただければと思います。

価格はもちろん、ご自身の価値観や希望に合う建築会社を見つけましょう!
3. 親身に寄り添う優秀な営業担当と出会う

家づくりを成功させる上で、優秀な営業担当との出会いはもっとも重要な要素のひとつです。
営業担当は、あなたの夢の家づくりを支える心強いパートナー。
もしも優秀な営業担当に出会えなかった場合、「電話・メールの返信が遅い(社会人として疑問を持つ対応)」「こちらの質問に答えてもらえない」「前回の打ち合わせで言っていたことが無かったことになっている」などのトラブルが発生します。
一方で、親身に寄り添ってくれる優秀な営業担当なら、限られた予算の中であなたの希望を最大限に叶えるために、土地探しから住宅ローン、間取り設計、現場との連携、そしてアフターフォローに至るまで、全力を尽くしてサポートしてくれるでしょう。
住宅展示場での偶然の出会いだけでなく、信頼できる紹介サービスなどを活用し、あなたに合った優秀な営業担当を見つける努力をすることをおすすめします。
まずは書籍で家づくりの全体を知るのもひとつの方法
「家づくりの予算決めから全体の流れを、ざっくりと知りたい」
「いきなり営業マンや第三者に会うのはハードルが高い」
という方は、家づくりに関する本を手にとってみるのもひとつの方法です。
そこでおすすめしたいのが、たてまるの書籍『図解でわかる! 理想の家づくり 超入門』です。
この本では、マイホームを建てるまでのステップが、初心者にもわかりやすく解説されています。「何から始めたらいいか分からない」という方も、まずはこの一冊で家づくりの全体像を把握できます。
具体的な予算の立て方から、土地選び、間取りの考え方、住宅ローンの知識まで、家づくりに必要な情報が網羅されているため、「こんなはずじゃなかった」といった後悔を避けるためのヒントも満載です。
家づくりの第一歩として、ぜひこの書籍を手に取ってみてください。

1,500万円で家を建てられるハウスメーカー
予算1,500万円で検討したい、おすすめのハウスメーカーを5社ご紹介します。
本体工事費1,000万円台前半から1,500万円程度で建築可能で、なおかつコストパフォーマンスに優れた住宅設備や建材を採用しているメーカーを厳選して紹介します!
1. 一条工務店(HUGme)

一条工務店で1,500円の家を建てるなら、その中でも規格住宅の「HUGme(ハグミー)」がオススメです!
HUGmeは、高性能で高価格帯というイメージがある一条工務店の中でも、手の届きやすい価格帯でありながら、一条工務店ならではの高性能な住宅性能を備えています。
たとえば、次の仕様を実現できます。
- 外壁全面タイル
- 耐震等級3超
- 全館換気システム
- 長期優良住宅
- 30年保証
これらの仕様を1,500万円で実現できるのはすごいことです!
さらにオプションを追加すれば、全館床暖房もつけられます。
プラン面では、2階建て・平屋の両方に対応しています。
24坪から38坪までの人気のプランの中から選び、設備や内装をカスタマイズできます。

まとめると、HUGmeは省エネ性や耐震性など、住まいの基本性能を重視したい方におすすめです!
2. タマホーム(木麗な家やシフクの家)

タマホームは、ローコスト住宅の代表格として非常に高い知名度を誇ります。
過去には、本体工事費1,600万円の「木麗な家」や900万円から建てられる「シフクの家」など、1,000万円前後で建てられる商品を販売しています。
タマホームの家は、コストを徹底的に抑えながらも、次のポイントが担保されています。
- 標準仕様が充実、有名メーカーの設備を採用できる
- 国産スギ・ヒノキ材を建材に使用している
- 北海道から沖縄県まで全国で施工実績あり
- 契約から着工までの期間が比較的スピーディー
- 初期保証10年、有償工事で最長60年
タマホームは、価格を抑えて質が担保された家を建てられることから、20代の若者夫婦や子育て世帯にも人気です。
使いやすいキッチンやお風呂を選び、1,500万円前後で夢のマイホームを実現できるでしょう。
3. アイダ設計(999万円の家、ブラーボ・スタンダード2)

アイダ設計は、年間2,000棟を超える設計実績を持つ、ローコスト住宅で有名なハウスメーカーです。
中でも、低価格を極めた「999万円の家」を販売することで有名です。
999万円の家は、本体価格を抑えつつ、2階建て・平屋の両方に対応。24坪3LDKで自由設計にも対応しています。
- 各部屋にクローゼット
- 建ててからのメンテナンス費用を抑えられる瓦屋根や畳、食洗機つきのキッチンを標準採用できる
- 自社スタッフがアフターフォローを担当
- 3%程度の値引き交渉やグレードダウン提案も可能
- 初期10年、長期35年保証
予算1,500万円であれば、よりグレードを高めた「ブラーボ・スタンダード2」なども検討範囲に入ってくるでしょう。
こちらは自由設計の注文住宅で、オプションで断熱等級5、一次エネルギー等級6の「GX志向型住宅」にも対応可能です。
より高性能な住宅を建てたい方は、太陽光発電システム搭載の「ブラーボ2」も検討してみましょう。

まとめると、アイダ設計は、シンプルながらも品質を保ち、できるだけ費用をかけずに家を建てたいという方にオススメです!
4. 一建設(建売住宅や注文住宅)

一建設は、年間11,000棟を超える設計実績を持つ大手ハウスメーカーです。
土地と建物をセットで販売する建売住宅で有名ですが、分譲住宅のプランを参考に自由に間取りを変更できる注文住宅「リーブルセレクト」も手掛けています。
- 土地探しに強い。創業50年の歴史とともに築いた地元の不動産業者や地権者との関係を元に、便利な土地を提案してくれる
- 分譲住宅のプランをベースに、間取りをカスタマイズできる
- 予算・エリアに応じて断熱性能を柔軟に変更できる
- 建築エリアは東北・関東・中部・東海・近畿・中国・九州
- 基本10年、最長35年保証
一建設の家は、「耐震等級3」「耐風等級2」「劣化対策等級3」「維持管理対策等級3」「断熱等性能等級5」「一次エネルギー消費量等級6(ZEH水準)」「ホルムアルデヒド対策等級3」が標準となり、第三者機関による厳格な調査のもと、しっかりした家を建ててくれます。
とくに地震対策では、全棟地盤調査の実施をはじめ、ベタ基礎標準、第三者もしくは自社の品質検査が施工ルールに含まれているため、安心感があります。

まとめると、一建設は、「耐震や断熱がしっかりしている家を、便利なエリアに建てたい」という方にオススメです!
5. AQ HAUS(2階建てと平屋)

AQ HAUSは、コストパフォーマンスに優れた住宅を手掛ける、アキュラホームの住宅ブランドです。
予算1,000万円台で、暮らしやすい2階建てや平屋の規格プランを多く提供しています。
わかりやすいパッケージと、シンプルながらおしゃれな外観・内装が人気です。
コンセプトは「SIMPLE IS WONDERFUL.(シンプルイズワンダフル)」。
価格を抑えた規格住宅の「Basic」シリーズと、セミオーダー型の「Premium」シリーズから選べます。
「Basic」シリーズでは、ほしい部屋数に合わせて、下記のようなプランを選択できます。
- 延床面積18坪2LDKの2階建て:本体工事費928万円
- 延床面積27坪3LDKの2階建て:本体工事費1,463万円
- 延床面積12坪1LDKの平屋:本体工事費777万円
- 延床面積24坪2LDKの平屋:本体工事費1,475万円
「Premium」シリーズは、構造上必要な壁以外を自由に変更できるだけでなく、2階建てが1,271万円(税込)から、平屋が1,171万円(税込)からと、業界内でも驚きの低価格で建てられることから人気です。
キッチンのカップボードがない(あとから好きなものを購入してつけられる)ことや、クローゼットの扉がないことで、コストダウンにつなげています。
住宅性能はかなりしっかりしていて、次の仕様が標準となります。
- 耐震等級3標準
- 断熱等級6、長期優良住宅標準(1,000万円前後の家で「断熱等級6」はめったにありません)
- 初期保証20年

まとめるとAQ HAUSは、「1,500万円の予算で、家族構成に合ったおしゃれな家を建てたい」という方にオススメです!
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好きな外観や内装を選び、カンタンな質問に答えるだけで、ピッタリのハウスメーカーと予算感がLINEに届きます。
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ハウスメーカー選びで直接相談したい方は「無料オンライン相談」
ちなみに住宅展示場では、各ハウスメーカーが自社のよいところばかりを売り込むため、「どのメーカーを選べばいいかわからない」と迷ってしまうことがあります。
そのようなときは、どこにも属さない第三者の意見を参考にすることで、メリット・デメリットを踏まえてハウスメーカーを比較できます。
おうちキャンバスの家づくりオンライン相談(無料)では、全国大手のハウスメーカーを知り尽くした家づくりのアドバイザーが、予算や土地、家族構成などの要望をヒアリングした上で、あなたにピッタリなハウスメーカーを紹介します。
相談の中では、コストダウンの方法や優秀な営業マンの紹介も可能です。
まずは相談して悩みや不安をクリアにしましょう。
オンライン相談は無料、PCやスマホから気軽にご参加いただけます。
相談会の運営費はハウスメーカーの広告費からいただくため、参加者さまの建築費用に上乗せされることはありません。
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まとめ:1,500万円の家
この記事では、予算1,500万円の家の特徴や、選べるハウスメーカー、土地あり・なしそれぞれの費用内訳を解説しました。
とくに重要なポイントは次の通りでしたね。
- 家づくりの予算設定「1,500万円」は平均よりも低い金額
- 1,500万円の家の特徴は「2LDKから4LDK」
- 外観・内装は「シンプルモダン」形状は「総二階」や「箱を組み合わせた形」
- 住宅設備は「有名メーカーの標準グレード」
- 土地のあり・なしによって建物本体にかけられる金額が変わる
1,500万円の家の特徴を知り、後悔なく理想の家を建ててくださいね。
前後の価格帯の家の特徴や、ハウスメーカーの特徴をくわしく知りたい方は、おうちキャンバスのコラムを参考にしてください。
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担当者コメント
1,500万円の家は、全国平均よりも建物費用を抑えた、現実的な選択肢です。
相談の流れ・サービス詳細予算が限られているからこそ、土地の選定やハウスメーカー、営業担当選びが非常に重要になります!
この記事で紹介したように、効率的な間取りや、使いやすくお掃除しやすい設備、デザインを工夫して、自分の暮らしにピッタリのマイホームを実現してくださいね。
「予算を少し上げるとどうなるか気になる」という人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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