【店舗兼住宅】メリットデメリットや注意点、オススメハウスメーカーを紹介
「自宅で自分のお店を開きたい!」というあなた。
現在賃貸にお住まいであれば「この機会に店舗兼住宅を建てて、夢のマイホームと自分のお店を実現したい」と期待に胸を膨らませているのではないでしょうか。
ですが、店舗兼住宅は普通の住宅と家づくりの進め方が異なります。
そのため
「店舗兼住宅のメリットデメリットってなんだろう」
「店舗兼住宅の住宅ローンってどうなるんだろう」
と不安にもなりますよね。
そこで、この記事では店舗兼住宅のメリットデメリットや注意点、住宅ローン、オススメのハウスメーカーをご紹介し、あなたの店舗兼住宅づくりをサポートします。ぜひ最後までご覧ください。
また、「とりあえず自分に合うハウスメーカーを知りたい」という方には、下の住宅メーカー診断がオススメです。好きなデザインや間取り、希望の予算を選択いただくだけで、予算内であなたの希望を叶えるハウスメーカーを無料で診断します。たった3.4分で診断できるので、ぜひ一度お試しください!
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家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
店舗兼住宅ってどんな住宅?
ではまず、店舗兼住宅の言葉の意味からお伝えします。一般的には、1つの建物に店舗部分と住居部分がある物件を店舗兼住宅と呼びます。
さらに、建物内で店舗部分と住居部分を行き来できるかどうかによって、以下のとおり分けることもできます。
- 建物内で行き来できる場合:店舗兼用住宅
- 建物内で行き来できない場合:店舗併用住宅
では、店舗兼用住宅と店舗併用住宅の違いについて詳しく見ていきましょう。
店舗兼用住宅とは?
店舗兼用住宅は、建物内で店舗部分と住宅部分を行き来できる物件です。住宅と非住宅部分が構造的にも機能的にも一体となっており、店舗部分は他人に貸し出せません。また、店舗部分の床面積は50平方メートル(約30畳)以下、かつ建物の延べ面積の50%未満と決められています。
後述する店舗併用住宅と比べると、店舗兼用住宅のほうが土地の制限も緩和されています。土地には用途地域というものが存在し、用途地域ごとに建てられる建物が異なりますが、店舗兼用住宅は店舗併用住宅を建てられない第一種低層住居専用地域にも建てることができます。
第1種低層住宅専用地域は、その名の通り低層住宅のための地域です。しかし、小規模なお店や事務所をかねた住宅、小中学校は建てられます!
店舗併用住宅とは?
一方、店舗併用住宅は建物内で店舗部分と住宅部分を行き来できない物件です。店舗部分と住宅部分がそれぞれ独立しているため、店舗部分を他の人に貸し出すこともできます。
しかし、前述のとおり店舗併用住宅には土地の制限がかかっており、第1種低層住居専用地域には建てられません。
店舗併用住宅は、店舗部分を他の人に貸し出してテナント料を受け取れます。ただし、ローンを借りて店舗部分を建てた場合は、ローンを完済していないと他の人に貸し出せません。
ここまでの内容をまとめると以下になります。
店舗兼住宅とは
- 店舗兼住宅とは1つの建物に店舗部分と住宅部分がある物件を指す。
- 建物内で店舗部分と住宅部分を行き来できる場合は店舗兼用住宅と呼ばれる。
- 建物内で店舗部分と住宅部分を行き来できない場合は店舗併用住宅と呼ばれる。
続いて、店舗兼住宅のメリットとデメリットをご紹介します。
店舗兼住宅のメリットとは?
店舗兼住宅のメリットは以下の通りです。
- テナント料なしで開業できる
- 通勤時間がかからない
- 店舗部分の建築費や光熱費を事業経費にできる
通勤時間が0分のため、家族と過ごす時間を多くとれます。小さい子どもを留守番させるとなっても、いざという時にすぐに駆けつけられて安心です。
また、店舗兼住宅では店舗部分のローンの利息や光熱費を事業経費にできます。テナントを借りるよりもメリットが多いです。
店舗兼住宅のデメリットとは?
一方、店舗兼住宅のデメリットとしては以下が挙げられます。
- 初期費用が高い
- 集客力と住みやすさの両立が難しい
- 間取り難易度が高い
- 需要がなく、売却が難しい
店舗の集客を重視するならば、駅から近い土地や車通りの多い道路に面している土地を選びたくなりますよね。
ですが、そのような土地は電車や車の音がうるさいことが多いです。遮音性の高い住宅にして騒音があまり気にならないようにすることもできますが、建築費用が高くなってしまいます。
加えて、集客を見込めるような好立地はそもそも売りに出されているケースが少なく、見つけるのが難しいです。土地があったとしても値段は相場よりも高いでしょう。
また、店舗部分の間取りや外観は一般の住宅よりも間取りやデザインの難易度が上がります。そうなると対応できるハウスメーカーが限られてきて、建築費用がかかります。また対応できるハウスメーカーを探すのも一苦労ですよね。
そんなあなたにオススメなのがおうちキャンバスのオンライン相談です。店舗兼住宅を建てたいあなたのこだわりをヒアリングし、ベストマッチなハウスメーカーをご紹介します。ご自身で展示場を回る必要なく、各ハウスメーカーでできる間取りや予算感をお伝えするので、効率よく家づくりを進められますよ!
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店舗兼住宅の住宅ローンは?
店舗兼住宅を建てる場合、通常は住宅部分には「住宅ローン」、店舗部分には「事業用ローン」を利用します。
しかし、事業用ローンは住宅ローンよりも金利が高く、かつ借りられる期間が短いです。そのため、店舗部分の建築費用は自己資金で賄い、住宅部分はローンを借りて建てる方法がお得でオススメです。
しかし、店舗兼用住宅であれば建物全体に住宅ローンを利用できる場合もあります。ぜひ借りたい金融機関の条件を確認してみてください。
住宅ローン控除は使える?
住宅ローン控除とは、住宅ローンを借り入れて住宅の新築・取得または増改築等をした場合に、年末のローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から最大13年間控除する制度です。
店舗兼住宅でも、住宅部分には住宅ローン控除を使えます。
ただし、住宅ローン控除を受ける条件の1つに「床面積の床面積の50%以上が居住用である」という条件があるため、店舗併用住宅では住宅ローン控除を使えない場合もあります。ご注意ください。
また、上記以外にも住宅ローン控除を受ける条件はあります。一例を記載するので参考にしてください。
- 省エネ住宅(長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅・省エネ基準適合住宅)である
- 自らが居住するための住宅
- 合計所得金額が2,000万円以下
- 住宅ローンの借入期間が10年以上
- 引き渡しまたは工事完了から6か月に入居
- 控除を受ける年末に、その住宅に住んでいる
- 床面積が50m2以上ある(一部40m2以上でも適用可)
店舗兼住宅を建てる際に注意すべきポイント
店舗兼住宅を建てる際には注意すべきポイントがたくさんあります。
- 騒音問題
- 駐車場問題
- 需要が低く売却時に不利になる可能性がある
- 住宅ローンを払い終わるまで他の人に貸せない(店舗併用住宅の場合)
どんな立地でどんな事業を展開するかにもよりますが、騒音やお客さんの車の不法駐車などで近隣の方にご迷惑をかけてしまうケースはよくあります。
駐車場は広めに確保しておくとオススメです。
また冒頭でもご紹介したとおり、店舗併用住宅の店舗部分をローンで建てた場合は、ローンの支払いが終わるまで店舗部分を他の人に貸せません。
仮に事業が失敗して店舗をたたむとしても、住宅ローンは払わなければならないのです。
やはり店舗部分は自己資金で建てるのがオススメです!
店舗兼住宅のオススメハウスメーカー5選
ここからはおうちキャンバスが独自に選んだ、店舗兼住宅を建てるのにオススメのハウスメーカー5社をご紹介します。
- ダイワハウス
- 積水ハウス
- 三井ホーム
- ヤマト住建
- アイ工務店
各ハウスメーカーの坪単価や設備などの詳しい情報は、おうちキャンバスの公式LINEでお届けしています。
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1. ダイワハウス
ダイワハウスは創業68年の老舗メーカーです。大和ハウスグループの1社で、グループとして住宅以外にもマンションや流通店舗の建築実績が豊富なため、長年の経験に基づいた提案をしてもらえます。圧倒的な安心感があるハウスメーカーです。
もちろんダイワハウス自体も、店舗や医院、賃貸住宅を併用する住宅の建築実績が豊富です。そんなダイワハウスで店舗兼住宅を建てるメリットは以下の2つです。
- 遮音性が高い
- 間取りの自由度が高い
詳細は以下のボタンからご確認いただけます。(クリックで開きます)
ダイワハウスの遮音性について知る
ダイワハウスの遮音性能は業界最高クラスです。屋外の交差点の騒音が、室内では換気扇が回る音程度まで軽減されます。
店舗兼住宅は立地の良さを重視して人通り車通りの多い場所に建てることが多く、どうしても外の音に悩まされる場合が多いです。しかしダイワハウスの住宅であれば、外の音を気にせず快適に過ごせます。
ダイワハウスの間取りの自由度について知る
ダイワハウスは間取りの自由度が高いハウスメーカーです。鉄骨造・木造の両方に対応できますが、とくに鉄骨造は木造よりも間取りの自由度が高く、大空間や大開口も可能です。
店舗兼住宅は通常の住宅よりも間取りにこだわる必要が出てきますが、ダイワハウスにお願いすれば基本的にどんな間取りにも対応してもらえると思っていいでしょう。
もちろん、大空間や大開口、そのほかの特殊な間取りにを採用しても、鉄骨造であれば地震などの外力に強く、安心できます。
2. 積水ハウス
積水ハウスは誰もが知る一流メーカーです。高いデザイン性と、開放感のある大空間リビングを得意としています。また、社員の約10%がアフターフォロー担当であるほど、アフターフォローが手厚いハウスメーカーでもあります。
積水ハウスはオフィスや保育所の建築事例が豊富であるため、店舗兼住宅を建てる場合も安心して任せることができます。そんな積水ハウスで店舗兼住宅を建てるメリットは以下の2つです。
- 上階の音が響いてこない
- 地震に強い
詳細は以下のボタンからご確認いただけます。(クリックで開きます)
積水ハウスの遮音性について知る
2階に居住スペース、1階に店舗がある場合、「2階にいる子どもの飛び跳ねたり走り回る音が店舗に響いたらどうしよう」と不安になりますよね。
しかし、積水ハウスの住宅は上下階の遮音性の高さに優れているため、のびのびと過ごせます。
その秘密は、積水ハウスの賃貸住宅でも使われている高遮音床システムのSHAIDD55。なんと、上階からの床衝撃音を2分の1にしてくれるんです。
賃貸住宅と同じ遮音性の高さを店舗兼住宅でも実現できるのは嬉しいですよね。
積水ハウスの地震対策について知る
せっかく店舗兼住宅を建てても、地震で建物が半壊してしまってはショックですよね。店舗としての見栄えも重要なので、外壁の剥がれや割れも抑えたいところです。
積水ハウスは国の厳しい審査に合格して「型式適合認定」を受けているため、耐震性が高いです。加えて、独自の構造計画システム「THOHFIK」により1軒1軒の安全性を確認しています。
実際、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震において、被災エリアに建つ積水ハウスの住宅の全壊・半壊はゼロでした。
3. 三井ホーム
三井ホームは高いデザイン性を持つメーカーです。とくに洋風デザインを得意としており、可愛らしくおしゃれな家にすることができます。外観デザインだけではなくインテリアまで提案してもらえるので、統一感のある家にできるのも嬉しいポイントです。
また、三井ホームは木造であるものの独自の基礎や外壁によって高い耐震性を誇ります。そんな三井ホームで店舗兼住宅を建てるメリットは以下の2つです。
- 2階リビングが得意
- 三井不動産グループ全体で土地を探してくれる
詳細は以下のボタンからご確認いただけます。(クリックで開きます)
三井ホームの2階リビングについて知る
店舗兼住宅では2階にリビングを配置する人も多いでしょう。三井ホームは2階リビングが得意なメーカーなので、安心して任せられます。
三井ホームは、構造上勾配天井を取りやすいという性質もあり、通常の住宅向けにもよく2階リビングの提案をしています。勾配天井だからこその広々としたリビングで、快適に過ごせること間違いなしです。
加えて、2階にリビングがあると、隣接したルーフバルコニーでご近所の視線を気にすることなく食事をとったり、子どもを遊ばせられるメリットもあります。
三井ホームの土地探しについて知る
店舗兼住宅を建てる際には、好立地の土地を見つけるのも一苦労です。
しかし、三井ホームでは三井不動産グループの総合力を生かして土地探しを全面的にバックアップしてもらえます。
実際、三井のリハウスを展開する三井不動産リアルティグループは、36年連続で全国売買仲介取扱件数1位を記録するなど、実績が豊富で心強いです。
4. ヤマト住建
ヤマト住建は関東や近畿を中心に展開しているハウスメーカーです。耐震性と断熱性に優れた高性能な家をリーズナブルに建てられる点が強みです。
耐震性においては、自動車で使われる特許を応用した高性能な制振ダンパーにより、家の歪みを最小限に抑えることができます。また断熱性においては、家全体を内側と外側から断熱材で包み込む内外W断熱により、屋外の寒い気温をブロックしつつ、室内の暖かい空気を逃しません。そんなヤマト住建で店舗兼住宅を建てるメリットは以下の2つです。
- 屋上庭園の実績が豊富
- エアコン2台で家中快適
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ヤマト住建の屋上庭園について知る
店舗兼住宅では、駐車スペースを確保するために庭を作らないケースが多いです。しかし、お庭で花を育てたり、BBQをしたり、子ども用の小さいプールを置いて遊びたい…という希望もなかなか捨てられないですよね。
そこでオススメなのが屋上庭園です。屋上庭園は十分に庭の代わりになります。
ヤマト住建は、屋根がある家と同等の価格で屋上庭園がある家を建てられます。その実績は35年以上・全国27万棟と非常に豊富で安心です。
「屋上は雨漏りが心配」と不安に思う方も多いですが、標準の防水補償は10年6か月と長く、10年ごとの延長も可能です。こちらも安心できますね。
ヤマト住建の空調について知る
店舗兼住宅で家にいる時間が長いのであれば、家の中の温度は一定で、快適であって欲しいですよね。そうなるとオススメなのは全館空調ですが、全館空調は導入時や故障時にかなりコストがかかってしまいます。
一方、ヤマト住建ではエアコン2台が全館空調代わりになるAirフローシステムを採用しています。Airフローシステムは、1階リビングと2階ホールにエアコンを設置し、その付近に設けた給気口からダクトを介して各室に空気を送る仕組みです。初期投資も電気代もエアコン2台分で済むので、コストを抑えつつ、快適に暮らせます。
5. アイ工務店
アイ工務店は設立が2010年と比較的最近であるものの、受注棟数は業界第6位で国内成長率1位のハウスメーカーです。その秘密はコストパフォーマンスの高さと設備のグレードの高さにあります。
アイ工務店では、余計な広告費や人件費を徹底的にカットする企業努力により、大手ハウスメーカーの7割ほどの価格で同グレードの家を建てることができます。そんなアイ工務店で店舗兼住宅を建てるメリットは以下の2つです。
- メンテナンス性が高い
- 間取りを1mm単位で調整可能
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アイ工務店のメンテナンス性について知る
「外壁の塗り替えのためにシートで建物を覆っているからか、営業中なのに全然お客さんがこない…」なんて嫌ですよね。
アイ工務店は標準で屋根に瓦を採用できるため、屋根の塗り直しが必要ありません。
また、外壁はニチハのFu-geプレミアムが標準です。Fu-geプレミアムは雨で汚れを洗い落としてくれるセルフクリーニング機能がついている外壁で外壁の美しさが30年以上続くと言われています。塗り替えの目処は40年後です。
一般的によく使われている外壁材は10年から15年に一度塗り替えが必要で、その度に建物がシートで覆われてしまいますが、アイ工務店で建てれば30年は塗り替えなしで大丈夫です。
アイ工務店の間取り対応力について知る
店舗部分の間取りは、使う設備やご自身のイメージに合わせて細かく調整したいですよね。
アイ工務店は内部空間の間取りを1mm単位で調整できるため、やりたい間取りを叶えることができます。
この記事のまとめ
ここまで読んでくださりありがとうございました。この記事の要点は以下になります。
- 店舗兼住宅を建てるなら、建物内で店舗と住居を行き来できる店舗兼用住宅がオススメ
- 店舗兼住宅でも、条件次第では建物全体に住宅ローンを使える
- 店舗兼住宅でも、条件次第では住宅ローン控除を使える
- 店舗兼住宅を建てるには、ダイワハウス・積水ハウス・三井ホーム・ヤマト住建・アイ工務店がオススメ
「もっと詳しく知りたい!」という方はぜひ一度おうちキャンバスのオンライン相談にご参加ください。住宅のプロがあなたの家づくりのお悩みにお答えします。
店舗兼住宅以外のご希望も踏まえて、ピッタリのハウスメーカーをご紹介します。さらに、家づくりの成功の鍵である優秀な営業マンも紹介可能です。
あなたの店舗兼住宅が素晴らしいものになるよう願っております!
担当者コメント
マイホームも職場もどちらも1つの建物内にある店舗兼住宅。 一日中そこで過ごすわけですから、満足のいく住宅にしたいですよね。
相談の流れ・サービス詳細満足のいく住宅にするには何を優先して家づくりをしたいのかを明確にすることが大事です。しかし、なかなかご自身で優先順位付けするのは難しいですよね。
「自分の希望を整理したい!」「ぴったりのハウスメーカーを教えてほしい!」という方は、ぜひ下のボタンからおうちキャンバスのオンライン相談にお申し込みください。お待ちしております!