断熱等級7のハウスメーカー6選!商品特徴を徹底解説【2024年最新】
「暖かい家を建てたい!」というそこのあなた。
断熱等級の最高ランクである断熱等級7の住宅では、寒さに悩むことなく毎日快適に過ごせます。
しかし、等級7の住宅はどのハウスメーカーでも建てられるわけではありません。
等級6と7は2022年に新設されたばかり、かつ基準も非常に高いため、対応できるのは一部のハウスメーカーに限られます。
そこでこの記事では、断熱等級7の住宅を建てられるハウスメーカー6社と各商品の特徴を紹介してまいります。
暖かい家で快適に過ごすために、ぜひ参考にしてくださいね。
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家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
そもそも断熱等級7の住宅はどんな家?
断熱等級の最高ランクである断熱等級7の住宅は、非常に断熱性が高いです。
家の暖かい空気が外に逃げにくいため、家の中が寒くなりにくく、暖房代も抑えられます。
断熱等級はUA値(外皮平均熱貫流率)で決まります。
UA値とは、住宅の壁や屋根、窓等の開口部から室内の熱がどのくらい外へ逃げやすいかを数値化したものです。
等級7のUA値の基準は地域によって異なりますが、高い地域でも0.26以下と定められています。
省エネ住宅の断熱基準「HEAT20」の最高レベルG3に相当
家の性能をはかる基準は断熱等級以外にもあります。
その1つが、省エネ住宅の断熱基準であるHEAT20です。
HEAT20にはG1・G2・G3の3つのグレードがありますが、このうち最高グレードであるG3と断熱等級7のUA値の基準が同じなんです。
G3の性能の基準にはUA値以外にも以下が挙げられます。
- 冬場でも最低室温が北海道と南九州で16度、それ以外の地域では15度を下回らない
- 断熱等級4の住宅と比べてエネルギー消費量を40%以上削減できる
東京の5月の最低気温が15度前後という点を踏まえると、かなり暖かいですよね!住み続けてからのランニングコストを抑えられるのも嬉しいポイントです♪
断熱等級7の住宅を建てられるハウスメーカーはズバリこの6社
断熱等級7の住宅を建てられる大手ハウスメーカーは以下の6社です。
- 一条工務店 『断熱王』
- アキュラホーム 『超断熱の家プレミアム』
- ダイワハウス 『xevoGranWoodのエクストラV断熱仕様』
- 日本ハウスホールディング 『断熱 最高等級7の家』
- タマホーム 『えがおの家』
- 住友不動産 『断熱等級7の家』
各ハウスメーカーや商品の特徴は後述しますが、おうちキャンバスの公式LINEでもより詳細に坪単価や強みをまとめた徹底解説マニュアルをお届けしています。
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一条工務店『断熱王』
「家は、性能。」を掲げる一条工務店からは、断熱等級7対応の商品として「断熱王」が発売されています。
商品の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 人気商品の「グラン・スマート」「アイ・スマート」をベースに対応できる
- 壁並みの断熱性能を誇る超断熱玄関ドア「DANNJU」がすごい
一条工務店『断熱王』のここがスゴい
断熱王は、一条工務店の人気商品であるグラン・スマート、アイ・スマートをベースにしている商品です。
グラン・スマートやアイ・スマートの断熱性は非常に高く、断熱材にグラスウールの約2倍の断熱性を持つウレタンフォームを採用していたり、樹脂サッシでアルゴンガス入りの3層ガラス窓を採用しています。
断熱王では上記に加えて超断熱玄関ドアのDANNJUを採用し、さらに断熱性を高めています。
DANNJUは断熱等級7に対応するために開発された特別なドアで、ドア枠に熱伝導率がアルミの1000分の1である樹脂を使ったり、ドアを一般的な断熱ドアの2倍以上分厚くするなどして壁並みの断熱性能を誇ります。
またDANNJUは断熱性だけでなく機能性にも優れており、アプリを入れたスマートフォンを持って近づくと自動解錠されるハンズフリー解錠機能が搭載されています。
スマートウォッチやアプリから遠隔操作で施解錠ができるリモートキーも採用されているので、非常に便利です。
一条工務店の基本情報
一条工務店は、「家は、性能。」の理念のもと住宅性能にこだわった家づくりを行うハウスメーカーです。
2022年度に建てた家のうちの約9割が断熱等級6であるなど、断熱・気密性能は他のハウスメーカーと比べても頭1つ抜けています。
家の暖かさだけではなく地震や洪水といった災害への対策も万全で、洪水時に水に浮くという他のハウスメーカーではあまり見かけない特徴も持ち合わせています。
加えてメンテナンスがかからず、ランニングコストを抑えられる点もポイントです。
外壁に使用する高性能タイル「ハイドロテクトタイル」は約50年間塗り直しが不要のため、メンテナンス費用を抑えられます。
一条工務店『断熱王』はこんな人にオススメ
- 断熱性能7の住宅で快適に暮らしたい
- 災害対策も万全にしたい
- メンテナンス費用を抑えたい
アキュラホーム『超断熱の家プレミアム』
高い天井が得意なアキュラホームからは、断熱等級7対応の商品として「超断熱の家プレミアム」が発売されています。
商品の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 価格は30坪2階建て3LDKで2,079万円から
- 年間の冷暖房費を約2.7万円削減できる
- リビング吹き抜けにオープン階段といった開放的な大空間でも快適に過ごせる
アキュラホーム『超断熱の家プレミアム』のここがスゴい
アキュラホームの超断熱の家プレミアムは、30坪2階建て3LDKで2,079万円から販売されています。
断熱等級7の住宅は他の住宅よりも断熱材を多く入れたり、質のいい断熱材を使用するためコストがかかりがちです。
しかし、アキュラホームでは他メーカーよりも比較的コストを抑えて断熱等級7の住宅を建てられます。
ランニングコストとなる冷暖房費も年間で約2.7万円削減できるため、建てるときと建てたあと両方のコストを抑えることができ、家計に優しいです。
また、一般的に大空間を採用すると断熱性は下がってしまいがちですが、アキュラホーム独自の8トン壁によって大空間かつ高気密高断熱の住宅を建てられる点も魅力です。
アキュラホームの基本情報
アキュラホームは元大工の社長が創業した家づくりのプロ集団です。
間取りの自由度が非常に高く、木造メーカーの中で最高峰といっても過言ではありません。
30帖柱なしといった開放感のある間取りから、1mm単位での間取りの調整まで可能です。
一般的に他の木造メーカーでは、間取りの自由度をあげると耐震性が下がってしまいます。
しかしアキュラホームでは、1枚で通常の壁6枚分の強度を誇るオリジナル耐力壁「8トン壁」により、間取りの自由度と耐震性の高さの両立を実現しています。
アキュラホーム『超断熱の家プレミアム』はこんな人にオススメ
- 断熱性能7の住宅で快適に暮らしたい
- 費用を抑えつつ、断熱性能7の住宅を建てたい
- 大空間リビングがほしい
ダイワハウス『xevoGranWoodのウルトラW断熱仕様』
ダイワハウスの木造商品「xevoGranWood」は、断熱仕様を調整することで断熱等級を7に引き上げることができます。
商品の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 断熱仕様のレベルを選べる
- 太陽からの輻射熱を遮ることで、壁や天井、室内の温度上昇を抑えている
ダイワハウス『xevoGranWoodのウルトラW断熱仕様』のここがスゴい
通常、ダイワハウスの木造商品「xevoGranWood」の断熱等級は5です。
しかしオプションで断熱仕様を調整することで、等級を6あるいは7に引き上げることができます。
加えてダイワハウスでは、断熱材では対処できない輻射熱への対策も積極的に行っています。
輻射熱とは、太陽の熱や石油ストーブなど赤外線で伝わる熱を指します。
一方、断熱材ではカイロや湯たんぽのような直接触れて伝わる伝導熱をブロックしているのですが、実は断熱材が効果を発揮する伝導熱よりも圧倒的に輻射熱のほうが熱を伝えやすいのです。
ダイワハウスでは輻射熱対策として、壁に遮熱効果を持たせて壁や天井、室内の温度上昇を抑えています。
また、ダイワハウスは自然の光や風を生かした快適な家をつくることも得意です。
軒の出を調整することで夏のピーク時の室温を1.2度低下させたというデータもあります。
ダイワハウスの基本情報
ダイワハウスは幅広いニーズに応えられるオールラウンダーなハウスメーカーです。
鉄骨造と木造両方に対応できますが、どちらも間取りの自由度や性能が高く、満足のいく家を建てられます。
とくにダイワハウスの耐震性能は業界トップクラスです。
制振ダンパーを使用することで家の倒壊を防ぐだけでなく家へのダメージも軽減できます。
家の土台となる基礎も業界屈指の強さを誇るので、巨大地震の後に基礎がずれたりヒビが入る心配はありません。
また、ダイワハウスは防音性能も業界トップクラスで、一般的な鉄筋コンクリート造のマンションと同程度の性能を誇ります。
家の外が交通量の多い交差点並みに騒がしくても、家の中では換気扇がまわる音程度にしか聞こえません。
遮音シートと防音ドアを備えた特別防音室も作れるので、楽器演奏やテレワークを行う方にもオススメです。
ダイワハウス『xevoGranWoodのエクストラV断熱仕様』はこんな人にオススメ
- 断熱性能7の住宅で快適に暮らしたい
- 耐震性の高い家づくりがしたい
- 防音性・遮音性の高い家に住みたい
日本ハウス『断熱 最高等級7の家』
檜をふんだんに使った家づくりができる日本ハウスでは、断熱等級7対応の商品として「断熱 最高等級7の家」が発売されています。
商品の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 光熱費を半減できる
- 施工精度が非常に高い
日本ハウスホールディングス『断熱 最高等級7の家』のここがスゴい
日本ハウスには「館・極・輝・雅」の4種類の注文住宅ラインナップがありますが、そのうち館と極のUA値が0.25で断熱等級7のUA値を満たしています。
もともと日本ハウスはかなり断熱に力を入れているメーカーで、断熱性の高い家の施工実績が豊富にあります。
職人の質にもこだわっており、ベテランの棟梁が北海道並みの施工をしてくれるため、施工精度の高さを求める方にもオススメです。
日本ハウスホールディングの基本情報
日本ハウスは建材や構造材に檜を採用しているハウスメーカーです。
檜の無垢板も追加料金なしで採用できます。
檜にはフィトンチッドという成分が含まれており、リラクゼーション効果やストレス軽減効果があります。
日本ハウスの得意とする純和風・和モダンなデザインと相まって、住宅がより心が休まる空間になること間違いなしです。
UA値は商品によって異なりますが、他のハウスメーカーで建てる場合の一般的な値が0.46であるのに対し、日本ハウスのUA値は高くても0.37と良いです。
また、気密性能を示すC値は全商品で0.5以下で、一般的な住宅のC値である5と比べるとかなり低いです。
日本ハウスではUA値とC値を一棟一棟計測し、住宅性能認定証として発行してもらえるため、性能を数値で確認して安心できます。
日本ハウスホールディング『断熱 最高等級7の家』はこんな人にオススメ
- 断熱性能7の住宅で快適に暮らしたい
- 施工精度の高い家で安心して暮らしたい
- 無垢板を標準仕様で使いたい
タマホーム『えがおの家』
ローコスト住宅メーカーのタマホームからも、断熱等級7に対応した商品「えがおの家」が発売されています。
商品の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 価格は35坪で2,900万円から
- 外壁や基礎のダブル断熱、樹脂サッシトリプルガラス、高性能な玄関ドアで断熱性を高めている
- 制震ダンパーつきで耐震性もばっちり
タマホーム『えがおの家』のここがスゴい
タマホームのえがおの家の販売価格は、35坪のフルスペック仕様で2,900万円からです。
冷暖房費も年間2.7万円削減できるため、家計に優しいです。
えがおの家では、外壁ダブル断熱・基礎ダブル断熱・樹脂トリプルガラスなどを採用することによってUA値0.23を実現しています。
加えて太陽光発電パネル4.98kWを標準搭載しているため、ZEH基準の省エネ性能も確保可能です。
高性能なのは断熱性だけではありません。
たとえば、地震への対策として揺れを抑える制震ダンパーが標準仕様でついています。
制震ダンパーがあるかないかでは、揺れの大きさに差が出るのはもちろん、揺れによる構造へのダメージにも大きな差が生じます。
制震ダンパーは他のメーカーだとオプションになることも多いので、最初からついているのは嬉しいですよね!
タマホームの基本情報
タマホームはローコスト住宅メーカーの中でもトップクラスの知名度を誇るメーカーです。
建築費用を抑えつつも、大量発注の強みを活かして人気のキッチンやお風呂、トイレを採用できます。
台風でも飛ばされにくい防災瓦や、空き巣が来ても安心な破損されにくい防犯合わせガラスも標準仕様でついてくるなど、コスパのよさが魅力です。
また長期優良住宅にも標準で対応しており、補助金を受け取ることができます。
タマホーム『えがおの家』はこんな人にオススメ
- 断熱性能7の住宅で快適に暮らしたい
- 太陽光パネルも設置したい
- 地震にも強い住宅にしたい
住友不動産『断熱等級7の家』
新築そっくりさんで有名な住友不動産からも、2024年2月に「断熱等級7の家」が登場しました。
商品の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 断熱材を多く詰め込みやすい2×6の構造で、断熱性を高めている
- ホテルライクなデザインが得意で、非常にオシャレ
- 省エネ性能に優れているので、冷暖房費を年間3万円以上下げられる
登場したばかりのため実績は少ないと思いますが、これからどんどん棟数が増えてきそうですね!
住友不動産『断熱等級7の家』のここがスゴい
住友不動産の断熱等級7の家では、2×6工法を採用しています。
2×6工法は木の柱と壁で家を組み立てる木造枠組壁工法の一種です。
木造枠組壁工法は使用する構造材のサイズによって2×4工法と2×6工法に分けられますが、2×6工法は2×4工法よりも構造材のサイズが大きいため、壁が1.5倍厚くなり、その分多くの断熱材を詰めることができます。
そのため省エネ性能に優れた住宅を建てることができ、年間の冷暖房コストを約34%カット、金額として年間3万円以上抑えられると見込まれています。
住友不動産の基本情報(開閉ブロック)
住友不動産は間取りとデザイン性に優れたハウスメーカーです。
木造メーカーの中では間取り自由度が高く、スキップフロアや地下、ダウンリビング、最大幅5.6mのビルトインガレージもできます。
また、ホテルライクな内装デザインとハイグレードな設備により、周りに自慢したくなるオシャレなマイホームになります。
また、住友不動産の家はZEHが標準であるため、最初から太陽光パネルがついています。
太陽光パネルで自家発電することによって、電気料金を節約しつつ環境にも優しい家にできるのです。
住友不動産『断熱等級7の家』はこんな人にオススメ
- 断熱性能7の住宅で快適に暮らしたい
- 高級ホテルのようなオシャレな家に住みたい
- キッチンやお風呂はハイグレードな設備を採用したい
以上6社が断熱等級7の住宅を建てられるハウスメーカーです。
「自分に合うハウスメーカーがわからない」「どのハウスメーカーから検討し始めればいいかわからない」といったお悩みは、ぜひ一度おうちキャンバスの無料オンライン相談にご参加ください。
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断熱等級6という選択肢も視野に入れよう
もしあなたが「暖かくて光熱費も抑えられる住宅がいいな」とお考えなら、断熱等級6のハウスメーカーも視野に入れていただくことをオススメします。
断熱等級6の住宅でも十分暖かく快適に暮らせます。
断熱等級6はHEAT20のG2ランクに相当しますが、G2は北海道で冬の室温がおおむね15度、その他の地域でおおむね13度を下回らないレベルです。
下の表に断熱等級7と等級6の住宅の冬場の最低室温をまとめましたが、あまり変わらないですよね!
冬場の最低室温 | 北海道 | 南九州 | そのほかの地域 |
---|---|---|---|
断熱等級7(HEAT20 G3相当) | 16度 | 16度 | 15度 |
断熱等級6(HEAT20 G2相当) | 15度 | 13度 | 13度 |
「断熱等級7のハウスメーカーの中にピンとくるところがない」という方は、断熱等級を6に下げて調べてみるとピッタリのハウスメーカーが見つかるかもしれません。
断熱等級6に対応しているハウスメーカー
- アエラホーム
- ヤマト住建
- ウィザースホーム
- トヨタホーム
- 三井ホーム
また、家の暖かさ以外のこだわりも加味してハウスメーカーを探したいという方は、ぜひ下の住宅メーカー診断をお試しください。
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【断熱等級7の住宅】5つのメリット
断熱等級7の住宅にはさまざまなメリットがあります。
大きく以下の5点です。
- 夏は涼しく冬は暖かいため快適に暮らせる
- 冷暖房の効率が良いため電気代を抑えられる
- 家全体が暖かいため健康でいられる
- 床が冷たくないため床暖房を入れなくても快適
- 高性能住宅ならではの補助金や税金の優遇制度を使える
1. 夏は涼しく冬は暖かいため快適に暮らせる
これは断熱等級7の住宅の1番のメリットと言っても過言ではありません。
冒頭でもご紹介した通り、断熱等級7の住宅は冬に暖房をつけていなくても家の温度が15度を下回らず、快適に過ごせます。
「朝起きるとリビングがすごく寒い…」「脱衣所が寒すぎてお風呂に入りたくない」といった冬によくあるお悩みにも悩まされません。
また、夏ももちろん快適に暮らせます。
断熱性を上げるために壁や屋根に分厚い断熱材を入れたり、性能の良い窓を使用しているため、外の暑い気温や日差しの影響を受けにくいです。
2. 冷暖房の効率が良いため電気代を抑えられる
断熱等級7の住宅は、他の住宅よりも家の暖かい空気や冷たい空気が外に逃げにくいです。
そのため少しの冷暖房で快適な室温にでき、電気代を抑えられます。
エネルギー消費量で見ると、2025年に義務化となる断熱等級4の住宅と比べて、断熱等級7の住宅はエネルギー消費量を40%程度も削減できます。
実際に断熱等級7の商品を発売しているハウスメーカーからも、冷暖房費を半分近く減らせると発表されています。
3. 家全体が暖かいため健康でいられる
断熱性が低い家だと、部屋ごとに大きな寒暖差が生まれてしまいます。
寒暖差が生まれると危険なのがヒートショックです。
ヒートショックとは、急激な温度変化で血圧が急変することで脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞、心疾患といった重篤な症状を引き起こすことを指します。
家の中では寒い脱衣所と暖かいお風呂の温度差でヒートショックが起こりやすいですが、断熱等級7の住宅の脱衣所はあまり寒くならないためヒートショックを予防できます。
「寒い地域に住んでいるわけではないから大丈夫」と思っているそこのあなた!ヒートショックによる死亡事故が多いのは北海道や東北ではなく、千葉県と宮崎県なんです!十分に対策してくださいね。
4. 床が冷たくないため床暖房を入れなくても快適
断熱等級7の住宅は断熱性を高めるために床下にしっかり断熱材を入れています。
そのため真冬でも床がそこまで冷たくならず、素足でも平気で歩きまわることができます。
もちろん床暖房特有の足元からくるじんわりとした暖かさはありませんが、断熱等級7の住宅であれば床暖房がなくても快適に過ごせるという声も多いです。
5. 高性能住宅ならではの補助金や税金の優遇制度を使える
残念ながら、断熱等級7の住宅を建てたからといって補助金はもらえません。
しかし、断熱等級7の住宅は長期優良住宅やZEH住宅などの省エネ住宅の基準となるUA値を満たしています。
長期優良住宅やZEH住宅の認定を受けるには、UA値の基準以外にもクリアしなければならない項目がありますが、少しの変更でクリアでして省エネ住宅に関する補助金をもらえます。
省エネ住宅の認定項目は事前にしっかり確認しておくと良いでしょう。
この記事のまとめ
この記事では断熱等級7の住宅を建てられるハウスメーカーやその商品・特徴、断熱等級7の住宅のメリットをお伝えしてきました。
主なポイントは以下の通りです。
- 断熱等級7の住宅は暖かく快適で、光熱費を抑えて生活できる
- 断熱等級7の住宅を建てられるハウスメーカーは「一条工務店・アキュラホーム・ダイワハウス・日本ハウス・タマホーム・住友不動産」
- ハウスメーカー選びに迷った場合は断熱等級6に対応できるハウスメーカーも見ることをオススメ
この記事を読んでくださったあなたが、暖かく快適なマイホームで、暖かく素敵な家庭を築かれることを祈っております!
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担当者コメント
新築住宅を検討している人は住宅性能、とくに断熱性能に注目すべきです。
オンライン相談の詳細はこちら2025年にはすべての新築住宅に断熱等級4以上が義務化され、2030年には断熱等級5が最低基準になります。
せっかく建てた新築住宅が数年後に時代遅れにならないように、そしてこれから先さらに高い断熱等級が登場することを見越して、暖かい家づくりをこころがけましょう。