「どうせ家を買うなら、コスパのいいハウスメーカーで建てたい」
「安さも大事だけれど、UA値やC値、家の内装や見た目にも絶対に妥協したくない」
と価格と理想との間で揺れ動いて、お悩みではありませんか?
マイホーム購入の検討において、費用対効果、つまり「コストパフォーマンス」を重視することは避けては通れません。
しかし建築会社を調べても「老舗の大手、超ハイコスト」もしくは「地元工務店」ばかり。
「いや、その中間はないの?」と思うのも無理のないことです。
実は今、もっとも注目されている、急成長中のハウスメーカーは、どこもミドルコストの「ちょうどいい」価格帯です。
高すぎず安すぎず、なのに断熱・気密性能も高い。
その上、キッチンやトイレ、お風呂の質が良く、内装もカフェみたいでオシャレ。
そんな「最強の」ハウスメーカーが増えているのですが、残念なことに、世間ではあまり知られていません。
この記事では、コスパのいいハウスメーカーの選び方について、コツと注意点を、家づくり経験者の私が、ズバッと解説します!
ちなみに、今コスパのいいハウスメーカーで建てておくと、将来的に売却する際、資産価値も高まる可能性が高いです。
その理由についても、本記事で解説します。
この記事の監修者
大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は「はなまるな家を建てよう🌸」をモットーに、家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。
「コスパ」の定義と重要性
「コストパフォーマンスが高い」家とはすなわち、かけた費用に対して得られる満足度や価値が高い家のことです。
家づくりにおいては、初期費用の安さだけでなく、家を維持するためのコストや、快適な生活を支える品質も重視されます。
とくに屋根や外壁のメンテナンスは将来的に費用がかかってくるポイントであり、断熱性・気密性も日々の光熱費に直結するため、無視できません。
つまり「最初に払う価格が少ない」=「コスパが良い」ではなく、
「総合的に払う費用と労力が少なく、満足度が高い」=「コスパが良い」
と捉える必要がありますね。
この「コスパが良い」という考え方は、家づくりにおいて非常に重要です!
住み続ける未来のことも考え、総合的な満足度を考えるようにしましょう。
「価格が安いから」や「とにかく性能が高いから」と一面的な理由でハウスメーカーを選ぶのは大変危険です。
この記事では耐震性・断熱性に優れていて、かつ価格も抑えられるバランスの良いメーカー、つまり本当に「コスパの良い」メーカーをご紹介しますのでご安心ください!
予算に不安があるとどうしても、初期費用を安く抑えたくなるものです。
しかし、価格ばかりを気にしてコスパの悪いハウスメーカーを選ぶと、性能が低い上に間取りもイマイチになってしまいます。
後悔しないような選択をしていきたいですね。
「コスパ」の評価基準とハウスメーカー選びの基本
さて、お伝えしている通り、ハウスメーカーを選ぶ上で、コスパの良さは大切なポイントです。
しかし、一口に「コスパ」と言っても、重視するポイントによって、希望を満たすハウスメーカーが変わってきます。
この記事では、次の5つの評価基準で、コスパ最強のハウスメーカーを定義・選定しています。
1. 価格と品質のバランス
今、家づくりを検討する多くの人が抱える悩みとして、「高すぎると手が出せない、けれど安すぎても不安」ということが挙げられます。
その点、この記事で紹介する「コスパ最強のハウスメーカー」なら、価格を抑えて質の良い建材や工法、住宅設備を採用できます。
なぜこれらのハウスメーカーがコストを節約できるのでしょうか?
それは、余分な費用を見つけ出し、徹底的にカットしているからです。
たとえば、以下のような取り組みが実際に行われています。
- 住宅設備の大量発注で費用を抑える
- 大工さんとの直接契約で中間マージンを抑える
- 年間数千万円から一億円ほどかかると言われる住宅総合展示場への出店をしない
- 本社のお茶出しや受付を減らし人件費をカット
このように各社が「品質の高い家を安く提供する」ために工夫をしているので、性能は下げずに価格を抑えられるのです。
この性能と価格のバランスの良さは予算を抑えつつ安心な家に住むためには不可欠な要素になります。
2. 夏場のジリジリとした酷暑、冬の凍える寒さを軽減できるか
毎年、日本の夏の平均気温はどんどん上がっていますね。
一方で、底冷えする冬の寒さも無視できません。
この「寒暖差」こそが、長年日本の大工さんを悩ませてきた、住宅建築における課題でもありました。
しかし今、人気急上昇中のミドルコスト帯のハウスメーカーは、それぞれの方法で断熱・気密性能を追求しており、この課題を克服しています。
夏はひんやり涼しく、冬は足元まで暖かい。
それでいて、エアコン代も抑えられる……そんな「高断熱・高気密な家」の建築が可能になっているのです。
今の日本では、電気代が高騰し、夏冬のエアコン代も馬鹿になりません。
そのような現代において、住宅の断熱・気密性能は、今後も無視できない重要な軸となるでしょう。
3. 高機能なキッチンやトイレ、お風呂を採用できるか
ハウスメーカーによって、どのメーカー・グレードのキッチンやトイレ、お風呂を選べるかといった「標準仕様」が異なります。
住宅設備メーカーは各社工夫を凝らして、オシャレな見た目で収納力が高く、なおかつ機能性も高いものを提供しています。
たとえば、「食洗機付きのキッチン」「タッチレス水栓」「掃除・お手入れがカンタンなお風呂・トイレ」などです。
毎日使うお風呂やトイレ、料理が好きな方にとって重要なキッチンなどは標準でハイグレードだと嬉しいですよね。
標準仕様から納得の設備を見つけられれば、価格をグッと抑えられます。
4. 構造が強く、メンテナンス性能が高いかどうか
家を建てる上で無視できないのが、構造の強さとメンテナンス性能の高さです。
この記事を読んでいる方の中にも、「耐震等級3」「長期優良住宅」などの言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
建てた家が長持ちするほど、家族が長く健康に暮らせますし、万が一手放す時にも資産価値が高くなるでしょう。
とくに以下の3点で分けて考えると、ハウスメーカーの特徴や、自分の優先すべき点が整理されます。
- 地震に強い(新耐震基準をクリア)
- メンテナンス性能(建ててからの修繕コストが安い)
- アフターフォロー(保証内容が手厚く、期間や費用が適切)
たとえば価格の安さばかりを優先して、万が一の地震の時に損傷が大きければ、大きな費用がかかります。
だから地震に強いかどうか、長持ちするかどうかは、その建物に暮らす上で決して無視できない重要な指標と言えるのです。
5. 今、急成長中のハウスメーカーかどうか
これからの家づくりでは、土地だけでなく「建物の資産価値」も重要です。
家づくりは「一生に一度の買い物」というよりも、必要に応じて貸したり、売ったりすることも視野に入れて、ハウスメーカーと共同で維持していく資産になりつつあります。
そのため新進気鋭の、いわゆる「トレンディな」ハウスメーカーかどうかが、これから建てる人にとって非常に重要な軸となるのです。
「資産価値」と「ハウスメーカーの規模感」は、一見、関連性がないように思えますね。
しかし、あなたがもし中古住宅を購入するとしたら……と考えてみてください。
明治時代に建てられた超高級な住宅と、大手ブランド施工の「そこそこにリフォームされた戸建住宅」と、どちらを選ぶでしょうか。
多くの人が、大手ブランド施工の住宅を選ぶのではないでしょうか。
現在の大手ブランドも、かつては新進気鋭の中小企業でした。
そして今、「あの〇〇ブランドの中古住宅が売却されています」と書かれていると、しっかりした、良質な住宅に思えますね。
とすると、「その時代の最先端の外観・施工」かつ「これから伸びていくブランド」の家を購入することで、将来的な資産価値も上がり、貸出や売却時に有利になる可能性は、非常に高いと言えるでしょう。
コスパ最強のハウスメーカー6選
ここからは、価格がちょうど良く、断熱・気密性能も高い。
加えて、キッチンやトイレ、お風呂の質が良い「コスパ最強のハウスメーカー」を6つ厳選して紹介します。
- アイ工務店
- 桧家住宅
- アエラホーム
- ウィザースホーム
- セルコホーム
- 日本ハウスホールディングス
この6つのハウスメーカーはすべて、高断熱の指標である「断熱等級」5以上に対応していて、耐震等級3も確保できます。
それを踏まえ、各社の特徴についてご紹介いたします!
アイ工務店
30坪の参考価格:約2,682万円
アイ工務店は、国内成長率がNo.1の今注目のハウスメーカーです。
アイ工務店の坪単価の目安は89.4万円〜となっており、大手ハウスメーカーの7割の価格で建てる「適質価格」での提案を掲げています。
大手ハウスメーカーの坪単価目安が127万円〜であることを考えると、手頃な価格だと言えます。
まさに、高コスパのお手本のようなハウスメーカーです。
余計な人件費・経費・広告費を徹底的にカットすることで、大手よりも3割ほど安く、比較的ハイグレードな家を建てられます。
家の性能ではなく、無駄な費用をカットしているので高品質のとの両立が可能なのです!
有人レジより、無人レジといった合理的な考え方を注文住宅でも実践しているイメージです。
間取りが柔軟で瓦屋根が標準なのがコスパ最強!
コスパ最強と言える特徴は以下の3点です。
- 間取り自由度が高い
- 瓦屋根に代表されるハイグレードな標準設備
- 長期優良住宅に対応
アイ工務店はなんといっても間取りの自由度が高く、とくに縦空間を活かした間取り設計に強いです。
ハーフ吹き抜けや1.5階、スキップフロアなどを得意としています。
また1mm単位で間取りを微調整する柔軟さも持ち合わせており、同じ価格帯の他のメーカーでは見られない特出した点です。
標準仕様では、メンテナンス不要の瓦屋根と30年間は塗り替え不要の「Fu-geプレミアム」を採用(適宜、状態の管理は必要です)。
初期費用もメンテナンスコストも抑えられるというお得感しかない仕様です。
キッチンやお風呂、トイレなどもTOTO、LIXIL、タカラスタンダードなどからハイグレードなものを選べますよ。
そして、耐震性、断熱性などバランス良く性能が高いため、長期優良住宅にも対応しています。
長期優良住宅とは?
「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」のこと。
一度買ったら長く暮らし続けていけるような住宅を増やすべく、長期優良住宅の認定を条件とした補助金や減税制度なども設けられているくらいなのです。
その基準の多くは住宅性能表示制度の基準に則っており、耐震性や省エネルギー性、居住環境や災害配慮などの要件がチェックされています。
長期優良住宅とその補助金について詳しく知りたい方はこちらからご覧ください!
長期優良住宅の補助金制度・減税制度とは?おトクに賢く家を建てる方法を解説
間取りの自由度も叶えつつ、長期優良住宅にも対応しているのが嬉しいポイントですね。
アイ工務店についてさらに知りたいという方はこちらのコラムもご覧ください。
アイ工務店の特徴徹底解説!坪単価から口コミまで徹底特集!
桧家住宅
30坪の参考価格:約2,646万円
桧家住宅は、全館空調を採用した快適な家を価格も抑えて建てられるハウスメーカーです。
桧家住宅の坪単価は88.2万円〜で、大手の中でもやや安い価格となっています。
桧家住宅は、株式会社ヒノキヤグループの住宅部門です。
ヒノキヤグループでは、自ら断熱材や住宅設備の開発・研究を行っています。
まさに、これが価格を抑えられる理由で、自社グループの中で魅力的な断熱材や設備を確保できるため、中間コストをカットできます。
さらに家の中の温度や湿度の快適さなど、空間の質に非常にこだわりを持っていますので、快適な環境をコスパよく実現したい方にはピッタリです。
「Z空調」と多彩な空間提案がコスパ最強!
快適環境にこだわる桧家住宅ですが、特徴としては以下の点が挙げられます。
- 全館空調と高気密・高断熱で快適な環境を追求
- ワクワクする楽しく多彩な空間提案
- ヤマダグループとの連携による「V2H」への対応
まず、桧家の代表的な特徴といえば、「Z空調」で間違いないでしょう!
結論、コスパ良く全館空調を導入するなら桧家住宅の「Z空調」がおすすめです。
家全体の温度を一定に保てる全館空調ですが、初期費用やランニングコストが導入をためらうハードルとなっていました。
しかし、桧家住宅は、「一般のエアコン」を換気と断熱性・気密性の工夫によって「全館空調」を作りました。
そのため、通常200〜300万円かかる全館空調を「標準」でつけられるのです。
つまり、導入費用は0円で、かつ将来的なメンテナンス費用、交換費用も抑えられます。
また、「青空リビング」や「アトリエ」などワクワクする間取りが得意です。
普通の間取りとは異なった多彩な提案ができて、かつ収納や生活の質も考えているので、とくに子育て世代の方には見ていただきたいです。
耐震等級3はもちろんのこと、ヤマダグループとの連携によって「V2H」も可能になりました。
V2Hとは、電気自動車と家を繋げて、家の太陽光パネルで発電した電気を電気自動車に蓄電するシステムのことです。
ヤマダグループとの連携が始まったのは最近のことなので、これからの発展も期待されます!
桧家住宅についてさらに知りたいという方はこちらのコラムもご覧ください。
【2024最新版】桧家住宅の特徴まとめ|Z空調や標準仕様ってどうなの?
アエラホーム
30坪の参考価格:約2,535万円
アエラホームは、高気密・高断熱にこだわり、省エネ設備にも強みを持つハウスメーカーです。
アエラホームの坪単価の目安は約84.5万円〜で、価格を抑えつつ、W断熱や全棟気密測定など性能に関して安心な家を建てられるため、費用対効果が大きいと言えます。
会社としても、「よりよい家をより多くの方に」という使命を掲げ、価格を抑えた高品質な家を届けています。
昔は、「もしも私の建てた家を気に入っていただけなければ代金は要りません」という異例の交渉をしていたことでも知られ、誠実なメーカーです。
具体的には、テレビCMを放映しない、高性能なモデルハウスを長く使うなどの工夫で、広告費を抑えています。
そのため、住宅の質や建材・構造材にお金をかけつつ、価格は抑えて提供できるのです。
W断熱と省エネ設備が標準でコスパ最強!
コスパの高さが伺える特徴は以下になります。
- 外張W断熱により断熱・気密性能が高い
- エコキュート、換気システムなどの省エネ設備が標準搭載されている
アエラホームは柱の外側と内側を断熱する「外張W断熱工法」を採用していて、断熱・気密性能が高いという強みがあります。
外側からはアルミの断熱材ですっぽり覆い、内側からは断熱材を吹き付けます。
この二重の断熱によって、1階から屋根裏まで同じ温度・湿度を維持できるのです。
これは、屋根裏などの活用(アエラホームが提案する1.5階)とも相性抜群。
なぜなら、本来屋根裏は直射日光や雨が降り注ぎ、気温も湿度も安定しない場所なのです。
それがアエラホームなら外張断熱で屋根裏も快適です。
また、建物の隙間は気密テープと発報ウレタンで塞いでおり、徹底しています。
その結果、C値の平均は0.35と業界内でも高く、標準でZEH、HEAT20G1の基準を満たしているというから驚きです。
全棟気密測定を行っているのも、自信と誠実さの表れですね。
そして、給湯器の「エコキュート」を標準採用しています。
370リットル仕様で、3〜4人のご家族で毎日お風呂を沸かすのにピッタリのサイズです。
加えて、熱交換率90%の第一種換気システムを標準搭載。
熱交換率90%は優秀な上、花粉やホコリを除去するフィルターもついています。
オプションのメーカーが多い中、標準のため高コスパです。
オール電化を推奨しているため、標準の強みを生かしつつ、オプションの太陽光をつけてさらに将来の費用を抑えるという選択もあります。
性能や価格についてより具体的に知りたい方はこちらもお読みください!
アエラホームの坪単価めやすは約84.5万円|リアルな金額・間取り事例・追加料金を徹底解説
ウィザースホーム
30坪の参考価格:約2,754万円
ウィザースホームは、標準でタイル外壁と瓦屋根を採用できるメンテナンス性に優れたハウスメーカーです。
坪単価は91.8万円〜で、メンテナンス性、耐震性が高く、建てた後の費用も抑えられるため全体的にバランスの良いハウスメーカーです。
関東の一部地域にのみ対応しているハウスメーカーですので、以下の地域にお住まいの方はぜひ一度検討してみてください。
ウィザースホームの対応エリア:
千葉県、神奈川県、東京都、埼玉県、茨城県、山梨県
ウィザースホームは新昭和グループという建設・不動産グループの本部直営ブランドです。
本当に良いものを安く提供することにこだわって経営しているので、価格も上げないようにしていると言われています。
また、グループ全体での利益を考えており、ウィザースホームだけが売上のために無理に値上げをすることなどが起きにくいのもポイントです。
そのため、家を建てる側からは安心と言えるでしょう。
陶器瓦&外壁タイルに収納のプロまでついてコスパ最強!
家としての魅力ももちろん高く、以下のようなものが挙げられます。
- 標準仕様の陶器瓦&外壁タイルで、メンテナンスコストを抑えられる
- 2×6工法なのに間取り自由度が高い
- 収納にまで配慮した細やかな家づくりが可能
見た目にも高級感溢れるタイル外壁と、瓦屋根の組み合わせを標準で採用できます。
1番のメリットはメンテナンス性の高さです。
瓦もタイルも塗り直しは不要。
一般的な屋根材・外壁材の家と比べて、50年間のメンテナンス費用を400万円以上安くできると言われています。
しかも、ウィザースホームでは、太陽光発電が全棟標準で、初期費用を抑えた上で電気代も抑えられます!
長く住めば住むほど、コスパの高さが実感できるのです。
耐震性も高いです。
ウィザースホームは木造工法の発展系である2×6工法を採用しています。
耐震性が高い工法でありながら、ウィザースホームの場合は比較的間取りの自由度も確保されています。
つまり、安心感と希望を叶えられる納得感の両立が可能です。
そして、ウィザースホームで家を建てる際には、プロの収納コンサルタントから最適な収納プランを提案してもらえます。
株式会社収納計画という別の会社の専門家に依頼する力の入れようで、ハイブランドにも負けない魅力の1つです。
加えて家づくりそのものは「暮らし方」「性能・機能」「デザイン」の3つの観点で仕様を決めていく方法をとっています。
そのため、一人ひとりの希望に寄り添った提案を受けられますよ。
ウィザースホームの家づくりをさらに知りたい方はこちらもご覧ください!
ウィザースホームの特徴まとめ一覧|他社との明確な違いはコレ!【2024年最新版】
セルコホーム
30坪の参考価格:約2,349万円
セルコホームはカナダ譲りの北米デザイン・高い断熱性を実現した、「可愛さ」だけではない魅力のあるハウスメーカーです。
坪単価の目安は78.3万円〜で、唯一無二のデザイン力と、寒さの厳しい北米水準の性能の家をこの価格帯で建てられます。
価格を抑えられる理由は、カナダにあるセルコカナダホームで資材を調達して、加工の上日本へ出荷して使用しているからです。
この時、輸入木材にもかかわらず商社を介さずに直接調達しているので、コストカットになっています。
北米水準のデザイン性と高性能がコスパ最強!
価格以上に見た目が特徴的なメーカーではありますが、やはり整理すると大きく2つの特徴に分けられます。
- 可愛らしくも上品な北米デザイン
- 本場北米の寒さに耐える断熱仕様
セルコホームについて、何を伝えるにもポイントになるのが「カナダらしさ」になります。
デザインに関してはイギリスやアメリカの影響を受け、洗練されたカナダならでは建築様式を展開することが可能です。
それでいて、太陽光パネルが標準仕様の「Covered Poach House(カバードポーチのある家)」という商品もあり、デザイン以外もしっかり検討できます。
断熱性についてもお伝えしている通り、カナダ基準です。
想像しやすいかと思いますが、カナダは冬の寒さが厳しく、住宅はそれに耐えうる性能が求められます。
具体的には他のメーカーと比較しても性能が高い断熱材を使用するなどのこだわりがみられます。
工法も「2×6工法」または「2×4工法」で実は耐震性も高く、可愛らしい見た目のイメージとは裏腹に、住宅先進国カナダの思想・技術を取り込んだ高品質住宅です。
セルコホームの魅力的なデザインやその他の特徴をさらに知りたいという方はこちらをご覧ください。
セルコホームの特徴がすべてわかる!坪単価からメリットまで徹底解説!
日本ハウスホールディングス
30坪の参考価格:約2,463万円
日本ハウスホールディングス(以下、日本ハウスHD)は国産檜を標準で採用し、高気密・高断熱に強みを持つハウスメーカーです。
坪単価は商品ごとに異なるものの、平均は82.1万円で、住宅性能の高さに対して価格は抑えられています。
一般的に高価な国産檜の無垢材を、独自の流通ルートで比較的手頃に採用できるのが高コスパなポイントです。
檜は非常に高耐久な木材で家が長持ちします。
世界最古の木造建築である法隆寺もまた、檜で作られています。
構造そのものも「新木造ストロング工法」の採用で、耐震性が高いです。
国産檜と施工精度の高さがコスパ最強!
そんな日本ハウスHDの嬉しい特徴は以下になります。
- 国産檜の無垢材を標準採用
- 施工精度の高さによる高気密・高断熱
なんといっても檜は見た目が美しいです。
木の風合いに憧れを持っている方は多いのではないでしょうか。
その檜を、標準で、構造材・柱・フローリングに使用できます。
あえて、梁や柱を見せるような檜の魅力を前面に押し出したようなデザインも可能です。
もちろん、「和風」「和モダン」だけでなく、洋風デザインもまったく問題なく対応できますのでその点はご安心ください。
加えて、檜には「フィトンチッド成分」が含まれます。
この「フィトンチッド成分」はリラックス効果やストレス軽減、安眠効果があることで有名です。
もう一つ特徴的なのは施工精度の高さです。
どんなに、高性能な工法・断熱材・木材であっても、最後に施工する職人の質が悪かったらどうでしょうか?
せっかくのマイホームが台無しですよね。
工業化によって施工精度を安定させるメーカーもある中、日本ハウスHDは職人に注目しました。
日本ハウスHDは「作り手」の顔が見える直営工事と棟梁システムを採用しており、ハウスメーカーも職人もお客様と向き合う姿勢をとっています。
そのため、互いに信頼関係が形成され、職人の意識も高まるのです。
技術的な面では、職人に対して勉強会や抜き打ち検査などを行っています。
こうして、職人の質を高め、高い施工精度による高気密・高断熱を実現しています。
全棟気密測定を行っていますし、窓も樹脂サッシ・トリプルガラスです。
このような点も信頼できます。
より日本ハウスHDの性能や職人について、また商品別の特徴を知りたい方はこちらもご覧ください。
日本ハウスHDの特徴をわかりやすく解説!自分にピッタリかわかる!【2024年最新】
注文住宅と建売住宅の比較
ここまでは、高コスパで自信を持っておすすめできるハウスメーカーをご紹介してきました。
しかし、「私たちの場合、そもそも注文住宅にする必要あるのかな?」
「建売の方が費用も抑えられるのでは?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
同じ新居でも、注文住宅と建売住宅はさまざまな違いがあります。
注文住宅と建売住宅の違いについて、以下の表にまとめました。
注文住宅 | 建売住宅 | |
---|---|---|
購入費用 | 予算と合わせてある程度調整できる。 | 調整はできない。 注文住宅より安い傾向。 ただし、高い建売もあり一概に言えない。 |
価格の わかりやすさ |
ややわかりにくい。 土地、本体工事費、附帯工事費、諸経費など項目が分かれている。 |
決まっているのでわかりやすい |
土地探し | 建て替えでなければ探す必要がある。 その代わり、自由に土地も決められる。 |
土地は決まっているので、探す必要はない。 |
引っ越しまで | 検討から約1年かかる | 建築済みであれば1か月ぐらい |
間取り | 希望を取り入れて変更可能 | 変更できない |
ランニングコスト | 性能を十分なものにすれば抑えられる | その建物による |
断熱・気密 | 希望に応じて高められる。 | 変更できない。 価格優先で低い可能性も |
デザイン | 希望を取り入れて変更できる | 基本は変更できない (建築前だと壁紙などは変更できる場合も) |
災害対策 | 希望に応じて高められる。 | 法律は守られている。 高いものもある。 |
内覧 | できない。 家のイメージはモデルハウスなどで固める。 |
できる。 |
「建売住宅」=「安い、性能も低い」といったイメージは近年変わりつつあります。
性能を高めて快適な住環境を提供している建売もみられるようになりました。
その一方で、価格に関しても幅が広がっています。
中には、注文住宅とほぼ同じ金額で売られている建売住宅も。
注文と建売の1番の違いは「自由度」
建売住宅の性能が一概に「悪い」とは言えなくなっている今、その大きな違いは「自由度」にあります。
注文住宅は、間取り・デザイン・性能など多くの項目で希望を盛り込めます。
その分、価格もある程度は調整可能です。
「注文」「建売」どちらを選ぶとしても、購入したらそう簡単に手放せるものではありません。
後悔しない選択をしていきたいですね。
絶対に後悔したくない!という人はぜひ、おうちキャンバスの無料オンライン相談にご参加ください。
アドバイザーがお客様に合っているのは注文住宅なのか、建売住宅なのか、ご希望を元にしっかりお伝えできます。
住宅メーカー選びで迷ったらまずやること
「どのハウスメーカーと契約すればいいかわからない…」と思ったら、住宅知識の豊富なアドバイザーに相談してみませんか。
あなたの希望をヒアリングし、複数のメーカーからピッタリの1社をお伝えします。
営業マンには直接聞きづらい予算感・メリット・デメリットも聞けるから、家づくりの課題感がクリアになります。
▼ こんな人におすすめ ▼
・営業マンとの対面が苦手な方
・条件に合うメーカーが見つからない方
・複数メーカーを客観的に比較したい方
ハウスメーカー選びに役立つ具体的なチェックポイント
まずは自分でハウスメーカーを絞っていきたいという方のために、選び方のポイントをご紹介します。
「ハウスメーカー選び」としていますが、「注文住宅か建売住宅」かというお悩みにも対応していますのでご安心ください。
以下の要素について検討していくと、方向性が見えやすくなりますよ。
希望する間取りやデザインの明確化
自分の理想とする間取りやデザインは決まっていますか?
もし決まっている場合は、建売住宅や気になるハウスメーカーでもそれが実現可能か検討しましょう。
価格と内容から満足できる家なのであれば建売でも良いでしょう。
どうしても譲れない間取りの希望やデザインがある場合は、やはり長く住む上で満足度の高い注文住宅にする方がおすすめです。
注文住宅同士で比較する際も、最初のステップとして希望の明確化は必須でしょう。
耐震性・断熱性などの性能チェック
建売・注文住宅問わず、耐震性・断熱性などの必要不可欠な性能が希望を満たしているか確認しましょう。
長く住むなら、耐震等級3、断熱等級5は欲しいところです。
保証内容の確認
保証内容にも注意が必要です。
今回ご紹介した、高コスパなメーカーだと初期10年、最大30年というのが目安になります。
詳細は各メーカーで異なりますのでその部分は比較が必要です。
建売の場合は、法律上10年間の保証が義務付けられています。
ただし、基礎や壁、柱など構造上重要な部分に限られます。
いざ、という時に大事な部分なので詳細は必ず確認しましょう。
見積もりと契約の確認
当然ですが、見積もりおよび契約の内容はしっかり確認しましょう。
注文住宅の場合は、本体工事費、附帯工事費、諸経費のように分かれています。
トラブルを避けるためにも細かい部分も確認して、その時点で疑問があれば営業担当の方に聞くことがおすすめです。
良い営業担当であれば、しっかりと説明してくれるはずです。
実際の口コミや評判の確認
口コミや他者の評判も判断材料として使える場合があります。
ただし、インターネット上の口コミ、とくに匿名性の高いものを鵜呑みにすることはおすすめできません。
家に限らず、すべての商品には必ず一定数、ネガティブな意見がつきます。
ハウスメーカー側のミスを完全に0にすることもできません。
悪い口コミはとくに目立ちやすいので、注意してください。
実際にそのハウスメーカーで建てた / 似たような建売を購入した 親しい友人などがいる場合は、信頼度はグッと上がります。
とくに注文住宅の場合、その友人が家づくりに成功しているのであれば、営業担当も優秀な可能性があり、紹介も検討できるでしょう。
しかし、友人からの紹介でハウスメーカーを検討する場合は、断りづらくなる可能性もあるのが注意点です。
メンテナンスとアフターサービスの確認
メンテナンス性やアフターサービスは安心できるものでしょうか?
保証とも関連している点ですが、建売の中にはメンテナンス性が低く、アフターサービスが手薄なものもあります。
注文住宅の場合も商品やオプションの有無によって、とくにメンテナンス性が変わってくるので何を優先するかの検討が必要です。
初期費用を抑えるか、将来のメンテナンス費を抑えるのか、総費用と労力の観点で考えていきましょう。
一般的で安価な外壁、屋根材の場合、10年ごとに100〜200万円ほどかかります。
たとえば、今お子様が2歳の場合、何かとお金のかかる中学校入学時に家のメンテナンスでも100万円かかるイメージです。
アフターサービスについても、対象範囲などがメーカーごとに異なりますので、確認してみてください。
最終決定のポイント
最終決定の前になったら、家に求めることの優先順位を再確認して比較するのがポイントです。
100点満点で価格も安ければ最高ですが、ハウスメーカーでも建売でも必ず強みと弱みはあるもの。
「本当に求めているものは何か?」「どうして新しい家に住みたいと思ったんだっけ?」と原点に立ち返り、最適なハウスメーカーまたは建売を選ぶと後悔は少ないです。
そして、そのためにはどのハウスメーカーや建売も均等に比較する必要があります。
しっかりとプランや見積もりが明らかになってから比べると良いでしょう。
ここまでハウスメーカーを選ぶ際のポイントをご紹介してきました。
しかし、項目が多くて複雑だし、自信がない!という方もいらっしゃると思います。
そんな時はおうちキャンバスの出番です。
家づくり迷子にならないための方法を無料でお伝えします。
まとめ
いかがでしたか?
今回の内容を簡単にまとめると以下の通りです。
- 「コスパが良い」=「総合的に払う費用と労力が少なく、満足度が高い」
- 価格を抑えつつ、高断熱・高気密・標準設備の充実度・注目度・メンテナンス性を基準に見ていくのがおすすめ
- 性能も高く、コスパ最強のハウスメーカーは「アイ工務店」「桧家住宅」「アエラホーム」「ウィザースホーム」「セルコホーム」「日本ハウスHD」の6つ!
- メーカー選びをする際は、希望や優先順位を明確にすることが大切
安心して暮らせる耐震性や住宅性能を確保しつつ、間取りにも少しこだわって、しかも価格も抑えられるなら・・・と考えたことはありませんか?
欲張りで夢のような話ですが、コスパ最強メーカーなら可能です。
自分にピッタリのコスパ最強メーカーをぜひ探してみてください。
おうちキャンバスも無料相談会やさまざまなコラム、動画でお手伝いします!
理想のおうちづくりを目指していきましょう!
担当者コメント
今、20代〜30代後半の社会人の方の間で持ち家思考が高まっており、多くの人が「コスパのいいハウスメーカー」を選びたいと考えています。
しかし住宅展示場では、営業マンがこぞって売り込みをかけてきて、かえって迷うことばかり。
また、忙しい現代人にとって、限られた休日を土地探しやハウスメーカー選びだけに費やしていては大変です。
その他にも、家の雑事、子どもの相手をすべてこなすというのは生半可なことではありません。
「おうちづくり」そのものもコスパ良く進めていきたくはありませんか?
そのようなコスパ重視の方の家づくりをサポートしてきたのがおうちキャンバスです。
もし、今回のコラムを読んで、6つのハウスメーカーからさらに絞っていく際は、ぜひご相談ください。
今回お伝えできなかった内容も含め、あなたにピッタリのコスパ最強メーカーをご紹介します。
オンライン相談の流れ・詳細