実家の建て替え費用は?後悔しないための補助金制度や注意点を解説
「実家の建て替え費用はいくら?」
「後悔せずに実家の建て替えができるかな…」
これを読んでいるあなたは、そんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
実家の建て替えは、土地購入から始める新築と異なり、解体や土地の名義問題などが関わってきます。
また二世帯住宅の場合は親世帯に気を遣いますし、お互いに納得のいく家が建てられるか不安になりますよね。
気を遣い流れるままに家づくりをしてしまうと、費用面のトラブルが起きたり、生活スタイルの違いによりストレスが溜まる…!なんてことにもなりかねません。
事前に両世帯で話し合い、お互いの要望や生活スタイルをふまえた家づくりが重要なんです。
そこでこの記事では、実家建て替えの費用相場、補助金や贈与の特例制度、後悔しないために気をつけたい注意点をお伝えします。
また二世帯住宅の実例やオススメのハウスメーカーまでご紹介しますので、あなたの希望を叶えられる家づくりに近づけるはずです!
実家建て替えの基本知識についてわかり、二世帯住宅への不安を軽減して理想の家づくりが叶えられますよ!
それではまいりましょう!
家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
住宅メーカー選びで迷ったらまずやること
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あなたの希望をヒアリングし、複数のメーカーからピッタリの1社をお伝えします。
営業マンには直接聞きづらい予算感・メリット・デメリットも聞けるから、家づくりの課題感がクリアになります。
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実家の建て替え費用平均は約3,474万円
実家の建て替えにはどれくらいの費用がかかるのかな…と疑問に思いますよね。
結論からお伝えすると、実家の建て替え費用総額は約3,474万円です!
こちらは国土交通省で発表されている解体費用と建築費用の平均額を合わせた金額となります。
それぞれの平均費用について、詳しくお伝えしていきますね!
解体平均費用は175万円
実家の建て替えには、まず元から建っている建物を解体する必要があります。
解体費用の相場は50坪175万円程度です。
出典:我が国の住生活をめぐる状況等について H30 国土交通省
解体は解体業者に依頼することになりますが、業者選びは意外と要注意です。
中には悪徳業者も存在し、解体で出た廃材を不法投棄をして依頼主まで罰せられてしまうこともあるんです。
理由もなく極端に費用が安い業者には注意しましょう。
会社規模や口コミを見て見極めるようにしてくださいね。
アスベストの危険性など、こちらがわからないことまできちんと情報提供してくれる業者さんは信頼できます…!
複数社に見積もりをとり、実際に会って話してみることがオススメです!
建築平均費用は3,299万円
建築の平均費用は以下の通りです。
- 新築建築資金:3,489万円
- 建て替え:3,299万円
ただしこちらは、1世帯の住宅建築も含めた平均です。
二世帯住宅の場合は洗面台やキッチンを2つずつ設置するなど、1世帯の住宅より費用が高くなる傾向にあります。
参考として、実際に二世帯住宅を建てた方の建築費用をご紹介しますね!
4,449万円
延床面積:51.4坪 2階建て
建てたメーカー:三井ホーム
3,500万円
延床面積:49.0坪 2階建て
建てたメーカー:パナソニックホームズ
3,500万円
延床面積:不明 3階建て
建てたメーカー:ヤマト住建
■対象期間:2023年04月25日〜2023年05月07日
■募集形式:インターネット調査
■調査対象:過去20年以内にハウスメーカーで注文住宅を建てた男女
金額は、建てるハウスメーカーや採用するオプション、二世帯住宅のタイプによっても大きく変わってきますので、あくまでも目安となります。
▼二世帯住宅にオススメのハウスメーカーについて今すぐ知りたい方はこちら!
実家建て替えの解体に使える補助金
「実家建て替えの解体費用をできるだけ抑えたい!」そんな方に向けて補助金制度をご紹介します。
解体の補助金は全国一律のものはなく、各市区町村の自治体によって異なります。
実家エリアの自治体に解体の補助金制度がないか調べてみましょう。
ここでは、補助金の主な目的ごとに一例をご紹介します!
老朽空き家対策
老朽化した家や空き家を放置しておくと、地域の環境衛生や防犯面に悪影響を及ぼしてしまいます。
地域の治安を守るため、老朽化した家や空き家を減らすことを目的とした解体の補助金です。
江東区 老朽建築物の除却助成 | |
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条件 |
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補助額 |
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出典:江東区
不燃化対策
火災の被害を減らすため、古い建築物を無くし燃えにくい建築物を建てることを促進させる補助金です。
「耐火性の高い建物を建てる場合に補助金が出る」などの条件があることもあります。
足立区 不燃化建替え費用の助成 | |
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条件 |
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補助額 |
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出典:足立区
耐震化対策
地震による倒壊や人的被害を防ぐために、建物の耐震化を目的として解体費用を助成する補助金です。
解体の必要があるかを調べる耐震性の診断が必要となる場合もあります。
港区 民間建築物耐震化促進事業 | |
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条件 |
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補助額 |
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出典:港区
紹介したものは一例です。
詳しくは、建て替えエリアの自治体HPで確認してみてくださいね!
実家建て替えの建築に使える補助金
続いては、建築の際に使える補助金制度をご紹介します!
補助金制度は期限や全国での補助上限が決まっている制度も多いため、まだ行われている制度なのか、ご自身で確認するようにしてください。
こどもエコすまい支援事業
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅の省エネ化を支援する制度です。
令和5年度よりさらに予算を増額して申請を受け付けています。
予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了となるため、確実に受けられる補助金ではない点に注意しましょう。
こどもエコすまい支援事業 | |
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条件 |
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補助額 |
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出典:国土交通省
「補助金制度が終わる前に急いで家を建てないと…!」という方もいますが、焦って家づくりを進め、間取りが納得いかないものになるのはもったいないです!間取りは建築後の変更が効きませんので、焦らずじっくりと考えることをオススメします。
ネットゼロエネルギーハウス実証事業
ZEH住宅とは、省エネと再エネを導入して1年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅のことです。
満たしたレベルごとに、補助金が設定されています。
ZEH住宅 | |
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条件 |
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補助額 |
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ZEH+住宅 | |
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条件 |
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補助額 |
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次世代ZEH+住宅 | |
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条件 |
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補助額 |
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次世代HEMS実証事業 | |
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条件 |
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補助額 |
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こどもエコすまい支援事業、ZEH補助金について詳しく知りたいという方はこちらの記事も参考にしてみてください!
LCCM住宅整備推進事業
LCCM住宅とは、ZEHよりさらに省CO2化を進めた先導的な脱炭素化住宅です。
建設時、運用時、廃棄時においてできるだけ省CO2に取り組み、太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、CO2の収支をマイナスにします。
LCCM住宅整備推進事業 | |
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条件 |
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補助額 |
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LCCM住宅の補助金について詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください!
▼LCCM住宅 補助金・ハウスメーカー5社
住宅取得資金贈与の特例
「実家の建て替えにあたって土地の名義を自分に変更する」
「親から資金援助を受ける」
そんな方は住宅取得資金贈与の特例が対象になります。
通常、1年間あたり110万円を超える生前贈与には贈与税が課税されます。
ただし、子どもが住宅を購入する際の親からの資金援助であれば、年間110万円に加えて最大1,000万円まで贈与しても贈与税が課税されないという特例があるんです!
受贈者の条件
- 贈与時に贈与者の直系卑属であること
- 贈与年の1月1日において18歳以上であること
- 贈与年の合計所得が2,000万円以下であること
(床面積が40㎡以上50㎡未満の場合、1,000万円以下であること) - 贈与年の翌年3月15日までに、住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築・取得又は増改築等をすること
(遅くとも同年12月31日までに居住する必要がある) - 贈与年の翌年3月15日までにその家屋に居住すること、又は、同日後遅滞なくその家屋に居住することが確実であると見込まれること
(遅くとも同年12月31日までに居住する必要がある)
家屋の条件(住宅新築の場合)
- その者が主として居住の用に供する家屋であること
- 床面積が50㎡以上、240㎡以下であること
- 店舗等併用住宅の場合は、床面積の1/2以上が居住用であること
出典:国土交通省
こちらの特例は、申請しないと非課税になりません。
また贈与のタイミングも重要になってきますので、ハウスメーカーにいつ贈与・申請をすればよいか確認するようにしましょう。
贈与と相続の違い
土地の名義変更でよく出てくるのが、「贈与」か「相続」どちらにするか?というお悩みです。
相続とは親が亡くなった際に相続人へ譲りわたすことです。
実家を建て替える場合、土地は親の名義のままにしておき、亡くなった際に土地を相続人に譲りわたすと「相続」となります。
相続は相続税がかかりますが、以下より少ない額であれば相続税がかかりません。
たとえば相続人は自分1人のみだった場合、
3,000万+(1人×600万)=3,600万となり、時価が3,600万円以下の土地であれば相続税がかからないのです。
土地をすぐに譲り受けず、親の名義のまま建て替えることも1つの手です!
ただし、親の名義の土地に自分名義の建物を建てるとなると、建築の際の書類手続きの負担がやや多くなります。
また、相続の場合は相続人問題も関わってくるため、兄弟が複数人いる場合は相続トラブルに発展する可能性もあります。
確実に自分名義の土地にしておきたいという場合は、「贈与」が安心です。
贈与の際も贈与税がかかりますが、「相続時精算課税制度」という制度があり、住宅取得資金贈与の特例とあわせて適用することができます!
2,500万円を超える額:20%の贈与税
贈与額が2,500万円より少ない場合は、無税で譲り受けることが可能ということです。
その後、親が亡くなって相続が開始されると、相続税額との差額分が精算されます。
贈与の際の注意点としては、別途課税される登録免許税や不動産取得税は贈与の方が高くなるんです。
贈与 | 相続 | |
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不動産取得税 | 3% | 0 |
登録免許税 | 2% | 0.4% |
3,000万円の土地の場合 | 150万円 | 12万円 |
それぞれに良し悪しがあるため、家族間でじっくり話し合って決めるようにしましょう。
家づくりで悩んだらまずやること
「実家の建て替えについて何から始めればよいかわからない…」と思ったら、ハウスメーカー出身のアドバイザーに相談してみませんか。
あなたの状況に合わせて、家づくりにまつわる疑問をわかりやすく解決します。
ハウスメーカーの営業マンには直接聞きづらいメーカーの予算感・メリット・デメリットも聞けるので、家づくりの課題感がクリアになります。
▼ こんな人におすすめ ▼
・営業マンとの対面が苦手な方
・条件に合うメーカーが見つからない方
・親身に寄り添う営業担当と出会いたい方
実家を建て替えるメリット
「理想の家が建てられるか不安…」
実家を建て替えるとなると、制約が生まれたり親世帯へ気を遣ってしまったり…納得のいく家を建てられるのかな?と不安になりますよね。
気負いしてしまい、せっかくの家づくりを楽しめないのはもったいないです!
実家を建て替えることは、通常の新築にはない良いポイントもたくさんあります。
そこでここからは、実家を建て替えるメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
土地購入費用がかからない
建て替えとなるとすでに土地があるため、土地購入費用がかかりません。
土地の購入資金はエリアによって大きく異なりますが、平均額は以下の通りです。
土地購入費用 | |
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全国平均 | 1,769万円 |
三大都市平均 | 2,542万円 |
これだけの資金を浮かせることができるのはなかなか大きいですよね…!
その分予算を建築費用に回すことができ、自由度が広がります!
家具にこだわる、家事を楽にする家電を導入するなど、細かい部分までこだわり抜くこともできるかもしれません。
家にはあまりお金をかけず趣味や習い事、家族との思い出づくりに充てたいという方にも嬉しいポイントですね。
家事の負担を減らしたいという方は、オプションで「ボッシュ」の食洗機や「乾太くん」という乾燥機を採用するのもオススメです!
要望を取り入れた家に一新できる
建て替えをすることで、実家にそのまま住み続けるよりも、現在のライフスタイルや要望に合わせた間取りを叶えることができます。
自宅で教室を開きたいからそのための部屋を…
将来的には1階だけで生活できるような間取りに…など、
自分たちに合った住宅を1から作ることができ、快適な住み心地を叶えられるんです。
おうちキャンバスで実施したアンケートでも、建て替えにあたりバリアフリー対応にしたという声が見られました。
すべてバリアフリーです。一階のトイレは義理の両親が使うので、もし車椅子になってもいいように広く作りました。キッチンも対面式で広くしています。
建てたハウスメーカー:パナソニックホームズ
老後も移動ができるようにホームエレベーターをお願いしました。
建てたハウスメーカー:ヤマト住建
■対象期間:2023年04月25日〜2023年05月07日
■募集形式:インターネット調査
■調査対象:過去20年以内にハウスメーカーで注文住宅を建てた男女
老後の生活まで見越して間取りを考えておくと安心ですね。
両親に子育てや家事をサポートしてもらえる
二世帯住宅のメリットとして、親に子育てや家事をサポートしてもらえるという点もあります。
育児や家事に協力的な両親・義両親であれば、分担できるとかなりありがたいですよね…!
なんだかんだ二世帯住宅やっぱり助かってる。。
— ゆきんこ*2y+34w (@3W93404163) July 28, 2023
ワンオペの日はほぼ子連れでちょっと(10〜50分)顔出し行くんだけど、見てもらってその間に家事したり、一緒に雑談したり、子が他の大人に愛情深く接してもらってるのを見てるだけで心健やかになれる。あと遊び相手疲れるからありがたい:pray::sparkles:→
二世帯のわが家は、育児家事をほとんど義母に頼っています
— なっち@:house_with_garden:完全2世帯住宅_嫁 (@natti_dokyo) January 25, 2021
その分土日は旦那と料理担当(๑•̀ㅁ•́๑)✧︎
先々週はたこ焼きパーティー、先週はアヒージョ…今週は何しようかな?#帰宅中 #課題溜め過ぎで現実逃避#土曜日発表終わるから日曜日こそブログ更新!
また一緒に住むことで、年齢を重ねた親の様子を見守ることができるという点も安心です。
実家を建て替えるデメリット
実家を建て替えることはデメリットもあります。
あとから「思っていたのと違う…!」と後悔しないよう、事前にデメリットも踏まえた上で家づくりを進めていきましょう。
建物費用が高額になる
居住スペースを分ける二世帯住宅は、通常の住宅よりも建築費用が高くなりがちです。
二世帯住宅の場合、親世帯と子世帯で居住スペースを分けることがあると思います。
その際、キッチンや洗面台などを2つずつ置いたりすると、どうしてもその分費用は高くなってしまうんです。
通常の1世帯の費用相場で考えていると、「想像よりも見積もりが高くなって驚いた…!」なんてこともありますので、ご注意くださいね。
両世帯が納得のいく間取りを考える必要がある
二世帯住宅の場合は親世帯と子世帯両方が納得のいく間取りを考える必要があります。
「親に気を遣ってしまう…」という部分があるかもしれませんが、親だけでなく自分も生活するおうちです。
楽しく過ごすためにも、お互いのライフスタイルを尊重してきちんと話し合うことが大切になります。
性能、デザイン、動線など、お互いの譲れないポイントを共有した上でより良い家をつくっていきましょう。
二世帯住宅の実例紹介
今のあなたは、「実家を建て替えて二世帯住宅にすると自分好みの家にはできないかも…」とマイナスイメージを強く抱いているかもしれません。
しかし二世帯住宅でもおしゃれで希望を叶える住宅に暮らすことは可能です!
それぞれの好みに合わせ、1階と2階でまるっきり内装デザインを変えた!という方もいらっしゃるようです。
どのおうちも家具や小物に統一感があり、こだわりの雰囲気を叶えられていて素敵ですね…!
希望の二世帯住宅を叶えるには
「親世帯と子世帯、それぞれの要望を叶えられるメーカーがわからない」
「今見ているメーカーで本当に理想の住宅を建てられるのかな?」
そんな方は、第三者からピッタリなハウスメーカーを紹介してもらうことをオススメします。
おうちキャンバスでは、どのメーカーにも属さない中立的な住宅アドバイザーが、あなたにピッタリなメーカーを教えてくれます。
親世帯と子世帯、それぞれの要望や現状を踏まえた上で最適なメーカーをアドバイスしてくれるので、困ったときはぜひ相談してみてください。
二世帯住宅のタイプは3種類
建て替える二世帯住宅は、実際どんな間取りにすればいいのでしょうか?
二世帯住宅のタイプは、主に3種類に分けられます。
- 完全分離型
- 一部共有型
- 完全共有型
両親との関係性やライフスタイルに合わせ、ピッタリなタイプを見つけてみてください。
完全分離型
玄関・洗面・キッチン・リビングなど、生活スペースが完全に分離されている住宅です。
お互いのプライバシーを守り、それぞれの生活リズムで過ごすことができます。
完全分離型は縦割りと横割りに分けられます。
縦割りだと玄関も分けられるため、かなり独立性は高くなります。
二世帯でありながら生活空間はしっかり分けたいという方には向いている住宅ですね。
一部共有型
玄関、洗面など住宅の一部を共有する住宅です。
主な生活スペースは別にありながら、お互いの繋がりを持ちつつ生活することができます。
一部共有することで、すべてを2個設置するよりも費用が抑えられる点もポイントです。
完全共有型
寝室を除いてすべての空間を二世帯で共有する住宅です。
世帯間で仲が良く、近い距離で生活したい方にオススメの住宅となっています。
住み始めてから生活スタイルの違いがわかると、間取り変更ができずストレスになってしまいますので、お互いの生活スタイルは事前に確認しておくようにしましょう。
【注意点】後悔なく実家を建て替えるには
まだまだ、実家の建て替えでトラブルが起きないかな…後悔しないかな…と不安なあなたへ。
ここでは、実家の建て替えで気をつけるべき注意点をお伝えします!
ぜひこのポイントを抑えて、あなたの理想の家を叶えてくださいね。
費用面の負担割合を話し合っておく
実家の建て替えには以下のようにさまざまな費用がかかります。
- 解体費用
- 登記費用
- 地盤調査費用
- 地盤改良工事費用
- 地鎮祭費用
- 上棟式費用
- 建築費用 など
何をどちらが負担するのか?事前に決めておかないとトラブルのもとになることもあります。
話し合った上で家づくりを進めていきましょう。
また親から子へ資金面の援助という形で、お金を受け取ることがあるかもしれません。
贈与のルールとして、1年間で受け取る額が110万円を超えると、贈与税がかかります。
無断で贈与してしまうと脱税となりますので、申告を忘れないようお気をつけください。
親子間でお金を譲ってもバレないでしょ…!と思う方もいるかもしれませんが、家を建てるタイミングはお金が大きく動くタイミングでもあるため税務署もしっかり見ています。
申告は必ずするようにしてくださいね。
両世帯の生活スタイルを考慮する
二世帯住宅でともに暮らすとなると、やはり両世帯の生活スタイルを尊重しあって過ごすことが重要になります。
仕事、学校、趣味、朝起きて活動を始める時間や帰宅する時間など、意外と細かな違いが生まれることがあるためです。
それぞれの生活リズムを把握して考慮しておかないとストレスの原因にもなりかねませんので、考慮した上で間取りを考えましょう。
事前に把握しておくことで、生活スタイルに合わせた間取りや性能を考えることができ、住み心地もよくなります。
音対策をする
二世帯住宅でよく揉めやすいのは「音」です!
夜の足音が気になって眠れない…、掃除機をかける時間が朝早くて騒がしい…など、意外と気になってストレスを抱えてしまうことがあるんです。
さ、昨晩は2時間程の睡眠でしたので、お昼頃まで寝ま…
— ギロロ (@rai0509) November 14, 2014
下で掃除機がはじまってしまった…。
ちなみに、下というのは私の両親。二世帯だけど、音が筒抜けなので、ほぼただの同居。ちょっと間取り失敗したな。(´・3・`)
生活リズムが違う場合は、音対策を備えた家を建てることがオススメです。
【音対策に強い】実家建て替えにオススメのハウスメーカー3選
ここでは、二世帯住宅でトラブルになりやすい「音対策」が得意なハウスメーカーをご紹介します!
ヘーベル板で足音対策!ヘーベルハウス
ヘーベルハウスでは遮音効果の高い「ALCコンクリート・ヘーベル」を外壁や床に使用しています。
お子さんが飛び跳ねたり走り回っても、ヘーベルによってその振動や衝撃音を低減。
また二世帯住宅では「防振吊り金物」を採用するため、振動をさらに吸収してくれるんです。
室内壁には遮音間仕切り壁、トイレには排水音を小さくしてくれる配管防音材も採用可能ですので、世帯間の生活音対策も安心です。
レベルに合わせた豊富な足音対策!ミサワホーム
ミサワホームでは、2階の床下に設置して遮音性能を高める「床制振ダンパー」を開発。
ダンパーについている「減衰ゴム」が飛び跳ねなどの振動を吸収し、2階の生活音を低減してくれます。
また床パネルの構造も性能の異なる4種類があり、部屋の用途や遮音したいレベルに合わせて選択することが可能です。
さらに遮音間仕切り壁も7層構造で、家族間のプライバシーを守ってくれます。
間取りの自由度を持ちつつ遮音!クレバリーホーム
親世帯と子世帯、両方の要望を叶えるために間取りの自由度が欲しい!でもオプションで音対策もしたい!という方にオススメのハウスメーカーです。
クレバリーホームでは、2階の足音対策に加え、上下階を通る排水管に防音排水管を採用。
2階トイレの排水音も静かにしてくれます。
間取りの自由度も高いため、間取りの自由度と音対策を両立させたい方にオススメです!
完全分離型の二世帯住宅にオススメのハウスメーカーは、こちらの記事でも詳しく紹介しています!
親世帯と子世帯で居住空間を分けたいという方はぜひ参考にしてみてください。
▼【プロが選ぶ】完全分離の二世帯住宅おすすめハウスメーカー10選
音以外の要望も踏まえつつ、自分にあったメーカーが知りたい!という方は、おうちキャンバスのハウスメーカー診断をご活用ください!
好きなデザインの写真を選んだり、質問に答えるだけで、自分にピッタリなハウスメーカーがわかります♪
まとめ
実家の建て替えをする際は、両世帯がストレスなく快適に過ごせるよう、建て替え前にきちんと話し合っておくことが重要です。
自分の要望も親世帯の要望も両立して叶えられるハウスメーカーはどこ?
自分たちがストレスなく過ごすために気をつけるポイントは?
そんなお悩みをお持ちの方は、おうちキャンバスのオンライン相談にご相談ください!
ハウスメーカーや土地探し、住宅ローンなど家づくりについて知り尽くした住宅アドバイザーが、あなたのお悩みをヒアリングしアドバイスしてくれます!
ピッタリのハウスメーカーも紹介してくれるので、ハウスメーカー選びを助けてくれますよ。
実際に「実家を建て替えて二世帯住宅にしたい」という方のお悩みも受け、ハウスメーカー決定、契約まで進んだ方もいらっしゃいます!
実家の建て替えにお悩みの方は、お気軽にご相談くださいね。
担当者コメント
実家の建て替えは土地購入資金を抑えられるなどのメリットもあります!
実家建て替えの悩みを相談する土地に費用がかからない分、オプションの採用や家具家電に回すなど、ぜひご家族好みの住宅をつくってくださいね。
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