家づくりで悩ましいことのひとつに、「ハウスメーカー、どれを選ぶか問題」があります。
テレビCMやWeb広告でよく見る大手ハウスメーカーがよさそうだけれど高い!
でも、価格が安いハウスメーカーを選んであとから後悔したらどうしよう……と、迷う方は多いと思います。
そこで今回は、ハウスメーカー選びのフローチャートを作成しました。
大満足のマイホームを実現するために、ぜひ参考にしてください。
それではまいります!
※価格は税込み参考価格です。(2024/10/4現在の価格)
性能特化系のハウスメーカー
性能特化系のハウスメーカーは、「家を建てるなら、『住宅性能』が大切。だから、テクノロジーの力で住宅性能を上げたほうがいいよね」という価値観のハウスメーカーです。
断熱・気密・遮音・メンテナンス・空気清浄といった「住宅性能」をとことん追求し、性能面で業界トップクラスの強みを1つ以上持っています。
たとえば、建てた家の断熱・機密測定を行い、夏涼しく冬暖かい家を徹底的に追求する一条工務店。
外壁と屋根がメンテナンスフリーのため、定期的な塗装が不要で、超高耐久な家を建てられるセキスイハイム。
微粒な埃や花粉を除去できる独自開発のフィルターを搭載しているパナソニックホームズ。
停電のとき、車から給電でき、さらに蓄電にも優れたトヨタホーム……と、どことなく製造会社のような側面を持つのが、住宅性能特化系ハウスメーカーの特徴です。
予算感としては、4タイプのうち2番目。ハイブランド系の次に高い価格帯となります。
性能特化系ハウスメーカーのフローチャート
性能特化系ハウスメーカー一覧
各ハウスメーカーの特徴・メリットは、次のページでくわしく解説しています。
- 一条工務店:全館床暖房が魅力!断熱・気密性能トップクラスのハウスメーカー
- セキスイハイム:工場生産により施工精度が業界トップクラスのハウスメーカー
- パナソニックホームズ:3〜9階建ての実績多数!ハウスメーカー
- トヨタホーム:高機能な給電・蓄電システムが使えるハウスメーカー
ハイブランドのハウスメーカー
ハイブランド系のハウスメーカーは、テレビCMや住宅展示場でおなじみの、誰もが名前を知る超大手企業です。
住宅建築の長い歴史を持ち、確率された建築技術(構造・構法)と、高級感のある提案、行き届いたアフターフォローが魅力となります。
ハイブランド系ハウスメーカーの打ち合わせでは、一流の営業担当や設計士・インテリアコーディネーターがあなたの担当となり、こだわりの邸宅を建ててくれるでしょう。
建築価格は4タイプの中でもっとも高額です。
ハイブランド系ハウスメーカーのフローチャート
ハイブランド系ハウスメーカー一覧
各ハウスメーカーの特徴・メリットは、次のページでくわしく解説しています。
ローコスト系のハウスメーカー
ローコスト系のハウスメーカーは、リーズナブルな価格設定が魅力です。
キッチンやトイレ、お風呂などを大量発注しているため、低価格でありながら質のよい設備を採用できます。これは多くの住宅を手掛けるハウスメーカーならではの強みですね。
打ち合わせでは、「このモデルハウスぐらいの坪数の家なら、〇〇円ぐらいです」「このオプションをつけると〇〇円になります」と、しっかり金額を教えてくれます。
なので、家づくりの後悔でよくある「打ち合わせ中の予算オーバー」を防げます。
こだわりたいところには重点的にお金をかけ、他の部分は抑えるといったことがしやすいハウスメーカーとなります。
他のタイプよりも家本体の価格が安いため、土地や貯金にお金を回して、豊かな暮らしを実現できるでしょう。
実際に、駅チカや商業施設の近くなど、人気があり地価が高いエリアでは、お財布に優しく高品質な家を建ててくれるローコスト系のハウスメーカーが非常に人気です。
本来、家づくりは高いお金がかかります。しかしこのタイプのハウスメーカーは、総合住宅展示場に出店せず、広告宣伝等のコストを抑えるといった工夫により、お客さんに還元していることが多いです。
ローコスト系ハウスメーカーのフローチャート
ローコスト系ハウスメーカー一覧
各ハウスメーカーの特徴・メリットは、次のページでくわしく解説しています。(※準備中)
- アイダ設計:断熱等級5、一次エネルギー等級6の家を建てられるハウスメーカー
- オープンハウス:都市部の土地探し・建築に強いハウスメーカー
- 一建設:住みやすい分譲住宅を多く手掛けるグループ
- タマホーム:人気のキッチンやお風呂を採用できるハウスメーカー
- 富士住建:断熱等級5の家をリーズナブルに建てられるハウスメーカー
- ユニバーサルホーム:無垢床で、床暖房つきの家を建てられるハウスメーカー
- パパまるハウス:Z空調で快適かつオシャレな家を建てられるハウスメーカー
- レオハウス:家具家電のセットパックあり!細部までバリアフリーなハウスメーカー
バランス重視系のハウスメーカー
バランス重視系のハウスメーカーは、上記でお伝えした「住宅性能」「家の品質」「価格」それぞれのいいとこどりをした、極めてバランスのよい住宅メーカーです。
断熱・気密性能にこだわりながらも、地震に強く、間取りやデザインも選択肢が豊富で、「こだわりたい部分にお金をかけられる」点が魅力です。
断熱性能やメンテナンス性能、間取り、快適さといった条件を、限られた予算の中で最大限高められる点が魅力です。
建築価格はローコスト系よりも少し高く、性能特化系よりも低い金額となります。
「ハウスメーカーを選ぶにあたって、何を基準にしたらいいかわからない」という人は、まずはバランス重視系のハウスメーカーから検討し、その後、前後の価格帯を検討するとうまくいきやすいです。
バランス重視系ハウスメーカーのフローチャート
バランス重視系ハウスメーカー一覧
- 日本ハウスHD:手頃な価格帯で、純和風や和モダンの家を建てるハウスメーカー
- セルコホーム:北米デザインの高断熱住宅を建てるハウスメーカー
- アキュラホーム:高天井や吹き抜けリビング、大きな窓が得意なハウスメーカー
- 住友不動産:高級マンションのようなオシャレな家を建てるハウスメーカー
- アエラホーム:中2階や小屋裏の設計が得意なハウスメーカー
- アイ工務店:標準の住宅設備が高品質で、勢いがあるハウスメーカー
- ウィザースホーム:関東圏を中心に、タイル外壁の家を建てるハウスメーカー
- クレバリーホーム:タイルやレンガ外壁の高級な家を建てるハウスメーカー
- 桧家住宅:コスパ最強の「Z空調」で快適な家を建てるハウスメーカー
- ヤマト住建:「屋上庭園」の実績が豊富な、高断熱な家を建てるハウスメーカー
- ヤマダホームズ:家具・家電つきの「フル装備住宅」を建てるハウスメーカー
まとめ
この記事では、ハウスメーカー選びのフローチャートを、4タイプの区分とともに紹介しました。
選び方をまとめると、次の通りです。
- 性能特化系:断熱や耐震、太陽光発電、空気清浄など、「住宅性能」を突き詰めたい人向け
- ハイブランド系:高級感のある提案や行き届いたアフターフォローを希望する人向け
- ローコスト系:きっちり予算内に収めたい方や、土地代・生活にお金を回したい人向け
- バランス重視系:4タイプのいいとこ取り。迷った人は、まずはここから検討
最後に、補足となりますが、今回の記事では、わかりやすさを重視してハウスメーカーを4タイプにわけました。
ですが、実際にはハウスメーカーごとに多くの建築方法や商品があるため、一概に「〇〇=このタイプの家しか建てられない」というわけではありません。
もしも「これぐらいの予算感で、こういう家が好み」という希望がありましたら、おうちキャンバスの無料オンライン相談からお聞かせください。
家づくりの専門アドバイザーが、あなたの希望や条件にピッタリ合うハウスメーカーをピックアップし、フィーリングの合う営業担当者も合わせて紹介します。「今すぐ自分に合うハウスメーカーを知りたい」という方は、「住宅メーカー診断」をどうぞ。好きな外観と希望の間取りを選ぶと、あなたにピッタリのハウスメーカーがLINEに届きます。
↓ 好みの外観を選択して Web診断スタート ↓
それでは、この記事を読んだあなたが、大満足のハウスメーカーで素敵な家を建てられるよう祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
担当者コメント
家づくりでは、多くのハウスメーカーの中から、予算感と好みに合うハウスメーカーを1社に絞る必要があります。
家づくりのプロに相談してみる「まずはSNSや公式ホームページで情報収集しようかな」
「何社か、カタログを取り寄せてみよう」
「週末、住宅展示場に出かけてみよう」
多くの人が上記のように考えて家づくりをスタートします。
しかし、選択肢が多すぎてかえって迷ってしまい、どこを選べばいいかわからなくなってしまった……ということも多いです。
そのようなときは、おうちキャンバスの無料オンライン相談や住宅メーカー診断で、自分の好みや譲れない条件を確認してみてください。
1〜3社にあたりをつけて家づくりを始めることで、貴重な時間やお金をムダにすることなく、効率的にハウスメーカーを絞り込めます。
無料オンライン相談の中では、フローチャートの中では紹介しきれなかった住宅メーカーも多数紹介できます。お気軽にご相談くださいね!