ダイワハウスといえば、注文住宅のみならずホテルや施設などの建築のイメージがある方も多いのではないでしょうか。
誰もが一度はダイワハウスのロゴが入った工事現場の囲いを目にしたことがあるはずです。
そんなダイワハウスの注文住宅となれば、性能や安全性、デザインなども非の打ち所がないはず!
けれど、
「本当に良いところばかりなのか?」
「一言に「優れている」って言っても具体的どう優れているのか?」
「意外とダイワハウスならではの特徴はよく知らないかも…」
と、ダイワハウスについて詳しく知っているかと言われるとまだまだわからないこともありますよね。
本記事では、実際にダイワハウスがどんなハウスメーカーで、どんな特徴があるのかを詳しくご紹介いたします!
使われている断熱材の厚みや、標準仕様などもまとめておりましたので、比較検討やハウスメーカーを研究してから家づくりを始めたいという方はぜひ最後までご覧くださいね!
家づくり専門アドバイザー
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
ダイワハウスの特徴
まず、ダイワハウスの基本情報をご紹介いたします。
正式名称 | 大和ハウス工業株式会社 |
---|---|
設立 | 1947年 |
受注棟数 | 約195万戸(2023年3月時点) |
日本企業売上高ランキング | 27位(2024年4月現在) |
坪単価 | 108.7万円 |
30坪2階建て価格の目安 | 3,261万円 |
ダイワハウスの特徴7選
さて、最も気になるダイワハウスの特徴を今回は大きく7つに分けてご紹介させていただきます!
2. 木造も鉄骨も建てられる対応力
3. 高い遮音性
4. 防水技術とその保証
5. 高級感あふれるデザイン
6. 憧れを形にするプロ集団
7. 売却時まで価値が減衰しないSumStock認定の高品質
それぞれについて詳しくご紹介させていただきます!
気になる特徴がございましたら各見出し上部のボタンから飛ぶこともできますので、ご活用くださいね!
1. 高い断熱レベル
まず一つ目は、高い断熱レベルを誇ること。
木造の住宅商品xevoGranWood等では「断熱等級7」、鉄骨の住宅商品xevoΣ等では「断熱等級6」を誇ります。
断熱等級とは、そもそも「各地域ごとに求められるUA値(外皮平均熱貫流率)、ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)の基準をどれだけ超えているかで評価される断熱性能のグレード」のこと。
つまり寒い地域の熱をどれだけ逃さず、暑い地域の夏場の日射熱をどれだけ抑えられるかという性能を評価した数値なんです。
断熱等級は現在7が最高等級となっており、断熱等級7の住宅が建てられる大手ハウスメーカーはほかに一条工務店・アキュラホーム・日本ハウスHD、タマホーム、住友不動産、パナソニックホームズなどで、現状多くはありません。
そう考えると、ダイワハウスの断熱性が住宅業界の中でも高い位置にあることがわかります。
「でも断熱性が高いと言っても具体的にどう暖かいの?」と思いますよね。
断熱等級7と断熱等級6は、それぞれHEAT20という基準のG2、G3というグレードに当たります。
HEAT20ではグレードごとに室内の温度の指標があり、
HEAT20・G3(断熱等級7):東京の室内で15℃を下回らない
となっています。
冬の在宅中のリビングの平均室温は最も低い地域で13℃、最も高い地域で20℃となっているため、最も高い地域に合わせたとしても、暖房の設定温度は最低限にできるレベルと言えますね。
断熱性の秘訣である断熱材など詳細については標準仕様のブロックにてまとめておりましたのでぜひご覧ください!
2. 木造・鉄骨・多層階・規格住宅も建てられる対応力
二つ目は建築できる住宅のタイプの幅広さ。
ここでは、ダイワハウスの中でもとくに人気の高い商品4つを紹介いたします!
xevoGranWood(ジーヴォ・グランウッド)・・・木造住宅
skye3・skye(スカイエ)・・・重量鉄骨住宅・3階建て以上
スマートデザイン・・・セミオーダー住宅
スマートセレクション・・・規格住宅
細分化された商品もございますが、主に上記の商品がベースとなっています。
また、予算の上限なく徹底して希望を追求できる「Wood Residence MARE -希-」や賃貸・店舗・医院併用住宅なども取り扱っています。
主力商品として木造住宅と鉄骨住宅を扱っている大手ハウスメーカーはダイワハウスと積水ハウスの二社ほど。
「木造と鉄骨で悩んでしまって、ハウスメーカー選びがなかなか進められない…」
という方には、同じダイワハウスという条件の上で自分に合っているのはどちらなのか判断しやすい点が魅力と言えますね。
各商品の特徴は以下にまとめております!
「どの商品がいいかある程度は掴んでおきたい」という方はこちらを参考にしてみてくださいね。
xevoΣ:
柱なしの開放感のある大空間・大開口を取りたい!最高レベルの耐震性は外せない!
xevoGranWood:
国産木材による温かみのある空間が作りたい!最高レベルの断熱・気密性は外せない!
skye・skye3:
都会の狭小地などで3階建て以上で建てたい!店舗や賃貸併用住宅にしたい!
スマートデザイン・スマートセレクション:
間取りを0から考えるよりも数あるパターンの中から選んでいく方が決めやすい!コスパ・タイパを重視したい!
xevoΣ
ダイワハウスの鉄骨住宅の主力商品です。
派生した商品に、xevoΣPremiumがあります。
xevoΣの特徴1「2m72cmの天井高と7m10cmの開口幅を持つグランリビング」
まず、一般的な住宅の標準天井高が2m40cmであることから、xevoΣでは30cmも高く取れることがわかります。
「冷暖房効率を考えると吹き抜けを作るほどではないけれど、上に広がる開放感がほしい」
「日当たりの良い家にするため、家の高い位置に窓をつけたい」
という方にはとくにオススメですね。
また、7m10cmの開口幅はなんと軽自動車を縦に2台並べた時と同じくらいの幅!
幅3m45cmもある大きな窓を2枚連続で配置できるんです。
「自然と繋がるようなリビングにしたい」
「お庭の死角をなくして、室内から外で遊ぶ子どもを見守れるようにしたい」
という方にはピッタリです。
また、高い天井を最大限に活かした、天井と窓の間のスペースをなくせる「グランフルサッシ」や、隠し蝶番で天井とドアの間のスペースもなくせる「グランフルドア」も採用可能となっています。
「だけど、ここまで広いと今度は耐震性が弱くなってしまわないのかな…」
と不安に思われるかもしれません。
ご安心ください。
ダイワハウスは「広々した空間づくりが得意」だからこそ、その弱点になりうる耐震もかなり徹底しているんです!
xevoΣの特徴2「エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」と耐震性を長持ちさせる「Σ型デバイス」」
xevoΣには地震や台風など横方向のエネルギーを受け止めてくれる耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」が備わっています。
そして、その「D-NΣQST(ディーネクスト)」が受け止めた力を、柱や梁と繋ぐ「Σ型デバイス」が吸収し、家全体のダメージを軽減してくれるんです。
地震の揺れを受け止めるだけではなく、吸収するところまで押さえられているため、耐震性が長持ちするという点も安心できるポイント。
実際に震度7相当、175kineの揺れを4回与えるという振動実験が行われています。
この175kineというのは建築基準法における大地震の目安50kineのおよそ3倍、阪神淡路大震災の169kineを超える地震波です。
振動実験の結果は、4回受けても2階の床面における変位量は軽微となりました。
つまり、4回とも揺れ方が概ね変わらなかった=抑えられる振動の大きさが衰えなかったということ。
一生の中でどれだけ震度7を超える地震に遭遇するかを考えると、この結果は「万全な耐震性」と呼んで良いのではないでしょうか。
xevoGranWood
ダイワハウスの木造住宅の主力商品です。
派生した商品に、xevoGranWoodPremium・xevoGranWood平家暮らし・xevoGranWood都市暮らし(3階建て)・xevoBeWood(GranWoodのお手頃ver)があります。
xevoGranWoodの特徴①「断熱等級7の最高断熱」
「①高い断熱レベル」でもお伝えいたしましたが、木造商品であるxevoGranWoodでは最高レベルの断熱等級7を取得できます。
間取りや開口部の大きさにもよるため「どんな間取りでも絶対」とは言い切れませんが、「これくらいの断熱性能がほしい」という要望があれば、要望に合わせたプランを提案してくれますよ。
また、「断熱性」と言われると冬場の暖かさを想像しがちで、「暖かい地域に住むから断熱性は気にしなくてもいいや」という方も多くいらっしゃいます。
しかし、実は断熱性が低いと、壁に当たった日射熱が室内の温度も上昇させたり、小屋裏など天井に近い部屋で熱がこもってしまったりと夏場の熱による問題も起こりやすいんです。
そこで、ダイワハウスでは、遮熱に関しても対策がとられています。
高い断熱性を誇る「外張り断熱工法」に遮熱技術を加え、太陽の熱も遮っているんです。
また、窓にも日射遮蔽型複層ガラスを使用することで、室内への直射日光の差し込みを抑えてくれています。
光熱費のことを考えると、冷房・暖房どちらの稼働も最小限に抑えたいもの。
どのような気候であっても快適で冷暖房効率のいい家にできるのがxevoGranWoodだと言えるでしょう。
xevoGranWoodの特徴②「エネルギー吸収型木造耐震耐力壁「グランブレース」
木造のxevoGranWoodではエネルギー吸収型木造耐震耐力壁の「グランブレース」を採用しています。
「グランブレース」は車のサスペンションの要領で地震の力を熱に変換して吸収してくれる優れもの。
車のサスペンションが走行中に地面からのあらゆる揺れを吸収してくれるのと同じで、「グランブレース」も圧縮・引張どちらの衝撃も吸収してくれるため、住宅の損傷を最小限に抑えられるんですね。
その吸収力は、建物の変形を一般的な木造軸組工法で建てられた木造住宅の最大1/2まで抑えるとされています。
現在は木造軸組工法で建てられた木造住宅でも耐震等級3(最高等級)を獲得できるようになっています。
そう考えると、そこからさらに変形量を最大1/2に抑えられるというのは、木造のxevoGranWoodでもxevoΣに劣らぬ高い耐震性を誇ると言って良いでしょう。
xevoBeWoodで木造住宅をよりお手軽に
xevoBeWoodはxevoGranWoodよりもお手頃価格で木造住宅が建てられる商品です。
xevoGranWoodとの違いは以下の通り。
xevoGranWood | xevoBeWood | |
---|---|---|
木材 | 国産木材 | 外国産木材 |
モジュール (柱から柱までの距離) |
メーターモジュール (柱から柱まで1mスパン) |
尺モジュール (柱から柱まで0.91mスパン) |
断熱仕様 | スタンダードW ハイクラスW エクストラW プレミアムW ウルトラW |
スタンダードW ハイクラスW エクストラW |
xevoGranWoodから少し自由度が下がった形になります。
しかし、これはどちらかというと「xevoGranWoodがxevoBeWoodのプレミアム版」といったイメージ。
xevoBeWoodでも業界で見るとかなり高いレベルの住宅にできることに変わりはないので、ぜひ検討してみてくださいね。
skye・skye3
skye3は重量鉄骨の3階建て・skyeは重量鉄骨の3〜5階建て(賃貸・病院・店舗併用対応)の商品です。
skye3・skyeの特徴「狭小地でも安心安全の家を建てられる」
たとえば地価が高く広い土地自体も少ない東京や神奈川などでは、土地の坪数を抑えて3階建ての住宅を建てる方が多くなっています。
また、店舗を経営したり賃貸活用したりするため、3階以上で建てる必要があるという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、階層が高くなればなるほど重心が高くなるため、耐震性との両立が難しくなってしまうんです。
そこで、skye3・skyeはマンションやビルの建築でも使われる「重量鉄骨」の商品となっています。
木造や鉄骨でも3階建てを建てることは可能で、「危険」というわけではありませんが、マンションやビルの建設にも使われる重量鉄骨造であればより安全なのは確かです。
skye3・skyeにも、xevoGranWoodで活用されていたΣ型制振パネルも活用されています。
加えて、国土交通大臣認定を取得した工場で作られた重量鉄骨という品質の高さも安心材料の一つ。
性能はもちろんですが、ダイワハウスという大企業の品質力・後ろ盾があるというのも魅力と言えますね。
スマートデザイン・スマートセレクション
スマートデザインはセミオーダー(カスタマイズ有)・スマートセレクションは規格住宅(カスタマイズ無)の商品です。
どちらも鉄骨(xevoΣと同じ構造躯体)か木造(xevoBeWoodと同じ構造躯体)のどちらかを選べます。
間取りがある程度決まっている分、資材の大量発注ができる点からフルオーダーの商品よりも坪単価を抑えられるんです。
つまり、構造躯体に関してはフルオーダーの商品とまったく同じ性能でよりお手頃に建てることができるんですね!
価格感としては、フルオーダーの約28坪の住宅と、スマートデザイン、スマートセレクションの33坪が大体同じくらいになるイメージ!
かなりお手頃ですよね。
スマートデザイン・スマートセレクションの特徴「1349プランの中から好きな間取りを選択可能」
スマートデザイン・スマートセレクションは1349ものプランの中から好きな間取りが選択できます!二階建て・平屋の選択も可能です。
クール、ナチュラルといったデザインが大人気で、現場からはもっと増やしてほしいとの声もあるほど。
4kWの太陽光パネルも標準採用されているため、「家を建てるなら太陽光パネルもつけたい」と考えている方にはおトクな仕様となっています。
さらに、フルオーダーではスレート材という一般的な屋根材であるところ、よりメンテナンスがかからない厚物軽量瓦「ルーガ」になっているところも強みの一つ。
建物代の初期費用が抑えられる上、長い目で見た時のメンテナンス費用もしっかり抑えられるのは安心ですよね。
とくにスマートデザインでは、間取りの細かなカスタマイズも可能となっています。
たとえば、「この部屋は間仕切りをなくして広い一部屋にしたい」「このスペースとこのウォークインクローゼットの位置を交換したい」など、自由度高くカスタマイズできます。
そのため、
「少しは間取りに希望があるけれど、0から間取りを考えるのは大変…」
「価格は抑えたいけど、間取りにもこだわりたい…」
という方にはとくにオススメ。
最初のプランがガイドラインになるイメージで、お家づくりを効率化できますよ!
また、スマートデザインではアイランドキッチンやペニンシュラキッチン、乾燥機の「乾太くん」や電気錠などもオプション採用できるため、とことん高品質な家を建てられます。
3. 高い遮音性
三つ目は50dB軽減の高い遮音性。
これは交差点の騒音が換気扇の音くらい小さくなるレベルなんです!
とくにxevoΣであれば一般的な鉄筋コンクリート造のマンションと同等の遮音性能を実現しています。
この遮音性が実現できるのは、二重防振構造によって音の振動を屋内に伝えないから。
音は主に外壁と内壁を伝って家の中に入ってきます。
ダイワハウスでは、まず外壁の内側にある断熱材で構造体に伝わる音の振動を抑えています。
加えて、構造体と内壁が直接接さないつくりにすることで構造体に残ったわずかな振動も家の内側に届かないようにしているんです。
また、ダイワハウスは「外からの音」だけではなく、「上階からの音」の遮音も徹底しています。
2階以上の床に、音の振動を吸収する「低反発の特殊防振ゴム」と音の振動を逃す「防振天井吊金物」というバネを備えた「マルチプレックス遮音床」を採用して、足音などの音をしっかり抑えてくれているんです。
さらに、ダイワハウスではその遮音性の高さを活かした防音室も採用可能!
防音室「音の自由区」に関しては、後半でご紹介していたため、気になる方はぜひこちらからご覧ください。
4. 防水技術とその保証
四つ目は保証まで徹底された防水技術。
家がどれだけ長持ちするか、という点について耐震性やメンテナンス性と同じくらい必要なのが防水性。
構造体の中に雨水が侵入し溜まってしまうと構造体の劣化に繋がってしまうんです。
目に見えない・身を持って感じることのない部分であまり意識する人が少ない部分ですが、実は長く住める安全な家には欠かせないポイントとなっています。
ダイワハウスでは二重の防水構造を施しています。
まず、雨水に直接触れる外壁の目地には「高意匠高耐久シーリング」を採用しています。
シーリングとは外壁の目地などといった隙間に充填することで雨水の侵入を防ぐ材料のこと。
ただ、シーリングというのはどうしても日射や温度の変化などで収縮してしまい、劣化しやすいところが課題点でした。
ダイワハウスで採用している高意匠高耐久シーリングは、柔軟性や弾力性を持っていることでそうした経年劣化に耐えられるように工夫されています。
実際、日射などによる収縮だけではなく、地震など大きな揺れ自体にも順応して性能を長く保ってくれることがわかっています。
次に、万が一雨水が侵入してしまった場合でも、柱や梁と十分な距離を取った「二次ガスケット」と「透湿防水シート」が雨水を食い止め、構造体に雨水を近づけることなく「通気層」から外部へ排水してくれます。
ガスケットというのは簡単に言うと隙間を埋める工業用のシール材のことで、このガスケットで水の侵入を防いでいるんですね。
また、「透湿防水シート」では雨水を食い止めるほか、壁の中の湿気も通気層に流して排出してくれています。
家の防水は意外と盲点ですが、実は外壁の目地が切れたまま放置されてしまい、断熱材や木材自体が劣化してしまっている家も少なくないんです。
ダイワハウスではその防水対策が徹底されているため、まず劣化を防げますし、その質の高さでメンテナンス頻度も最低限に抑えられます。
安心して長く暮らすために自分でやらなくてはいけないことが多いと、マイホームでのびのび暮らす本来の夢が台無しですよね。
効率よく安心して長く暮らせるのがダイワハウスの魅力の一つと言えるでしょう。
徹底した防水対策の裏付けとして、「防水30年保証」もダイワハウスの魅力の一つとなっています。
構造体など主要な部分に関しては30年保証してくれるハウスメーカーも多くなっていますが、防水に関してはダイワハウスと同じ価格帯のハイブランドメーカーでも10年〜20年、または有料メンテナンスを行えば最長30年というところがほとんどです。
ダイワハウスでは徹底した防水技術に自信があるため、初期保証で30年・有料メンテナンスを行えば最大永年保証までしてくれます。
技術は実際に目で見えないと、「すごい」と言われてもなかなかピンときませんよね。
ただ、実際技術力が低く劣化しやすいものだったら、30年の保証はハウスメーカー側の視点で見れば損しかありません。
30年レベルの自信があるからこそだと考えると、高い防水技術による家の耐久力は信頼に値すると言えるでしょう。
保証はこちらでも紹介しておりましたのでぜひご確認ください!
5. 高級感あふれるデザイン
5つ目は高級感あふれる外観デザイン。
ダイワハウスでは、商品ごとにこのような外壁になっています。
商品 | xevoΣ | xevoGranWood | xevoΣPremium | skye3 | skye |
---|---|---|---|---|---|
外壁 | DXウォール | シームレス外壁 | ベルサイクス | ベルサイクス | DXウォール |
とくに、xevoΣPREMIUM、skye3で採用されている「ベルサイクス」はダイワハウスを代表する外壁として有名です。
ベルサイクスは窯業系サイディングの外壁で、サイディング自体は標準仕様として多くのハウスメーカーで採用されています。
しかし、このベルサイクスは一般的なサイディングの中でも群を抜いて美と性能を兼ね備えた外壁なんです。
サイディングと言えば、ボコボコとした彫りが特徴的ですが、ダイワハウスでは業界最大級の12mmの深彫りとなっています。(DXウォールで9mm・一般的なサイディング材も9mmのものが多数)
凹凸が大きいことで光が差した時に影ができ、そのでき方も時間によって変わるため、1日の中で多様な表情を見せてくれるんです。
また、外観だけではなく内装やインテリアもしっかり高級感ある納得のデザインを追求してくれるのがダイワハウス。
その秘訣もご説明いたします!
6. 憧れを形にするプロ集団
六つ目が高級あふれる外観に劣らぬ内装・インテリアを実現してくれるプロ集団の存在。
まずはトップデザイナー集団の「ZIZAI」です。
一級建築士やインテリアコーディネーター、一級造園施工管理技士など、あらゆる資格を持ったプロが、外観から間取り、室内のインテリアの配置まで提案してくれます。
また、内装に特化したデザイン提案には「エクセレントインテリアコーディネーター」の力を借りることも可能です。
インテリアコーディネーターの資格はもちろん、福祉住環境コーディネーターやエクステリアプランナーなどの資格も持つプロが床や壁、窓や建具からカーテンや絵画などまで監修、心地よい暮らしができる空間づくりを実現してくれます。
高級感ある家にしたいものの、「部屋をどうするかは自分次第」になってしまうと何から手をつけていいかわからなくなってしまいますよね。
そこにプロの提案があるだけで、「自分がどういう家にしたいか」が具体的な間取りや部屋作りに展開しやすくなると考えるとかなり心強い存在ではないでしょうか。
7. 売却時まで価値が減衰しないSumStock認定の高品質
七つ目は売却時に適正価格で査定される認定を受けるほどの高品質。
ダイワハウスの住宅はSumStock認定という住宅の売却に関わる制度の認定を受けています。
SumStockとは、50年以上のメンテナンスプログラムがあり、震度6〜7程度の揺れでも家屋が倒壊・崩壊しないことを基準とした新耐震基準をクリアした大手10社の物件にのみ認められる制度です。
SumStockの認定を受けている住宅は、売却時に「今の状態の家を今建てたらいくらかかるか?」という見方で査定されます。
これの何がすごいかと言うと、本来なら価値が0円になってしまう築20年以上の物件も適正価格で査定・売却することができるんです。
一般的には築年数が古くなるほど住宅の価値は減少します。
築10年で新築の50%ほどの価格、築20年以上になると住宅の価格はほぼゼロになってしまうんです。
しかし、SumStockの認定を受けている住宅であれば、「現在の価格相場」で適切に判断してくれるため、家の状態にもよりますが、何年経っても価値がゼロになることはありません。
実際、住宅価格が高騰している現在、築10年でも「現在の価格相場」で判断することで購入時より高く売れる事例もあるほどなんです。
これはそもそもの家の質が高いと言えるハウスメーカーだからこそ。
将来の資産価値を買うという意味でも、ダイワハウスを選ぶ価値は十二分にあると言えますね。
ダイワハウスに近いハウスメーカー
さて、ここまでダイワハウスの特徴をご紹介してきましたが、ダイワハウスは価格帯で言うとどんなハウスメーカーに近いのでしょうか。
ダイワハウスに坪単価が近いハウスメーカーはこちらの通りです。
ミサワホーム
パナソニックホームズ
住友林業
日本ハウスHD
トヨタホーム
価格感としては最低でも30坪総額3,500万円以上から、35坪で4000万円から、40坪で4500万円からが目安です。
もちろん、価格が抑えられるスマートデザイン・スマートセレクションといったセミオーダー・規格住宅の商品はまた価格感が変わってきますが、エリアによっても違いがあるため、詳細は営業担当へご確認ください!
ダイワハウスの商品ごとの標準仕様
商品によって標準の仕様は異なります。
ここではダイワハウスの標準仕様を一覧にまとめました。
xevoΣ | xevoGranWood | |
---|---|---|
断熱材 |
【スタンダードV断熱仕様】 |
【スタンダードW断熱仕様】
・天井: 高性能グラスウール14k 100mm ・壁:押出ポリスチレンフォーム30mm +高性能グラスウール10k 100mm ・床:押出ポリスチレンフォーム65mm +大引き上断熱材15mm+断熱浴槽 【ハイグレードW断熱仕様】 ・天井: 押出ポリスチレンフォーム30mm +高性能グラスウール14k 105mm ・壁:セルロースファイバー280mm or 高性能グラスウール14k 310mm ・床:押出ポリスチレンフォーム65mm +大引き上断熱材15mm+断熱浴槽 【エクストラW断熱仕様】 ・天井: 押出ポリスチレンフォーム30mm +高性能グラスウール16k 120mm ・壁:セルロースファイバー280mm or 高性能グラスウール14k 310mm ・床:硬質ウレタンフォーム100mm +大引き上断熱材15mm+断熱浴槽 【プレミアムW断熱仕様】 ・天井: 押出ポリスチレンフォーム90mm +高性能グラスウール16k 120mm ・壁:セルロースファイバー280mm or 高性能グラスウール14k 310mm ・床:硬質ウレタンフォーム100mm +大引き上断熱材15mm+断熱浴槽 【ウルトラW断熱仕様】 ・天井: 押出ポリスチレンフォーム90mm +アクリアウールα 36k 105mm+20k 89mm ・壁:高性能グラスウール20k 400mm ・床:硬質ウレタンフォーム200mm +大引き上断熱材15mm+断熱浴槽 |
外壁 | DXウォール | |
屋根 | スレート材・陶器瓦・FRC瓦 | |
キッチン | LIXIL・Panasonic・トクラス・クリナップ | |
お風呂 | TOTO・LIXIL・Panasonic | |
トイレ | TOTO・LIXIL | |
洗面台 | TOTO・LIXIL |
ダイワハウスの保証
また、ダイワハウスの保証は以下のとおりです。
ダイワハウスだからできること
さて、前半でご説明した通り、ダイワハウスにはダイワハウスならではの魅力が多くございました。
ここではさらに「ダイワハウス独自の設備・商品」をご紹介いたします!
ブランドとのコラボ
①メゾン・デ・キャトル・セゾン・ジーヴォ
有名なフレンチライフスタイルショップ「キャトルセゾン」とのコラボ住宅提案サービスです。
xevoGranWoodとのコラボで、木の温かみに囲まれながら、テラスリビングやアトリエなど、可愛らしいフレンチスタイルの暮らしづくりができますよ!
②BoConcept×xevo
こちらも有名な北欧デンマークインテリアブランド「BoConcept」とのコラボ住宅提案サービスです。
xevoGranWoodとのコラボで、キャトルセゾンとはまた異なる直線的なラインで構成されたクールなデザインに、洗練され機能美に長けたインテリアが特徴的です。
北欧の実用的でスタイリッシュな側面がお好みの方にはピッタリのコンセプトですね!
【防音室】音の自由区
遮音性に長けたダイワハウスでは、その技術を活かした静音室・防音室も充実しています。
防音・静音グレードは以下のとおりです。
奏でる家(55dBA):ピアノ・ギターなどの楽器・ホームシアター用
奏でる家+(70dBA):ドラムなどの楽器用
楽器演奏などができる防音室はもちろん、テレワークなどに活用できる静音室も実現できるところがポイント。
二世帯住宅やお子様がお休みの日に仕事がある方など、家の中に誰かがいる状態でテレワークをすることが多い方にはとくにオススメなんです。
個室自体の防音性も高いため、もちろん普通の個室でも室外の音が響いたり室内の音が大きく漏れてしまうことはございません。
しかし、同じ家に誰かがいて、掃除をしたり、遊んだりするとなると、防ぎきれない可能性もあります。
そうでなくても、「今仕事中みたいだけど掃除機をかけてもいいかな」などと気を遣ってしまうこともありますよね。
楽器の演奏に限らず、「音が気になるシチュエーションがあるかも」という方は静音室である「やすらぐ家」をぜひ検討してみてください!
ダイワハウスの口コミ
では、魅力が多いダイワハウスとはいえ、実際建てた人はダイワハウスをどう評価しているのでしょうか。
ここでは、おうちキャンバスが独自に調査したアンケート回答での口コミを紹介させていただきますね!
プラスの評価
信頼できる会社に家を建ててもらいたかったので、名前とブランド力がある会社なら変な工事はしないだろうと信頼できたところは良かったです。
自分のデザインを活かして打ち合わせの時に細かくデザインの確認してくれて思いを形にできました。
建築:2021年
総額:4,700万円(本体工事費:3,980万円)
ご地域:香川県
気密性に優れているのと、大手のメーカーなので安心感があり建てました。
冬は暖かく、快適に住んでいます。
何かあった時のアフターサービスが手厚いので安心です。
建築:2013年
総額:4,286万円(本体工事費:2996万円)
ご地域:福島県
性能とそれを裏付ける企業力が高く評価されていますね!
建築時の安心感はもちろん、大企業ならではのアフターサービスも安心できるポイントとなっているようです。
マイナスの評価
金額がかなり高くなったのでもう少し知識をつければよかった
建築:2020年
総額:5,108万円(本体工事費:3,157万円)
ご地域:和歌山県
少し掃除しづらい場所があります。
掃除の事まで考えていませんでした。
建築:2021年
総額:4,838万円(土地は相続)
ご地域:和歌山県
ハイブランドであることから、やはり金額面に関して厳しい評価がついてしまっていますね。
また、様々な提案をしてくれるダイワハウスですが、生活動線や費用を抑えながら希望を叶える間取りに関しては、「どの部分を重視したいか?何を一番に叶えたいのか?」のすり合わせが必須になってきます。
その分打ち合わせ期間が長くなってしまうことが注意すべきポイントでもありますが、逆を言えばそれだけ希望を詰めていける時間があるとも言えます。
そのためにも、「この間取りがほしい!」だけではなく、「なんでほしいのか?」「どんな暮らしがしたいのか?」まで分析することがオススメです!
「ダイワハウスは自分に合っているのか?」と悩んだら
さて、ここまでダイワハウスの魅力や口コミをお伝えしてきましたが、「自分に合っている」のか踏ん切りがつかないところもあるのではないでしょうか。
家づくりに真剣に向き合っている人こそ、自分の「好き」と「ピッタリ」は違うことで悩みがちです。
たとえば「このハウスメーカーの可愛らしい外観が好き!」と思っても、そのハウスメーカーの断熱性が心許なく、あなたが極度の寒がりだったら、「好き」だとしても「ピッタリ」とは言えません。
あなたの体質や考え方、実現したい暮らし方、ご予算など、「ピッタリ」を判断するには多くの材料が必要です。
そしてそれを客観的に判断するのは、自分自身ではなかなか難しいですよね。
そんなあなたには、おうちキャンバスの無料オンライン相談がオススメです!
オンライン相談では注文住宅アドバイザーがあなたの現状や考え、こだわりを丁寧にヒアリング、ピッタリなハウスメーカーを探っていきます!
「ダイワハウスって自分にも合ってる?」
「そもそも◯◯万円の予算でどれくらいの家が建てられるんだろう?」
など、ダイワハウスに関する疑問やお悩みだけではなく、予算設定や土地のことなど、家づくりに関するお悩みも何でもご相談いただけますよ!
また、あなたにピッタリのハウスメーカーのご紹介も可能です。
「ダイワハウス以外にも合っているハウスメーカーが知りたい」
「1社で進めるのも不安だから比較検討できるハウスメーカーを知りたい」
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まとめ
さて、ここまでダイワハウスの特徴について紹介してきました。
総合して、ダイワハウスは「大企業だからこそできる安心安全・快適で高級感あふれる住宅」が得意なハウスメーカーと言えます。
ハイブランドではありますが、「長く暮らしていく安心や資産価値も買える」と考えると、一生に一度の買い物だからこそ、ダイワハウスを選択して損はありません。
ただ、一番はあなたが納得して理想の暮らしができる家を建てること。
「ダイワハウスが良いと聞いたからなんとなく」のではなく、「自分のこだわりの◯◯が叶えられるから」と自信を持って家づくりを進められるよう、本記事も活用しながら検討してみてくださいね!
では、あなたのお家づくりが実りあるものとなることをお祈りしております!
担当者コメント
近年、物価の高騰から「とにかく初期費用を抑えたい」「安ければ安いほどいい」という方が増えています。
たしかに、現在ですとかなり低い価格で、一定基準以上の性能を持った家を建てることも可能です。
耐震等級3を取得することも可能になりつつあり、災害時に崩れてしまう危険もほぼなくなってきているでしょう。
お手頃な価格で家を建てることはもちろん悪いことではありません。
しかし、どうか「暮らしを買う」ということを忘れずに検討していただければと思います。
その家が、20年、30年経った時のことを考えていただきたいんです。
メンテナンス費はかかっていませんか、光熱費は高くありませんか、何かあった時の保証やアフターフォローは残っていますか、売りたい・資産として子供に遺そうとした時資産価値は残っていますか。
お手頃な価格で建てた家で、上記が必ず問題になるとは言えません。
専門家の無料アドバイスを受けるただ、ダイワハウスのような価格帯の家はその後数十年の「暮らし」ごと買えるから業界の中で見るとハイブランドに分類されるということを覚えていていただけますと幸いです。
予算とのバランスに悩むという方はぜひおうちキャンバスの無料オンライン相談をご活用くださいね。