冬を暖かく越せる広々とした家。理想の収納や動線も叶い大満足
# 建築実例
更新日:2024年4月19日
結婚を機に住み始めた家が寒く、子供が大きくなる前に建て替えをしたいと考えたMさん夫妻。どうやって家づくりを進めて、どんなメーカーを選べばいいのか。何から何まで迷っている中、Youtubeで知ったおうちキャンバスを利用し、理想のマイホームが一気に現実のものに。「寒さの厳しい地域でも、暖かく冬を越せる性能重視の家にしたい」というご夫妻の希望を、予算内でしっかりと叶えつつ、おしゃれで広々とした住まいが実現しました。
老朽化した、寒い家での生活。「子供の成長前に建て替えよう」と決意を固める
もともとは祖父母の住んでいた家を受け継ぎ、結婚してから3年ほど住んでいたというMさん。それは築30年ほどの戸建で、夏は暑く冬には廊下に出るだけでも重ね着をしないと厳しいような、とても冷暖房費のかかる住まいでした。
IHやガス給湯器といった新しい住宅設備にしたり、1階の壁紙を張り替えたりと、部分リフォームをして工夫して住んでいたそうです。そんな中、お子さんが生まれたタイミングで「子供が大きくなったときに、のびのびと住めるような家にしたい」と建て替えを決意。
Youtubeで家づくりに関する勉強をスタートし、総合住宅展示場にも出向き始めたMさん。しかし展示場にはどのメーカーが良いか全くわからない状態で行っていたため、色々なメーカーを見ても違いがわからず、ただただ時間だけが過ぎていくことに焦りを感じていたそうです。
実際にメーカーとの商談に進んでもあまりピンと来ず、どの会社にしようかと迷っているときに、Youtubeにて“自分にベストマッチなハウスメーカーを紹介してくれる” というおうちキャンバスを発見。これこそ「今の自分達にぴったりだ!」と感じ、相談してみることに。
「相談する時点では、もう寒いのを解消したいなっていう以外は、なんとなく価格帯を決めていたくらいでした。おしゃれ云々よりは性能が良くて、寒くない暖かい家にしたいっていうのはあったんですけど、どうやってメーカーを決めて家づくりを進めれば良いのかはわかっていなかったんです。」
おうちキャンバスの専門アドバイザーから要望にマッチする建築会社を3社紹介してもらう
2022年夏、Mさん夫妻はおうちキャンバスを利用。住宅プロの専門アドバイザーに、深くヒアリングをしてもらったところ、要望にピッタリ合ったメーカーが3社見つかりました。
「1社だけではなく、さらに自分達で納得いくまで比較ができるようにと、3社も教えてもらえたことがかなり良かったです。」今回Mさんが契約を決めたメーカーは、住宅展示場には出店していない販売形態であったため、全く知るきっかけがないメーカーの情報を得られたことも非常に大きかったそう。
「前の家だと、羽毛布団を2枚重ねた上からさらに毛布をかけて、その下には吸湿発熱の布団を...って感じでなんとかやっていたんです」というMさん。お風呂から上がった後はすぐに着込まないと、すぐ冷えてしまうほどの家でした。このままでは光熱費もどんどんかかってしまうため、限られた予算の中でも確実にそんな生活を変えられるようにと、性能重視の希望を伝えました。
オンライン相談でおうちキャンバスに紹介されたのは、全国展開の大手建築会社、東北地方のメーカー、そしてミドルコスト帯の大手ハウスメーカーという、バリエーションに富んだ3社。いずれも要望に合うため非常に魅力的で、1社に絞るのは悩ましかったそう。
ですが最終的には、おうちキャンバスの第三者の立場から見た客観的なアドバイスを頼りにしつつ「担当者が最も親身になってくれた」というポイントが決め手で、心から納得して1社に絞り込むことができました。
「建て替えなので、今住んでいる土地への日の入り方などの条件を、細かく教えなくても理解してくれたのが良かったです。他社よりもベストな設計を提案してくれました。あとはインテリアデザイナーの方もとても親身になって、色々と要望を聞いてくれて。インスタで調べてやりたいと言った細かなこだわりも、きちんと反映してくれました。」
契約を決めたメーカーの営業担当者は、打ち合わせ当初から一番要望にマッチするデザインや設計をご提案。商談が進む中でも、わざわざ家にまで足を運んで細かく図面の確認をしてくれたりと、3社の中でも最も熱意を持って対応してくれました。担当者の親身さや、優秀さによって完成度が変わる家づくりにおいて、おうちキャンバスを通じて「ガッツのあるベテランの担当者」と出会えたことも大きな決め手だったそうです。
Mさんがおうちキャンバスに相談する前に見ていたメーカーは、希望の坪数や欲しい設備を考慮すると、どうしても予算オーバーになってしまいました。価格を抑えるために平屋を勧められていましたが、立地的に「日当たりを良くしたい」という要望が叶わなくなるため、検討候補から除外。その点、おうちキャンバスから紹介され最後まで迷っていた2社は、打ち合わせの当初からしっかりと提示した予算内で要望を叶えてくれるスタンスだったので、その親身な姿勢に違いを感じました。
「性能や設計に関してはもちろん、解体費用や建築費の割引に関しても、最後まで一番頑張ってくれたなと感じられた会社さんにお願いしました。」というMさん。最終的には、家づくりを通じて最も営業担当者の優秀さと熱意が伝わった1社に、建築を依頼することになりました。
1階は広く、2階はコンパクトに。
実際の生活を想定した理想の空間にしたい
その結果、ついに完成した新居では、暖かい家という要望以外にも様々な面でこだわりを実現。広々としたLDKや豊富な収納部、こだわりの住宅設備などが詰まった、住み心地抜群の快適に冬を越せる家となりました。
リビングからキッチンを見た時の生活感をなくせるように、日用品をおしゃれに隠す腰壁を設計。キッチン上の天井クロスは、打ち合わせで何種類も見比べてセレクトし、まるで本物の無垢材に見えるような美しい仕上がりになりました。
キッチンに置く調味料や、欲しい家具もあらかじめサイズや配置まで把握しておくことで、ニッチやコンセントの位置、数までを正確に設計しています。インスタで調べ尽くしたこだわりの傘立ても配置するなど、細かな部分であっても住み始めてから悔やまないように、しっかりとインテリアコーディネーターや現場監督との打ち合わせを行いました。
洗面台は一番最初に提案を受けたハイグレードな設備に惚れ込み、多少予算をかけても納得のいくものを採用。家づくり中にこだわりが強くなっていったポイントだそうです。タイルや金属部分といった高級感あふれるデザインと、ご夫婦で同時に使用しても快適な広さをとれる点が決め手となりました。キッチンは奥様が、洗面台はご主人がといったように、それぞれ別々にこだわりポイントを持って家づくりを楽しんだそう。
動線面でこだわったのは、家づくりのきっかけとなった「子供が大きくなった時に広々と住めるようにしたい」という点。キッチン周りやLDKの通路幅を少し広めに取ることで、お子さんが走り回っても安全なように工夫しています。
ですがMさんの一番の希望は、なるべく生活の全てが1階で完結するようにすることでした。2階の寝室から降りてきたら、もうその日は2階に上がらなくて済む。そんな理想の暮らし方をイメージしていたため、1階部分の実用性には特にこだわって家づくりを進めました。
すると必然的に1階は、収納部が豊富な設計に。また洗面台と脱衣所をわけたり、玄関スペースを広くとって、別でシューズクロークを設置したいというこだわりもありました。
それらを全て反映すると、自ずと「1階は広く2階はコンパクト」という間取りが完成。おうちキャンバスに相談する前に見ていたメーカーでは、総2階の設計しかできなかったことも相談会に申し込んだ大きな理由だったそう。
また1階が生活の中心となるため、なるべく空間ごとに区切られないようにハイドアを採用。ドアの上に「垂れ壁」がない大きな開口部により、スペース全体が広く感じられます。部屋から部屋へと射し込む光量も増え、とても自然な明るさのあふれる室内空間となりました。
そんな実用性を重視した間取りでありつつも、1階の仏間の上に部屋や廊下を作らないことで、仏壇の上を人が歩かないようにするなどの細かな配慮も実現。足音や生活音が仏間に響かないことで、ご先祖様に対して失礼のない設計となっています。
こうしてMさん夫妻のきめ細やかなこだわりと、契約メーカーの柔軟な設計力、そして営業担当者の熱意がしっかりと活きて、後悔や失敗のない理想のマイホームが完成。気温の快適さ以外でもあたたかみを感じられるような、素敵な一家団欒の住まいが叶いました。
- お住まい
- 宮城県
- 建築会社
- アエラホーム
- 土地面積
- 216.62 ㎡
- 延床面積
- 79.50 ㎡
- 建築費
- 3,000万円台
- 間取り
- 4LDK
- 世帯構成
- 夫(31歳)、妻(31歳)
長男(2歳)