一軒家VSマンション、どっちが良いか徹底比較【チェックリスト付き】
「一軒家かマンション、どちらを購入しよう・・・」
とお悩みのあなた。
どちらも一度購入してしまうと気軽に引っ越せないため、決して失敗したくはないですよね。
そのようなお悩みをもつあなたに、この記事では以下の内容をお伝えします。
- 一軒家とマンションの比較結果
- 一軒家のネックを解消するコツ
- 一軒家かマンションか、自分に合う住まいがわかるチェックリスト
後悔しない選択をするために、最後までご覧ください。
それではさっそく見ていきましょう!
家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
一軒家VSマンション、どっちがいい?徹底比較!
「一軒家かマンション、どちらを購入するのがいいんだろう」
そのお悩みに答えるべく、以下4つの観点で新築一軒家と新築マンションを比較しました。
- 購入費用
- ランニングコスト
- 資産価値
- 住み心地
また、それぞれの観点で一軒家のネックポイントがある場合、そのネックの対処法もご紹介します。
それでは見ていきましょう!
【購入費用】物件やエリア次第で変わる!
購入費用は物件やエリアによって大きく異なります。
そのため一概にどちらが安いか決めることはできません。
ご自身の希望するエリアの一軒家・マンションの相場をみて判断してみてください。
しかし、ここで忘れないでいただきたいことがあります。
それは、家にかかるお金は購入費用以外にいろいろあるという点です。
そのため購入費用だけで判断してしまうと、いざ毎月支払う際に「思っていたよりも金額が高い!?」と後悔することも。
一軒家かマンションかを決める際は、この後ご紹介するランニングコストも含めて検討してみてください。
【ランニングコスト】一軒家の方がやや高い!
ランニングコストとは光熱費や水道代などの毎月かかるお金を指し、一軒家の方がやや高くなる傾向があります。
なぜなら、マンションの一室よりも一軒家のほうが広いため、その分の光熱費がかかるからです。
しかしマンションには、家賃以外にも駐車場代や管理費、修繕積立金などが毎月かかります。
それらのランニングコストを見落として契約してしまうと、予算オーバーで支払いが厳しくなってしまう場合も。
仮に、1か月の駐車場代が3万円だとしても、20年間住めば720万円支払うことになります...!
そのため、マンション購入を検討される方は、駐車場代や管理費などのランニングコストを含めた金額を確認するようにしてください。
【資産価値】マンションの方がやや高い!
資産価値はマンションの方がやや高いです。
資産価値を考える際にはよく耐用年数が用いられます。
耐用年数とは対象資産を使用できる期間です。
木造一戸建ては22年、マンションは47年と決められており、その年数を超えると税務上の資産価値がゼロになります。
築20年を過ぎた中古一軒家の建物部分に値がつきにくいのは、この耐用年数が一因です。
この耐用年数の差によって、一軒家はマンションよりも資産価値の下がるスピードが早いと言われています。
資産価値の下がり方は以下のグラフのようなイメージです。
加えて、マンションは駅の近くや商業施設の近くに建てられていることが多く、交通利便性・生活利便性が高いです。
そのような良い立地のマンションは、購入費用が高いものの資産価値が落ちにくいため売りに出しやすいというメリットがあります。
一方、一軒家には土地という大きな資産があります。
土地はいくら使っても物理的に減らず、価格もあまり変動しません。
しかし、これから衰退していく地域に土地を持っていても資産価値はさほど高くなりません。
そのため、土地選びをする際は交通の便の良さや災害リスク、都心への近さなどを踏まえて選ぶといいでしょう。
一軒家の資産価値を上げるコツ
先ほど一軒家は資産価値が下がりやすいと申し上げましたが、すべての住宅が当てはまるわけではありません。
最近では長期優良住宅の登場により、価値が長く続くようになりました。
長期優良住宅は、劣化対策や耐震性などの8つの基準をクリアした良質な住宅です。
何世代にもわたって長く住み続けられる持続的な住宅を増やしていこう!という目的のもと、政府が推進しています。
標準仕様で長期優良住宅の認定基準に適合しているハウスメーカーもありますが、認定を受けるには別途申請が必要で、申請費用も数十万円かかるためご注意ください。
長期優良住宅の補助金・減税制度については以下の記事で詳しくご紹介しているので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
【住み心地】一軒家が有利!
住み心地は一軒家に軍配があがります。
マンションよりも広く、収納スペースもたっぷり確保できるため、なにかとモノが増えやすい子育て世帯にはピッタリです。
マンションと比べると、子どもの泣き声やドタドタと走り回る音でご近所さんに迷惑をかけることもありません。
生活音による騒音トラブルも起きにくく、比較的ストレスフリーで過ごせます。
一軒家の住み心地の良さとしては以下のような意見もあります。
玄関を開けてすぐに駐車場や駐輪場があるから、重い買い物袋を持ち運ぶ距離が短くて楽ちん
郵便受けが近いから、朝すぐに新聞を取りに行けて便利
自分の庭があるから、自由にガーデニングやBBQができる
注文住宅であれば、自分でDIYせずとも最初から好きな間取り・デザインの家にできる
しかし、住み心地の良い一軒家でもマンションに劣る点があります。
それは防犯と眺望です。
特にマンションの防犯は優れており、防犯面を重視してマンションを選ぶ方もいます。
マンションは入り口がオートロックで複数箇所に防犯カメラが設置されており、不審者が侵入しにくくなっています。
加えて管理人が常駐していれば、人目が多く安心です。
2階以上の部屋であれば窓から侵入されにくいというメリットもあります。
事実、空き巣被害はマンションよりも一軒家で発生しており、一軒家の方は注意が必要です。
一軒家の防犯性能を高めるコツ
マンションよりも防犯面が劣る一軒家ですが、ご自身で防犯性能を高めることはいくらでも可能です。
ご自身でできる防犯をいくつかご紹介します。
ご自身でできる防犯まとめ
- 玄関・勝手口の鍵をピッキングがほぼ不可能なディンプルキーにする
- 1階の窓を防犯ガラスにする(防犯フィルムを貼るでも可)
- 面格子をつける
- 補助錠を取り付ける
- 窓シャッターを取り付ける
- 目立つ場所に防犯カメラを設置する
- 「管理カメラ稼働中」のような防犯ステッカーを貼る
- センサーライトを付ける
- 植栽をこまめに切り整える
- 上を歩くと大きな音が鳴る防犯砂利を庭に敷く
- ホームセキュリティを依頼する
簡単にまとめると、窓やドアの防犯で家そのものを強くし、防犯カメラやセンサーライトで近づけにくくすることが大事です。
上記の対策は後付けすることも可能ですが、建築時に行うと最初から安心ですし楽です。
ぜひ取り入れてみてください。
一軒家?マンション?どちらが自分に合うかチェックしよう
お待たせしました。
一軒家かマンションか悩むあなたに、チェックリストをご用意しました!
チェックが多く当てはまる方が、あなたに合っているかもしれません…!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
一軒家がいいけれど土地がない・・・そのような場合の土地探しテクニック
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土地は意外と細かい条件が多く、条件によってはやりたいデザインや間取りが叶わないこともあります。
そのため、先にハウスメーカーと間取りやデザインをざっくり決めてから土地探しをすれば、あらかじめどのような土地を探せば良いのかがわかって効率的です。
ハウスメーカーと一緒に土地探しをした方が良い理由は、以下の記事で詳しく紹介しています。
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後悔のない選択をするために、ぜひ一度プロの意見を聞いてみてはいかがでしょうか?
一軒家VSマンション まとめ
いかがでしたか?
本記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 住宅のランニングコストは一軒家の方が高い
- 住宅の資産価値はマンションの方が高い
- 住宅の住み心地は一軒家の方がいい
- 希望の土地が見つからない場合はハウスメーカーを頼る
一軒家かマンションのどちらがいいかは、あなたの求める条件によって異なります。
ぜひチェックリストを活用して検討してみてくださいね!
おうちキャンバスでは、他にも家づくりに関する有力情報をお届けしています。
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また別の記事でお会いしましょう!
担当者コメント
一軒家かマンションか、悩む方は大勢いらっしゃいます。
住宅アドバイザーに直接相談するそのような方たちの大半に共通しているのは「いい土地が見つからないからマンションにしようかな」というお悩みです。
ですが記事内でご紹介したとおり、ハウスメーカーと一緒に土地を探すと、掘り出し物の良い土地が出てくる可能性があります。
そのため、良い土地がないから一軒家は諦めよう・・・ではなく、気になるハウスメーカーを見つけて、希望の土地を伝えてみてください!
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