耐震等級3が取れるハウスメーカーおすすめ14選!選び方のコツもご紹介

耐震等級3が取れるハウスメーカー14選

「おうちづくりでは、間取りや性能も大事だけど、まずは地震に強い家であってほしい」
「せっかく家を作るなら少なくとも耐震等級3は確保したい」

と、おうちの耐震性や、耐震等級について考えている方、大事にしている方は多いのではないでしょうか?

地震に対する強さとしてもっとも参考になる指標である「耐震等級3」
現在はかなり多くのハウスメーカーで取得できます。
しかし、数あるハウスメーカーを1社ずつ見ていくのは、困難です。
そして、いくら耐震等級3だからと言って「間取りや性能が自分好みではない家」に何十年も住むのはためらってしまいますよね。

そこで今回は、「耐震等級3」を取得しつつ、価格や間取りの観点も総合的に評価した、おすすめのハウスメーカーを14社を厳選してご紹介します!

加えて、耐震等級3の取得を目指す際の注意点や、耐震等級3の家を作るときのハウスメーカー選びのコツもお伝えします。
これを読んで、「当たり前の安心を備えた幸せなお家づくり」の一歩を踏み出しましょう!

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たてまる
はなまるな家をたてよう🌸
たてまる

大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。著書『図解でわかる! 理想の家づくり 超入門』発売

耐震等級3とは?

耐震等級の説明画像

そもそも「耐震等級」とは一体どのようなものなのでしょうか?
なんとなくしかわからないという方に向けて、先に定義やその重要性についてご説明します。

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一般的に使われている「耐震等級」とは住宅性能表示制度によって定められた耐震性の指標です。
等級は3段階あり、数字が大きくなるにつれて建物の強度も上がる仕組みです。

耐震等級1は一般の戸建て住宅レベルで、数百年に一度(震度6強〜震度7程度)の地震で倒壊・崩壊しない程度の強度とされています。

「耐震等級1でそんなに強いの?」と驚く方もいるかもしれません。
耐震等級1、つまり普通の戸建てレベルでも現在では地震で倒壊・崩壊しないことが当たり前になっているのです。

耐震等級2や3はさらに強くなります。
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍強く、学校や病院並みの強さ。
そして耐震等級3は耐震等級1の1.5倍強く、消防署や警察署並みの強さとされています。

大地震に耐えられるだけでなく、大地震の後も安心して住み続けられる家が耐震等級2〜3です。

また、今後は今まで経験してきた地震よりさらに強い地震が起きるかもしれないということを考えると耐震等級3の家を建てるのが安心です。

耐震等級1,2ではダメなのか? 

耐震等級が1や2の家はダメな家なのでしょうか?
結論からお伝えすると、「ダメではないが、耐震等級3を強くおすすめします」という回答になります。

先ほどご紹介した通り、等級1でも一定の安全性は確保されており、もちろん法律上の問題もありません。
しかし、気をつけていただきたいのは耐震等級1はあくまでも倒壊・崩壊しない最低限のレベルということです。

例えば半壊になることは十分にあり得ます。
家の損害割合が20%〜40%の場合、家に戻ることはできなくなり避難所生活を送ることになるでしょう。

加えて、耐震等級は複数回の地震を想定していません。
極端な言い方をすれば、「1回の強い揺れに耐えられれば等級1」であるということです。
しかし、大地震の前後には比較的強い揺れの余震がある場合も多く、その揺れによるダメージが蓄積していると、倒壊の危険があります。

事実、短期間で2回の震度7を観測した2016年の熊本地震では、耐震等級1,2の住宅が倒壊してしまいました。
一方、「耐震等級3」の家は倒壊せず、9割近くが無被害であったことが国土交通省より公表されています。

この事実を踏まえると、耐震等級3がいかに重要なポイントであるかをご理解いただけるかと思います。

木造住宅でも耐震等級3は取得できる? 

木造住宅であっても、鉄骨住宅であっても、耐震等級3は問題なく取得できます。

なぜなら耐震等級とは構造に関わらない「客観的な評価に基づく耐震性の指標」だからです。

耐震等級3が取れるおすすめのハウスメーカー14社【2025年最新版】

今回ご紹介する、耐震等級3が取れるおすすめのハウスメーカーは以下の14社です。

おうちキャンバスのハウスメーカー分布図では以下のようになります。

ハウスメーカー分布図

各ハウスメーカーの情報を一覧でまとめましたので、こちらもぜひご確認ください。

会社名 構造 坪単価 間取り自由度 その他特徴
タマホーム 木造軸組工法 71.1万円〜 大空間は得意ではない ヒノキの集成材を使用
一建設 木造軸組工法 66万円〜 ベースプランをもとにする 全棟等級3が標準
アイ工務店 剛床・モノコック構法 93.4万円〜 1cm単位で高い 偏心率も計算
アキュラホーム AQダイナミック構法 74.6万円〜 大空間が可能 耐力壁が大開口を支える
ヤマダホームズ 木造軸組工法・2×4工法 72.4万円〜 商品が多く対応力も広い 制震ダンパー標準の商品あり
ウィザースホーム 2×6工法 95.8万円〜 2×6ながら比較的高い 耐震性の低い間取りはあまり提案しない
一条工務店 ツインモノコック構造(2×6工法) 107.3万円〜 構造・性能を優先する 耐震性含め性能が高い
セキスイハイム ユニット構法(鉄骨ラーメン構造) 102.3万円〜 大空間が可能 鉄骨では珍しいベタ基礎を採用
パナソニックホームズ 鉄骨軸組構造・鉄骨ラーメン構造・大型パネル構造 113.4万円〜 構法によって対応力が異なる 地震あんしん保証がある
トヨタホーム 鉄骨ラーメン構造・鉄骨軸組構法 99.8万円〜 大空間が可能 自動車との連携も得意
積水ハウス ダイナミックフレームシステム(軽量鉄骨)・フレキシブルβシステム(重量鉄骨)・シャーウッド構法(木造) 140.1万円〜 大空間も細やかな調整も得意 木造は国から認定を受けている・鉄骨はシーカスダンパーを採用
ダイワハウス 鉄骨軸組工法・木造軸組工法 116.1万円〜 大空間も細やかな調整も得意 Σ型デバイスで耐震性を持続
住友林業 ビッグフレーム構法 119.1万円〜 大開口が可能 木造ながら4階建まで対応
ミサワホーム モノコック構造 100.1万円〜 多層住宅が得意 独自の制震装置「MGEO」を採用

もし、この比較表を読んで「正直、比べるの大変だなぁ、違いがわからないなぁ」と思った方は、おうちキャンバスの無料相談会もおすすめです。
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それでは価格帯別にそれぞれのハウスメーカーを見ていきましょう!

リーズナブルタイプで耐震等級3が取れるおすすめ2社

リーズナブルタイプのハウスメーカーでは価格を抑えて比較的高品質な家を建てられます。
そのため、家づくりの後悔でよくある「打ち合わせ中の予算オーバー」を防げます。
今回は2社、厳選しました!

タマホーム

タマホーム

タマホームはリーズナブルタイプのハウスメーカーの中でも抜群の知名度を誇ります。
1998年に創業された比較的新しいハウスメーカーでありながら、他の追随を許さない急成長を遂げ、今や最大手ハウスメーカーのひとつです。

2024年5月までの1年間における引き渡し棟数は8,678戸で、多くの方に選ばれていることがわかります。
タマホームでも耐震等級3をしっかりと取得できますよ。

強度の高い工法で、大安心の耐震等級3を実現

タマホームのベストセラー商品「大安心の家」はその名の通り、家族が安心して過ごせる特徴をいくつも持っています。
その一つが「耐震等級3」を取得できることです。

「大安心の家」の工法は木造軸組構法と呼ばれるもっとも普及している一般的な工法です。
しかし、「大安心の家」では強度のある「面材」(柱ではなくパネルの木材)も貼り付けることで構造を強化しています。

また、「ベタ基礎」と呼ばれる基礎を採用し、強い揺れでも負荷を分散できるようにしています。
そもそも基礎とは建物を地面に固定するための部分でいわゆる「地面の上にまず乗っている部分のこと」です。
「ベタ基礎」は平らな鉄筋を入れたコンクリートで面として建物を支えています。
そのため、「布基礎」と呼ばれる一般的な基礎と比べ、建物の重さや揺れのエネルギーを分散できます。

これらの取り組みから耐震等級3が標準であるため、断熱等級5の標準仕様と合わせて、「長期優良住宅」の基準を満たせるのです。

まさに予算も耐震も性能も「大安心!」と満足できるおうちに住みたい方におすすめです!

タマホームの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎タマホームの特徴まとめ|コスパだけじゃない多彩な魅力に迫る!

一建設

一建設

一建設は、1967年に創業し、幅広い種類の住宅を取り扱う、長い歴史を持ったハウスメーカーです。
分譲戸建てからマンション、注文住宅、リフォームを手がけ、多くの実績を持っています。

費用を抑えつつ、現代に求められる「家」としての水準をしっかりと満たした、コストパフォーマンスの高い家づくりが特徴です。

耐震金物やベタ基礎を採用し、全棟耐震等級3を取得できる

一建設の家は耐震等級3を全棟で取得していることがまず大きな強みです。
耐震性について公式サイトにおいても「耐震等級3を取得」と書かれているのは安心ですよね。

これは、「全棟」という部分が重要なポイントです。
なぜなら、ハウスメーカーによっては標準仕様が耐震等級2で、3はオプション、という場合もあるからです。
すると、「最初は費用を抑えるつもりだったけど、耐震性を高めたら予算を超えてしまった・・・」ということになりかねません。

その点、一建設は耐震等級3に加え、断熱等級5などの住宅性能が標準になっています。
予算を抑えた家づくりを考えている方にとっては心強いと言えるでしょう。

構造には、柱や基礎を金具で補強する「耐震金物」を採用しています。
強い揺れでも負荷を面で支えて、力を分散できる「ベタ基礎」も使用。
建物の床を支える部分には銅の部材を使うことで、サビやシロアリの対策もしています。

充実の標準仕様と、コストカットによる低価格を両立したコスパの良いおうちに住みたい方におすすめです!

一建設の特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎一建設の特徴まとめ | コスパや気になるメリット・デメリットを徹底解説!

グッドバランスタイプで耐震等級3が取れるおすすめ4社

グッドバランスタイプのハウスメーカーでは、適度な予算で、性能・耐震性・間取りなど希望をしっかり実現した総合力の高い家を建てられます。
そのため、「家づくりは妥協したくない、けれど払える額には限界があって不安」という方にはとくに見ていただきたいメーカーです。
今回は4社、厳選しました!

アイ工務店

アイ工務店

アイ工務店は、2010年設立のハウスメーカーです。
標準で断熱等級5、耐震等級3を取得した高性能かつ間取り自由度の高い住宅を提供しています。
今、もっとも成長している注目のハウスメーカーと言っても過言ではなく、着工数では業界6位の実績があります。

キッチンなどの設備や外壁・屋根材の品質も高く、「コスパ最強!!」な満足度の高い家づくりが期待できるでしょう。

独自の計算で驚異の間取り自由度と耐震等級3を両立

アイ工務店の注文住宅商品「N-ees(ニーズ)」では、耐震性と間取り自由度を高いレベルで両立しています。

間取りは1cm単位での調整が可能で、帰宅から荷物を置いて、キッチンに向かうまでの導線など家族に合わせたオンリーワンの設計が可能です。
中二階のような、スキップフロアも得意で空間の使い方が非常に優秀です。

しかし、一般にスキップフロアや細かい調整は耐震性との両立が難しいと言われています。
ではなぜ、アイ工務店は両立できるのでしょうか?

その秘密は、モノコック工法と偏心率の計算にあります。
アイ工務店が採用している「剛床・モノコック工法」は、従来の木造軸組工法よりも耐震性が高いことが特徴です。
木造軸組工法が柱を使用して構造を支えるのに対し、モノコック工法はバランスよく力を分散する合板(厚い木材のパネル)で面を覆い、構造を支えています。
これによって、変形しにくい強い家となるのです。

加えて、耐震強度の「バランス」を示す「偏心率」をもちいた計算をすることで、間取りを自由に考えつつ、バランスが悪く崩れやすい家になることを防ぎます。

生活しやすい自分だけの間取りも、家族が安心できる耐震性も諦めない、充実の注文住宅を建てたい方におすすめです!

アイ工務店の特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎アイ工務店の特徴4選!坪単価から実際の内装まで徹底調査!

アキュラホーム

アキュラホーム

アキュラホームは1986年に設立された、木造で大空間が可能なハウスメーカーです。
耐震性に強いこだわりを持っており、耐震等級3が標準。
今回のテーマにぴったりです。

完全自由設計で、大空間が実現可能なためこれまで木造では難しかった、鉄骨住宅のような開放的な間取りにも近づけられます。
それでいて価格もグッドバランスなのが嬉しいですね。

強い壁で大空間が可能になったダイナミックな構法

アキュラホームは「AQダイナミック構法」と呼ばれる独自の構法を採用しています。
これは純木造8階建てビルを開発する過程で生まれた耐震性に優れた構法です。
「木造で8階建てのビルを建てた技術力」と聞くだけで地震対策への取り組みが熱心なハウスメーカーであることが伝わるのではないでしょうか。

国土交通大臣指定性能評価期間で実証済みの地震に強い「耐力壁」を適所で使うことで8階建ても可能にする強い木造構造になっています。

よって、耐震等級3を取得できるのはもちろんですが、大空間も実現できます。
具体的には「天井高約5.6m」「30帖柱なし」の空間が可能です。

注文住宅のリビングのトレンドである18〜20帖と比べ、10帖大きい空間が作れるのです!
今の自宅のLDKの何倍か、という考え方をしてみても、広さのイメージが掴めるかもしれないですね。

加えて、最大6mの開口幅を取れるので、一般の木造住宅より広い窓を付けられます。

木造ながら大空間・大開口のダイナミックなおうちに住みたいという方におすすめです!

アキュラホームの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎アキュラホームの特徴は?評判・坪単価まで徹底解説!

ヤマダホームズ

ヤマダホームズ

ヤマダホームズは1951年に設立された歴史あるハウスメーカーです。
現在は、名前の通りあの「ヤマダ電機」を中心としたヤマダホールディングスのグループ会社ですが、実は歴史が深く、高い技術力を持っています。

予算に合わせた柔軟な提案を得意としており、商品や仕様をいろいろと選べる点が魅力的です。
ヤマダホールディングスという基盤を活かし、家具や家電までを揃えたフル装備の家や、低金利のローンまで提供しています。

しかも創業以来、地震で倒壊したことがありません。
阪神淡路大震災や東日本大震災でも全半壊がゼロで、一貫して高い耐震性の家づくりをしているメーカーなのです。

制震ダンパー標準採用で、繰り返しの揺れにも強い

ヤマダホームズは耐震等級3が標準であるだけでなく、制震ダンパーも標準で採用できます。

制震ダンパーとは、揺れによるエネルギーを吸収して構造へのダメージを抑える効果がある制震装置です。
揺れによる細かな損傷を防ぐため、新築時の耐震性を長く保つことができ、繰り返しの地震にも負けない家になります。

この制震ダンパーは今や多くのハウスメーカー・工務店で採り入れられています。
しかし、ハイブランド系のハウスメーカーでもまだオプションでしか対応できないケースもちらほら。
そんな中、ヤマダホームズでは、この制振ダンパーが標準で採用されているんです!(「Felidia」の場合)

工法自体も従来の軸組工法と地震に強い2×4工法を組み合わせており、パネルによって地震の力を分散する地震に強い構造になります。

制震ダンパーも搭載した、長く強い耐震等級3のおうちに住みたいという方におすすめです!

ヤマダホームズの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎ヤマダホームズの坪単価は69.4万円〜!特徴から評判・口コミまですべてわかる!

ウィザースホーム

ウィザースホーム

ウィザースホームは、耐震性の高い工法である「2×6工法(ツーバイフォー工法)」のパイオニア的存在で、関東を中心に展開するハウスメーカーです。

メンテナンス性の高い家づくりに力を入れており、塗り直しが不要なタイルや瓦を屋根や外壁に標準で採用しています。
また、プロの収納コンサルタントによる収納プランニングの提供や、生活スタイルも考慮した細やかな家づくりで、長期的な生活を視野に入れた家づくりが可能です。

業界のパイオニアが魅せる高品質なツーバイシックス構法

日本の家づくりの基本であった「木造軸組工法(在来工法とも)」から、アメリカ由来の2×4工法にいち早く注目したのがウィザースホームです。

2×4工法は壁全体で家を支えるため、柱で支える軸組構法よりも耐震性が高くなります。
現在ウィザースホームでは2×4工法をさらに発展させた2×6工法(ツーバイシックス工法)で、安全安心な家づくりを最前線で続けています。

安全性が損なわれる間取りは極力避ける方針のため、気づいたら耐震性の低い家になることを防げて安心です。
また、工場で一部建材を組み立てる、建築時は釘を色で管理するなど、工場から現場作業に至るまで施工精度の高さにこだわっています。

気密性が低い家は湿気で木材がカビてしまい、新築時の耐震性を保てないことがあります。
しかし、ウィザースホームは、断熱・気密性能も高く、施工精度が安定しているのでそのリスクが少ないのです。

施工精度の高い、安心のツーバイシックス工法で、メンテナンスにも優れた長く住めるおうちを求める方におすすめです!

ウィザースホームの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎ウィザースホームの特徴まとめ一覧|他社との明確な違いはコレ!

テクノロジータイプで耐震等級3が取れるおすすめ4社

テクノロジータイプのハウスメーカーは、独自の技術で耐震性や住宅性能を高めているハウスメーカーです。
そのため、「地震への備えは万全にしたい」「最新の技術を取り入れた家に住みたい」という方におすすめです。
今回は4社厳選しました!

一条工務店

一条工務店

一条工務店は、「家は性能。」コンセプトに掲げる、高性能住宅に定評のあるハウスメーカーです。
全棟で耐震等級3を標準仕様としているだけでなく、水害など地震以外の対策にも力を入れており、そのどの対策も高いレベルです。

また、断熱性が高く、北海道の真冬でも快適に過ごせるという特徴を持っています。
太陽光発電システム全館床暖房などの設備も充実しており、快適な住環境を追求する方にはピッタリです。

計算・実験・構法の確かな取り組みで全棟耐震等級3を取得できる

先述の通り、一条工務店は、国の定める最高等級である耐震等級3を全棟で標準仕様としています。

この高い耐震性を実現するための基盤となるのが、緻密な「計算」へのこだわりです。
一般的な「壁量計算」ではなく、より高度な「許容応力度計算」を一邸一邸実施し、建物全体の強度を詳細に検証しています。

さらに、地震に強い家を建てるため、建物を下から支える地盤の重要性にも着目しています。
地盤に対する調査を行い、その結果を過去の85万件ものデータと照合・分析することで、地盤の強度に合った最適な基礎を選定できるのです。

次に「実験」を重視する姿勢も、一条工務店の大きな特徴です。
想定外の自然災害に備えるため、業界に先駆けて実大耐震実験を行っています。
過去の震度7クラスの巨大地震を再現した実大耐震実験を繰り返し実施し、建物のどこが壊れるのか、どこに力が集中するのかなどを徹底的に検証しています。

そして、高い耐震性を実現する上で重要な役割を果たすのが「構法」です。
一条工務店では、「壁」「床」「天井」を強固に結合した箱型の「ツインモノコック構造」を自社グループ工場で生産。
組み立ててから出荷することで、施工精度を安定させています。

よって、高耐震・高性能に特化した家で、どんな地震でも安心できる生活を求める方におすすめです。

一条工務店の特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎一条工務店の特徴 | 高性能住宅のメリットもご紹介!

セキスイハイム

セキスイハイム

セキスイハイムは、積水化学工業グループの住宅部門にあたるハウスメーカーです。
建物の80%以上を工場で生産しているのが特徴で、高水準の品質管理と短い工期を実現しています。

耐震性に関しては、独自のユニット工法と鉄骨ラーメン構造により、標準で耐震等級3を確保しています。
しかも鉄骨なので大空間も実現可能。
太陽光発電や全館空調など、注目の設備も得意分野で、「超理系」の視点から豊かなお家づくりを常に研究しています。

鉄骨とそれを支える基礎によって標準で耐震等級3になる

セキスイハイムの家は、強靭な鉄骨構造と、それをしっかりと支える強固な基礎によって、標準仕様で耐震等級3を実現しています。

その強さの秘密は、独自の「ユニット工法」にあります。
この工法は鉄骨を箱型に接合した「ユニット」を組み合わせて作る方法です。
工場でしかできない高精度な接合によって、非常に強く大空間も可能な鉄骨構造になっています。

そして、この強固な鉄骨構造を足元から支えているのが、強度と耐久性に優れた「ベタ基礎」です。
「ベタ基礎」は平らな鉄筋を入れたコンクリートで面として建物を支えるタイプの基礎です。
「布基礎」と呼ばれる一般的な基礎よりも、建物の重さや揺れのエネルギーを分散できます。
鉄骨は構造自体もかなり丈夫なので、ベタ基礎を採用している鉄骨系のメーカーは実は珍しいです。
ここに、セキスイハイムのこだわりを感じます。

また、外壁にも工夫が施されています。
外壁と構造体(ユニット側)は特殊な金具でしっかりと固定。
固定部分にバネのような効果があり、地震による揺れのエネルギーを柔軟に吸収するという特徴も持っています。

この強度の高い外壁とユニット工法をあわせて「複合型・地震吸収システム GAIASS」と呼んでおり、セキスイハイムの耐震性能の目玉です。

強靭な鉄骨構造と独自の基礎、システムを魅力的に感じ、大空間なども実現しながら家づくりをしていきたい方におすすめです!

セキスイハイムの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎セキスイハイムってどんな特徴があるの?積水ハウス・一条工務店との違いも解説

パナソニックホームズ

パナソニックホームズ

パナソニックホームズは、パナソニックの創業者である松下幸之助の考え方が息づいた快適な生活を実現できるハウスメーカーです。
加えて、将来のメンテナンス性の高さや、空気の質までこだわった全館空調など、長く健康に暮らすための工夫が盛りだくさんです。

地震の揺れを抑える「制震ダンパー」が標準で採用されており、しっかり耐震等級3を獲得できます。
しかも、万が一に備えた保証もあり、非常に手厚いのです。

超高層ビルの技術を応用した強固な構造を採用している

パナソニックホームズは、高層ビル建築にも使用される先進技術を活かし、強靭な鉄骨造の家づくりをしています。

高層ビルは、地震に対して絶対的な安全性を求められる高度な建築です。
小さな揺れでも高層階は大きく揺れるため、さまざまな取り組みによって少しでも建物へのダメージを抑える必要があります。
その高層ビルで使われる強力な耐震技術が家庭でも実現できたら・・・と思いますよね?
それを叶えてくれるのがパナソニックホームズなのです。

さらに、制震ダンパーである「アタックダンパー」を採用できます。
これは地震のエネルギーを繰り返し吸収し、建物へ蓄積するダメージを軽減できるものです。

実は、頑丈な金属といえど、一度極端な負荷で曲がってしまうと、2回目以降の揺れには耐えられないことがあります。
一度歪んで変形したハンガーやハリガネをもとの綺麗な形に戻すのは難しいですよね?
同じ原理が当てはまるのが鉄骨の家です。
しかし、アタックダンパーは「引っ張る力」にも「押し出す力」にも耐えられるため、大地震が来た後も安心して住み続けられます。

その強さへの自信の表れとして、 地震による建て替えや補修を最長35年間保証する「地震あんしん保証」まで提供しています。

高層ビルの耐震を自分の家へ、あんしん保証で万全な家づくりをしていきたい方におすすめです!

パナソニックホームズの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎パナソニックホームズの特徴まとめ〜表で解説〜

トヨタホーム

トヨタホーム

トヨタホームは、トヨタ自動車グループのハウスメーカーです。
世界のトヨタの技術力・考え方を活かし、高品質で高耐震な鉄骨住宅を提供しています。
また、トヨタグループの先進的な技術を駆使した設備や、自動車との連携システムなど、独自の技術を活かした家づくりが特徴です。

ユニット工法や鉄骨軸組による強靭な構造に加え、自動車メーカーならではの制震システムも取り入れています。
耐震等級3が標準で、鉄骨住宅らしい安心の家を建てられます。

分子レベルで接合するトヨタの鉄骨構造だから強い

トヨタホームの強さの秘訣は、鉄骨ラーメンユニット工法にあります。
まず驚きなのが、なんと「鉄を分子レベルで溶け合わせる」という強固な溶接を自社工場で行っていることです。
オートメーション化されたロボットと熟練の技能者により、ミリ単位の高い精度で溶接を行うことで、ばらつきのない高品質な構造体を生産しています。

この精緻な工場生産による強固な構造体は、業界トップクラスの125mm角の太い柱などと組み合わさり、「パワースケルトン」と呼ばれています。
そして、耐震性の最高等級である「耐震等級3」を標準仕様でクリアしているのが特徴です。

また、トヨタホームでは、実際の建物をもちいた実大耐震実験を繰り返し実施しています。
阪神淡路大震災や今後予測される東海地震の震度7クラスの揺れを再現しても、構造体に損傷がないことを実証しているのです!

さらに、自動車技術を応用した制振装置「T4システム」もあります。
このT4システムは、壁の中に配置され、地震の際に振動を吸収する耐震装置です。
地震時の建物の変形を軽減し、室内の損傷を抑えることにも配慮しています。
確かに、自動車も追突などの事故のリスクがあり、衝撃に強いシステムをトヨタホームが開発しているのは納得ですね。

世界のトヨタのテクノロジーが生きた、災害の発生前も、発生時も、発生後も、安心して暮らせる住まいを求める方におすすめです!

トヨタホームの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎トヨタホームの特徴8選|評判からテクノロジーまですべてわかる

ゴージャスタイプで耐震等級3が取れるおすすめ4社

ゴージャスタイプのハウスメーカーは、ハイグレードな設備や素材、一流のデザインと、そして高い耐震性のすべてを実現するハウスメーカーです。
そのため、「耐震性も間取りも妥協せず、理想の住まいを建てたい」という方におすすめです。
今回は4社厳選しました!

積水ハウス

積水ハウス

積水ハウスは、世界一の建築個数実績を誇り、その経験と技術力で圧倒的な安心感を提供するハウスメーカーです。
多様な構造(鉄骨、木造)に対応し、それぞれの強みを活かした高性能な住宅を実現します。
デザイン性・間取り提案力にも優れ、顧客の理想とする住まいづくりを完璧にサポートしてくれます。

さまざまな地震対策はもちろんのこと、「過去の大地震で全半壊がゼロ」という驚異的な実績で、当然、耐震等級3を取得できるメーカーです。

世界一の実績で圧倒的な安心感を得られる

繰り返しの説明になりますが、積水ハウスは2,618,137戸(2024年1月)という世界一位の建築戸数実績を持つ、キングオブハウスメーカーです。
それでいて、積水ハウスの過去の地震による被害は最小限と言えます。

1995年の阪神淡路大震災でも被害エリアの29,692棟で全半壊0
2011年の東日本大震災でも177,488棟のうち全半壊0棟
2016年の熊本地震でも全半壊は0棟

これらをここまで詳細に公表しているハウスメーカーはそう多くありません。
名実ともに、はっきりと地震に強いのです。

木造のシャーウッドでは木造住宅には一般的な土台がありません。
その代わり、柱と基礎を直接連結し、建物全体の地震の揺れを確実に基礎に伝えることで、エネルギーを分散し、倒壊を防ぎます。
構造で使われる集成材(複数の木材を重ね合わせたもの)も一定の強度になるよう計算されて作られています。
これにより、強度に偏りがある木材を均一な品質にできるのです!

鉄骨では、素材そのものの強さに加え、優秀な制震構造「シーカス」を導入しています。
シーカス最大の特徴は、独自技術を結集した「シーカスダンパー」です。
これは、地震の揺れを熱エネルギーに変換して空気中に逃す仕組みで、繰り返しの地震による損傷を防ぎます。

よって、究極の安心感と、優れた耐震性で、間取りもデザインもすべてが自分好みの家に住みたいという方におすすめです!


積水ハウスの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎積水ハウスの特徴まとめ|世界一選ばれる理由はコレだ!

ダイワハウス

ダイワハウス

ダイワハウスは、戸建て住宅、賃貸住宅、マンション、商業施設など、幅広い建築を手がける大手ハウスメーカーです。
安全性や断熱性を重視した家づくりが特徴で、一生住める、安心の住宅を提供しています。
多角的な経営で、企業としても安定しており、土地やローンにも強い頼れるアニキのような存在です。

あらゆる商品に独自の技術を惜しみなく詰め込んでおり、どれを選んでも耐震等級3をまず間違いなく取得できます。

何度地震が起きても負けない、強く・広い構造

ダイワハウスは高い技術力と徹底的な実験によって裏付けされた「強く・広い構造」が特徴です。
鉄骨商品「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」ではΣの形をした金属パーツが壁にくっついています。
このΣの形は、横の揺れも縦の揺れも効果的に吸収する優れた形で、家の耐久性を格段に向上させます。

耐震実験では、震度7に相当する揺れを4回連続で与えるという過酷な実験を行いました。
結果は、ダイワハウスの強さを証明するもので、なんと実験後も新築時と変わらない耐震性能を維持していたのです。
家というのは長く暮らすもの。
1年後も10年後も、30年後も、変わらない耐震性だと安心ですよね。

これらの強さを備えながら、開口7m10cm、高さ2m72cmまでの大空間を実現できるのも魅力です。
7mというのは、道路の車線2本分に相当します。
つまり2台の車がすれ違える広さなのです!

ダイワハウスは、セミオーダー住宅、規格住宅の「スマートメイドハウジング」シリーズでも標準で耐震等級3なので、価格を比較的抑えながらも、ダイワハウスの技術力を存分に享受できます。

最高クラスの災害対策で、生涯安心、予算・暮らし方に応じた多彩な商品ラインナップで自分の求める家づくりをしていきたい方にはおすすめです!

ダイワハウスの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎ダイワハウスの特徴まとめ|強み・断熱・性能・金額

住友林業

住友林業

住友林業は木質感あふれる高いデザイン力と、設計自由度が高いことで知られる最大手の木造ハウスメーカーです。
木の風合いが好きな人は興味をお持ちではないでしょうか?

耐震性も高く、独自のビッグフレーム構法により木造ながら強靭な構造を実現しています。
デザイン性やそのブランドに惹かれる方も多いですが、耐震等級3の観点もまず安心です。

巨大な柱によって木造ながら強靭な構造を実現する

住友林業独自の構法である「ビッグフレーム構法(BF構法)」「ビッグコラム」という大きな柱を採用している構法です。
このビッグコラムは、横幅560mmで、一般的な柱のサイズである105mmと比べると5倍以上の差があります。

柱が大きいことのメリットは単に太くて強いということに留まりません。
柱と他の部分との繋ぎ目(接合部)が広くなることで、揺れに対して傾かなくなるのです。
よって、柱の数が少なくても耐震性を維持できるため、木造住宅としては驚きの大開口・大空間を実現可能です。

木造3階建ての建物を使った実験でも、東日本大震災の震度7を2回、阪神淡路大震災の震度7を20回加えており、強さを証明しています。

これらの独自構法と確かな実験によって住友林業の家は耐震等級3を確保しています。
木造メーカーだから耐震性と大空間を両立できないという時代はもう終わりなのです!

木の雰囲気に魅力を感じつつ、細やかな間取り提案と大空間を耐震性とともに叶えていきたい方におすすめです!

住友林業の特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎住友林業の特徴まとめ一覧|他社にはない強みを多く持つハウスメーカー

ミサワホーム

ミサワホーム

ミサワホームは、現在の戸建て住宅のデザイン・考え方の基礎を築いた老舗のハウスメーカーです。
そのシンプルながら洗練されたデザインや、「蔵収納」に代表されるミサワホームならでは満足度の高い間取り提案が魅力です。

先進的な地震対策もいち早く取り入れており、創立以来地震による倒壊はゼロであることを公表しています。
耐震等級3ももちろん取得可能で、長い安心を得られることでしょう!

独自の制震装置で、揺れを抑え損傷ゼロも目指している

大前提、ミサワホームは木造の中でも、「モノコック構造」という高耐震の構造を採用しています。
これは従来の柱で支える「木造軸組構法」と比較して、面で支えているため、地震の揺れに強いという特徴があります。

これに加え、ミサワホームの家に標準で採用されているのが、制震装置「MGEO」です。
制震装置とは、揺れを吸収するための装置です。
その中でもMGEOは、繰り返しの余震によるダメージや、内装の損傷までも防ぐことを目標に開発されました。
当初、ミサワホームの構造が強すぎるあまり、制震装置にまで揺れが伝わらなかったことが、公式サイトなどでは紹介されています。
構造で受け止めてしまうといった地震に強い家だからこその苦悩もあったのですね。

MGEOは実験において、阪神淡路大震災の2倍を超える力にも耐えています。
それでも、しっかりと耐えられる強力な装置が標準で採用できるのです。
もともと地震に耐える力が強いミサワホームの「モノコック構造」に、揺れを吸収する「制震装置MGEO」が合わさり、倒壊どころか損傷ゼロを実現する、一生モノの家が建てられます。

耐震性をさらに証明するために、ミサワホームでは、具体的かつ細かな計算を一邸ごとに行なっています(これを性能規定と呼びます)。

高耐震の構造と、優秀な制震装置MGEOという「鬼に金棒」な構法で、一流の間取り提案やデザイン力を体現した家を建てたい方におすすめです!

ミサワホームの特徴についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください!
▶︎ミサワホームの特徴まとめ一覧|他社との明確な違いはコレ!

耐震等級3の取得に向けて注意したい3つのポイント

耐震等級3の取得に向けて注意したい3つのポイント

ここからは、耐震等級3の取得を目指す際の注意点をご紹介します。
今回ご紹介したハウスメーカー以外にも、多くのハウスメーカーで取得が可能な耐震等級3。
ただし、以下の注意点を知らないと、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があるのです。
それは、この3つです。

  1. 耐震等級3「相当」という言葉に注意
  2. 間取りとのバランスに注意!
  3. 費用や申請について注意!

一つずつ見ていきましょう!

1. 耐震等級3「相当」という言葉に注意!

耐震等級というのは調査と申請によって客観的に評価されて決まる指標であることをご存じでしょうか?
つまり、しっかりと申請しないと、「我が家は耐震等級3だ!」とは言い切れないのです。

そこで注意が必要なのが、「耐震等級3相当」という文言です。

これは読んで字の如く、「相当」=「限りなく同等である」という意味になります。
「限りなく同じになるならいいのでは?」と思う方も少なくありません。

確かに、耐震等級3相当というのは多くの場合、しっかりと地震対策がされているでしょう。
申請費用を払わなくて済むので総額の出費も減らせます。
しかし、証明されていないため、地震保険の割引を受けられないなどのデメリットもあります。
何より耐震等級3というのは、「いつか来るかもしれない地震」という、もしものときのための指標です。
「相当」でも良しとするかは、ご予算感や地震対策への安心感をどれほど重視するかで考える必要があります。

もっとも怖いのは「耐震等級3だと思ったら3相当だった」というパターンです。
自分が建てる家が、どちらなのかはしっかりと確認するようにしましょう。

2. 間取りとのバランスに注意!

地震対策を考えるときは間取りとのバランスにも注意しましょう。
非常に極端な話ではありますが、耐震等級3の家を作ろうと思ったとき、柱の数を多くして、窓を減らし、シンプルな間取りにすることがもっとも簡単です。

つまり、耐震性を高めるほど、間取りの自由度は減っていく可能性があるのです。
事実、一部のハウスメーカーでは、耐震等級3を確保するために、大空間や細かな調整ができないハウスメーカーもあります。

自分たちにとって理想の間取りが、耐震等級3と両立できるメーカーなのかを確認することがおすすめです。

3. 費用や申請について注意!

「耐震等級3『相当』という言葉に注意!」の項目でも述べましたが、耐震等級3を取得するには計算と申請が必要です。
そして高度な計算を行ったうえで申請する場合は、別途費用がかかります。

これはもちろん、家の安心を確保するための有意義な費用です。
しかし、知らずに「あれ高い?」とならないよう、把握しておきましょう。

申請と、取得のために必要な計算を含めると数十万がかかります。

耐震等級3の家を作るときに知っておきたいハウスメーカー選びのコツ

さらにここからは、「耐震等級3の家を作るときに知っておきたいハウスメーカー選びのコツ」と題して、実際に家づくりに向けて動き出している人向けにコツをご紹介します。

もちろん、これから家づくりを始めるという方も必見ですよ。

【最重要!】耐震性についてしっかり説明してくれる営業担当と出会う

実は、耐震等級3の家づくりにおいて、もっとも重要なことは「耐震性についてしっかりと説明してくれる営業担当と出会うこと」です。
なぜなら、自分の営業担当次第で、安心した家づくりになるかどうかが決まってしまうからなのです!

そもそも注文住宅を手がける多くのハウスメーカーは、標準仕様や取り組みに違いはあれど、耐震等級3の取得自体は可能な場合が多いです。

そこで大事なのが営業担当

地震対策に詳しい営業担当、耐震性を重要だと思っている営業担当、そして「耐震等級3で安心な家にしたい!」というお客様の気持ちに寄り添える営業担当であれば、耐震等級3を満たした満足度の高い提案をしてくれます。
それに加え、「どういう地震対策をしているんだろう?」というお客様の疑問に対して、的確に答えられます。
その方が建てる側も安心ですよね。

しかし、

「自社の地震対策に詳しくない営業担当」や、
「耐震性に関心がない営業担当」、
「お客様のご要望を無視して自分に都合のいい提案をする営業担当」の場合、

どんなに独自の技術を持ったメーカーでも失敗の確率が高くなります。
つまり、「自社の高い耐震技術」という宝の持ち腐れになってしまうのです。
最悪の場合、営業担当とのずれが生じて、耐震等級3にならない提案をされてしまうことも。

耐震等級3の家づくりは営業担当との出会いから始まっていると言っても過言ではないのです。

「優秀な営業担当と出会いたい」という方はぜひおうちキャンバスの無料オンライン相談会もご活用ください。
たった1時間の相談会で、自分におすすめの耐震等級3が取れるメーカーがわかり、優秀な営業担当にも出会えます。
ただ漠然と「優秀」というだけではなく、「レスポンスが早い人」「説明が得意な人」など今お読みいただいているあなたにピッタリな方をご紹介できます。

耐震等級3の家づくりができるようお力になりますので、ぜひご参加ください!

理想が叶うハウスメーカーと親身に寄り添う営業担当を紹介

耐震等級3が「標準仕様」かどうかを確認する

先ほどの「耐震等級3『相当』という言葉に注意!」と関連していますが、耐震等級3が標準仕様であるハウスメーカーを選ぶと失敗は少ないです。

そのため、耐震等級3が標準仕様なのか、オプションによる対応なのかを確認しましょう!
商品によっても、標準仕様は異なるため、自分の興味がある商品にまで絞れると良いですね。
ただし、標準かどうかで絞りすぎてしまうとせっかくのおうちづくりの選択肢を狭めてしまう場合があります。

自分たちの家づくりにおいて重視するポイントがどこなのかも考えた上で、絞っていくことがおすすめです。

保証内容・期間について把握する

耐震等級3の家が建てられるとしても、保証期間はハウスメーカーごとに大きく異なる場合があります。
耐震等級はあくまでも「建てた時点」での耐震性を表すものです。
しかし、地震への不安は建てた後から始まります。
明日も明後日も10年後の今日も、「耐震等級3」だと安心ですよね?

そこで参考になるのが、保証内容・期間です。
「構造の保証」というのはいわゆる家の強度を保証するもので、地震対策においてはもっとも注目すべき点になります。
初期保証10年〜30年までと多種多様なため把握が必要です。

保証期間に正解はありませんが、業界内で見ると長期保証30年以上だと比較的長いメーカーと言えそうです。
今回ご紹介したメーカーですと、積水ハウス、ダイワハウス、ミサワホームなどはなんと最大永年の保証があります!

そして、構造の他、「防水」や「シロアリ」も耐震性と関わっています。
なぜなら濡れて腐ったり、シロアリ被害を受けた構造は当然、地震に対しても弱くなっていることが予想されるからです。

保証内容についてしっかりと確認するとともに、点検やメンテナンスについても怠らず、長く安心して住める家を維持していきましょう。

まとめ

本日お伝えした内容をまとめると以下のようになります。

耐震等級3は今は業界の標準ともなりつつある指標です。
今回は、そんな中でもおすすめのハウスメーカーをタイプ別に14社ご紹介しました。

ぜひご自身の希望と照らし合わせて素敵で安心な耐震等級3の家を目指していきましょう!
お困りのことがあれば、おうちキャンバスがいつでも力になります!

担当者コメント

たてまる
家づくり専門アドバイザー
たてまる

今や、耐震等級3は特別なものではなく、リーズナブルな価格のメーカーでも実現できるものになりました。
しかし、それでも注目が集まるのは、この日本で暮らす以上、地震とはいつも隣り合わせだからではないでしょうか?

今回ご紹介した14社はどれも「ただ耐震等級3」が取れるだけではなく、それ以外の特色も多く持っているハウスメーカーです。
同じ耐震等級3でも考え方やアプローチは異なる部分も多いため、ぜひ自分にあったハウスメーカーと出会っていただければと思います。

おうちキャンバスの相談会でも、耐震等級3かつその他の要望にあったメーカーと優秀な営業担当をご紹介できます。
お悩みはぜひご相談ください。
お話しできることを楽しみにしております!

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