水害に強いハウスメーカー4選!水害に強い家づくりポイントも解説
「水害に強い家が建てられるハウスメーカーが知りたい」
「大雨や台風の被害を抑えられる家を建てたい」
今回はそんなお悩みを持つ方必見の記事です。
この記事では、水害に強いハウスメーカーを紹介します。
万が一水害にあった場合の補償制度や、水害に強い住宅にするためのポイントを建物と土地に分けてご紹介します。
ぜひ最後までご覧くださいね!
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この記事の担当者
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は「はなまるな家を建てよう🌸」をモットーに、家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
日本の水害の現状
日本では、梅雨や夏時期は雨が降ることが多いですが、近年、雨による水害が非常に増えています。
国土交通省が出した「河川事業概要2023」によると、過去10年間で国内約98%の市町村で水害、土砂災害が発生しています。
今後は地球温暖化などの気候変動の影響により、大雨やゲリラ豪雨の発生頻度や降水量がさらに増大することが予測されているんです。
実際に近年の短時間強雨の回数は40年前の約1.5倍になっており、水害の増加は避けられないでしょう。
いつどこで大規模な水災害が発生するかわからないため、「この地域は安全で大丈夫」と言われている場合でも、水害に備えておく必要があるということですね。
2種類の水害【内水氾濫・外水氾濫】
ここでは、水害について簡単に説明していきます。
水害とは、「大雨や台風などの多量の降雨によって引き起こされる災害」のことをいいます。 例として挙げられるのが河川の増水による氾濫や土砂崩れです。 実は、水害は内水氾濫と外水氾濫の2種類があります。
2種類の氾濫の違いと被害リスクのある地域をくわしく見ていきましょう。
内水氾濫
内水氾濫とは、雨水の排水が追いつかなくなった時に周辺地域が水に浸かってしまう氾濫です。
雨量が多すぎると、排水機能を担う用水路や下水道が許容量を超えてしまい、道路や建物に溢れてしまう現象が起きます。これが内水氾濫です。
水に浸かるスピードは比較的ゆっくりなので、人命に関わる事故は起きにくい傾向にあります。
溢れた水は高い場所から低い場所に流れてくるため、標高の低い場所でリスクが高まります。
外水氾濫
外水氾濫とは、大雨で河川の水位が上がり、そのまま周辺地域に流れ出てしまう氾濫です。
一般的には「洪水」と呼ばれることが多いですね。
内水氾濫に比べて、一度に大量の水が勢いよく周辺地域に流れ込みます。
甚大な被害になりやすく、建物が流されてしまったり人命に関わる大きな被害につながってしまうこともあるため、非常に危険です。
外水氾濫は河川周辺の地域でリスクが高まります。
水害に強いハウスメーカー4選
ここからは、水害に強いハウスメーカーを紹介していきます。
ズバリ!水害に強いハウスメーカーは以下の4社です!
それでは、くわしく見ていきましょう!
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一条工務店
設立年 | 1978年 |
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本社所在地 | 東京都江東区 |
施工実績 | 20万棟以上 |
モデルハウス・展示場 | 北海道・青森県・岩手県・秋田県・山形県・宮城県・福島県・栃木県・群馬県・東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・茨城県・山梨県・長野県・新潟県・富山県・石川県・福井県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・大阪府・京都府・奈良県・滋賀県・兵庫県・和歌山県・徳島県・香川県・愛媛県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・福岡県・佐賀県・大分県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県 |
坪単価 | 102.3万円 |
住宅業界の中でも、とくに災害対策に力を入れているハウスメーカーが一条工務店です。
水害も例外ではなく、一条工務店では「耐水害住宅」という商品を販売しています。
世界最大級の大型降雨施設で行い、洪水が起こっても室内に水を入れない住宅を開発しました。
耐水害住宅で特徴的なのが「浮力対策」です。
住宅の外の水位が一定の高さに達してしまうと家が流されてしまったり、崩れてしまったりすることがあります。
浮力対策を行うと、そのような被害を防ぐことが可能です。
対策方法も水を重りにして浮力から守る「スタンダードタイプ」とあえて浮かせて守る「浮上タイプ」から選択できるため、土地や家づくりの要望に合わせて決められます。
災害対策に万全に備えたい人は一条工務店がオススメです!
三井ホーム
設立年 | 1974年 |
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本社所在地 | 東京都新宿区 |
施工実績 | 25万棟以上 |
モデルハウス・展示場 | 北海道・岩手県・宮城県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・岡山県・広島県・徳島県・香川県・愛媛県・福岡県・熊本県・鹿児島県 |
坪単価 | 坪単価:127万円 |
間取りとデザイン提案力の高さと災害対策を両立しているのが、三井ホームです。
三井ホームでは、お客様一人ひとりに合わせて間取りやデザインの提案を行います。
たとえば、水害が起こった場合の垂直避難を見据えた2階リビングや、非常食を保管する小屋裏収納の提案も得意で、万が一災害が起こった場合にも生活しやすい家づくりが可能です。
また大雨の際、トイレなど室内からの水害を防ぐため、逆流防止弁付公共マスを設置しています。 下水道本管からの逆流や臭気を防止する役割を果たしてくれるため、災害時に見落としがちな室内対策も安心です。
三井ホームは耐震性、遮音性、断熱性などにも力を入れており、アフターフォローも手厚いため、まさに安心して暮らせる家づくりができるでしょう。
デザインにこだわりながら、災害対策を含めた総合的な性能の高さを実現したい人は三井ホームがオススメです!
アエラホーム
設立年 | 1984年 |
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本社所在地 | 東京都千代田区 |
施工実績 | 1万7,000棟以上(直営店実績) |
モデルハウス・展示場 | 岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・岡山県・広島県・島根県・山口県・愛媛県・福岡県・熊本県 |
坪単価 | 84.5万円 |
アエラホームは、高気密高断熱が強みのハウスメーカーですが、災害対策も万全に行っています。
東日本大震災では、周囲の住宅が津波で流される中、アエラホームの「クラージュ」は流されずに耐え抜いた実績があります。
基礎や構造が頑丈に作られているため、被害を小さく抑えることができたのです。
またアエラホームの住宅は気密性が高いため、家の隙間が少なく、中に水を入れにくい特徴を持ちます。
高気密高断熱住宅で快適に生活しながら、災害時は家族を守ってくれる家がほしい人はアエラホームがオススメです!
ヤマダホームズ
設立年 | 1951年 |
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本社所在地 | 群馬県高崎市 |
施工実績 | 13万棟以上 |
本社所在地 | 東京都千代田区 |
モデルハウス・展示場 | 青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・石川県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・富山県・福井県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・岡山県・広島県・徳島県・香川県・愛媛県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県 |
坪単価 | 69.4万円 |
ヤマダホームズでは、「水害対策仕様」の商品を販売しています。
なんと、ヤマダホームズでは「水害対策仕様」を全商品にオプションで採用できるんです!
好みの商品を選択しつつ、そこに水害対策を加えられるので「水害対策仕様にしたら、希望のデザインにできなかった…」ということは起こりません。
価格を抑えつつ、水害対策にも力を入れたいという方はヤマダホームズがオススメです!
また、地震にも強い家がほしい方は以下の記事も参考にしてみてくださいね! 地震に強いハウスメーカーを紹介しています。
【プロ厳選】全国のハウスメーカーの中で「本当に地震に強い」ハウスメーカー8選!(別の記事が開きます)
ハウスメーカー選びに悩んだらプロにアドバイスをもらうのもオススメ
「水害以外にもいろいろこだわりたい部分があるんだけど、どのハウスメーカーが合ってるんだろう?」
「今の予算でどんな家が建てられるのかわからない…」
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「家づくりの進め方がまったくわからないので1から教えてほしい」
「自分にぴったりなハウスメーカーを知りたい」
「情報収集をしていたら、何がいいのかわからなくなり、ハウスメーカー迷子になってしまったからアドバイスがほしい」
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家づくりを始めたばかりの人から、メーカーで検討中の人まで、プロの注文住宅アドバイザーが親身にアドバイスします。
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水害に強い家にするためのポイント
ここからは、水害に強い家にするためのポイントを徹底解説していきます。
結論からお伝えすると、水害に強い家にするためには以下のポイントを押さえる必要があります!
▼建物編▼
- 建物の高さを上げる
- 外壁の防水対策に力を入れる
- 家を高い壁で囲む
▼土地編▼
- ハザードマップを見る
- 地名をチェックする
- 実際にその土地に足を運ぶ
くわしく解説していきます!
【建物】建物の高さを上げる
建物のポイント1つ目は、建物自体の高さを上げることです。
方法としては、土地自体の高さを上げる盛り土と、基礎部分の高さを上げる高床が挙げられます。
浸水する高さに家を建てないという意味では非常に有効的です。
ただ盛り土の場合は自治体への申請が必要で、地域で高さ制限がある場合は対応が難しかったり、高床式の場合は耐震性が落ちてしまうというデメリットもあります。
対応が増える分、建築コストが高くなるため、ハウスメーカーと連携しながらしっかり話し合って進めていきましょう。
【建物】外壁の防水対策に力を入れる
建物のポイント2つ目は、外壁の防水対策に力を入れることです。
防水の外壁を採用することで、建物内に水が届かないようにします。
建物の高さを上げるよりも小規模の工事で済むため、比較的対策しやすいのもいいですね。
雨天時は水の侵入を外壁表層で抑えられるため、建物の寿命を伸ばせるのもメリットです!
【建物】家を高い壁で囲む
建物のポイント3つ目は、家を高い壁で囲むことです。
水に強い塀を採用し、家を囲むことで、万が一水位が上昇しても敷地内に水が入りにくい設計にすることができます。
とくにコンクリート塀は浸水対策に非常に有効です。
すでに家を建てていて建物の高さ上げが難しい方も対策できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【土地】ハザードマップを見る
土地のポイント1つ目は、ハザードマップを見ることです。
とくに洪水と津波のマップを確認しましょう。
マップは危険度によって色分けされているため、誰でも簡単にチェックが可能です。
洪水ハザードマップでは、河川が氾濫した場合に浸水する範囲を確認できます。
また、津波ハザードマップでは津波の被害を受ける範囲を確認できます。
水害を受けないためには、まずはハザードマップをもとに被害を受ける可能性が低い土地で探すことが重要です。
【土地】地名をチェックする
土地のポイント2つ目は、地名をチェックすることです。
池・沼・田・川・海など水に関する文字が地名に入っていると、歴史的に水害が多い地域の可能性があります。
地名には昔の地域の特徴が関係していることがあり、水に関する文字が入っていると水捌けが悪い土地や、液状化の危険がある土地の場合があるんです。
国土交通省によると、過去に水害を経験した土地は、地名に以下の文字を含んでいる場合があるそうです。
川内、灘、牛、沢、深、竜など
地名を確認しつつ、ハザードマップと照らし合わせながら土地探しを進めていきましょう。
【土地】実際にその土地に足を運ぶ
土地のポイント3つ目は、実際に購入したい土地に足を運ぶことです。
雨の日に行ってみると、低い土地に大きな水たまりができていたり、水捌けが悪いエリアなども確認できます。
実際にその土地周辺の住人に聞いてみるのも方法の1つです。
いくら情報収集をしていても「実際に行ってみたら、聞いていた話と違った…」ということはあります。
土地を決める際には現地確認も忘れずに行いましょう。
水害に遭った場合の補償制度
ここでは、万が一水害に合った場合に使える補償を表で説明していきます。
制度 | 補助額 | 備考 |
---|---|---|
被災者生活再建支援制度 | 被害状況に応じて最大300万円補助 | 罹災証明書の区分の応じて支給額が決定 |
住宅の応急修理 | 被害状況に応じて最大65万5千円補助 | 罹災証明書の区分の応じて支給額が決定 |
火災保険の水災補償 | 補償内容や範囲は加入保険による | ▼支払い基準を満たすのは、一般的に1または2を満たす場合▼
1)保険の対象となる建物や家財に、再調達価額の30%以上の損害が生じた場合に補助 2)床上浸水、または地盤面から45cmを超える浸水による損害を受けた場合 ※水災補償は付帯されていないこともあるため、加入前の確認が必要 |
まとめ
ここまで、オススメのハウスメーカーと家づくりの流れ、住宅平均価格、ハウスメーカー選びで失敗しないコツを紹介してきました。
- ハウスメーカー選びは家づくりの要望と水害対策のバランスを考えながら進める必要がある
- 水害に強い家にするためのポイントをしっかり押さえて家づくりをする
- 万が一水害に遭った場合に備えて、利用できる補償を確認しておく
- 家づくりの進め方やハウスメーカー選びに迷ったら、プロのアドバイザーに相談する
この記事を読んだあなたが自分にピッタリなハウスメーカーを見つけられることを祈っております!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
担当者コメント
近年は線状降水帯や台風の発生などにより、水害が増加しています。
「自分の地域は大丈夫」と思っていても、予期せぬ被害に遭ってしまうこともあるため、水害対策はしっかり行いましょう。
水害に強い家づくりのポイントを抑えつつ、自分の要望に合うハウスメーカーを探していくことがピッタリなハウスメーカーを見つけるための近道です。
なんとなくで住宅展示場に足を運んだり、資料請求してしまうと「ハウスメーカー迷子」に陥ってしまうこともあるため注意しましょう!
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