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ヌックってどんなスペース?オシャレなアイデアから後悔まで一挙紹介

ヌックってどんなスペース?

人気上昇中のヌック。住宅業界の2024年度のトレンドとも言われており、ぜひ取り入れたいと考える方も多いでしょう。家の中にくつろげるスペースを設けることで、おうち時間がより快適になること間違いなしです。

この記事ではヌックが気になるあなたに向けて、以下の内容を詳しく解説していきます。

最後まで読んでいただければ、ヌックについて詳しくなれること間違いなしです。家づくり中のあなたに向けて、丁寧にわかりやすく解説してまいります。

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たてまる
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たてまる

大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。

ヌックとは?

ヌックとは?

ヌックとは「小ぢんまりとした居心地のいい空間」を指します。英語では「nook(ヌーク)」と表記し、片隅や隠れ場所という意味を持っています。

ヌックの形や大きさ、用途に決まりはありません。ただしヌックに共通して言えるのは、おこもり感があることです。リビングなどの片隅におこもり空間を作れば、家族との繋がりを感じながらも自分だけの空間でくつろげます。

小上がりとの違いは?

ヌックと似ているスペースとして小上がりが挙げられます。小上がりのほうがよく聞くかもしれませんね。どちらも床が少し上がったスペースではありますが、ヌックと小上がりではおこもり感があるかないかが異なります。

小上がりはそれなりに広さがあるケースが多く、かつ床が上がっているだけなので開放感があります。リビングの一角、2,3畳を小上がりにして、畳を敷いて和室にするのも人気がありますよね。床を上げることで空間の中に高低差が生まれて、奥行きを感じられるようになります。

一方、ヌックは小ぢんまりとした空間で、壁をくり抜いたスペースというイメージがピッタリです。床が上がるだけでなく、天井が下がったり、左右が壁に囲まれていたりします。広い空間だと落ち着かない、狭いところが落ち着くという方にピッタリです。

ヌックのメリット

それではまずヌックのメリットからご紹介します。ヌックの主なメリットは以下の3つです。

  1. デッドスペースを有効活用できる
  2. 個室以外のプライベート空間が作れる
  3. 汎用性が高い

それぞれご紹介します。

1. デッドスペースを有効活用できる

ヌックといえば階段下のヌックを思い浮かべる人も多いでしょう。家の間取り設計において階段下はデッドスペースになりがちですが、ヌックはそのような空間に作れるので、家のスペースを有効活用できます。

しかし、デッドスペースは収納スペースとして有効活用する場合も多いです。そのためデッドスペースをヌックとして活用すると、家の収納スペースが小さくなってしまう可能性があります。

収納スペースを十分に確保できないと、その分居住スペースが小さくなってしまったり、モノが散らかってイライラすることもあります。他の場所で十分な収納スペースを確保するようにしてください。

2. 個室以外のプライベート空間が作れる

ヌックはいわば半個室のおこもり空間です。わざわざ自分の部屋に行かなくても、プライベート空間を確保できます。

たとえば「集中して勉強したいけれど、リビングだと他の家族の行動がちらついて集中できない」という場合、ヌックがないお家では自分の部屋に移動しますよね。しかし、自分の部屋に移動すると、誰にも見られていないのをいいことについつい漫画を読み始めて勉強が進まない・・・なんて経験、皆さんはありませんか?

ヌックがあるお家ならば、リビングの一角にあるヌックで家族との繋がりを感じつつも、自分だけのプライベート時間を過ごせます。お子さんにも目が行き届きやすくて安心です。

3. 汎用性が高い

形や広さ次第ではありますが、ヌックはインテリア次第でさまざまなスペースになります。

たとえば、階段下のヌックにラグを敷いておもちゃや絵本を並べれば、小さいお子さんの遊び場になります。一方、同じ階段下のヌックでも、本棚にお父さんとお母さんの好きな雑誌や漫画を置けば、お父さんとお母さんの憩いのスペースになります。

オシャレで汎用性が高い空間なんて非常に魅力的ですね!

オシャレなヌックを6つご紹介

ここからはオシャレなヌックのアイデアをイラスト付きでご紹介してまいります!今回ご紹介するヌックは以下の6種類です。

階段下ヌック

階段下ヌック

まずは階段下ヌックから。ヌックといえばこちらのような階段下ヌックを連想される方も多いのではないでしょうか。

一般的にデッドスペースや収納スペースになる階段下は、ヌックとしても活用できます。秘密基地みたいでワクワクしますよね。

窓ヌック

窓ヌック

続いてご紹介するのは窓ヌックです。窓のそばにヌックを作ることで、おこもり感と開放感を両立させた居心地のいい空間が完成します。

大きな窓をくり抜くような形でヌックを作るのもオシャレです。天気のいい日はここで日向ぼっこをするのもいいですね。

LDKに隣接するヌック

LDKに隣接するヌック

階段下や窓辺ではなく、LDKの一角にヌックを作るのもいいですね。本棚をつければ大人も子どもも楽しめるリーディングスペースになります。「書斎が欲しいけれどわざわざ一部屋分の広さはいらないな」という人にもオススメです。

また、子どものおもちゃを置けばキッズスペースにもなります。リビングでおもちゃを広げると、あちこちにおもちゃが散らばって片付けが大変になってしまいますよね。ヌックをキッズスペースにすれば、片付けが楽ちんです。

デイベッドヌック

 デイベッドヌック

ヌックの横幅を広くして、マットを敷いてブランケットとクッションを用意すれば、ヌックがオシャレなデイベッドに早変わり!ソファー以外にもくつろげる空間ができて、お昼寝にピッタリです。

高さを調整すれば腰掛けることも可能ですし、カーテンをつければ来客時のベッドにすることもできます。非日常のおこもり空間を楽しんでいただけること間違いなしです。

ベンチヌック

ベンチヌック

リビングにソファーを置かず、ヌックをソファーにするという選択肢もあります。程よい高さのヌックにクッションと背もたれをつければ、おこもり感のあるソファーの完成です。

ただし、数年後にソファーの位置を変えたいと思っても、ソファーヌックがあるためいろいろと制限がかかってしまう可能性があります。そのため、ヌックのクッションは取り外しができるようにしたり、別の用途にも使える広さにしておくと安心です。

テーブルヌック

テーブルヌック

奥行きのあるヌックにテーブルと椅子をつければ、リモートワークや勉強にピッタリなテーブルヌックが完成します。かまくらみたいでオシャレですよね。リビングの様子を片目に、おこもり空間で集中できること間違いなしです。

奥行きをつける必要がある分デッドスペースも生まれやすくなってしまいますが、収納場所としてうまく活用するようにしましょう。


以上、オシャレなヌックのアイデアでした。
やりたいヌックは見つかりましたか。

ヌックなど間取りにこだわりたいあなたは、きっと注文住宅を検討していると思います。注文住宅は建売住宅とは異なり、完成した家を見てから購入できないため、「どのハウスメーカーがいいんだろう」「自分たちの理想を叶えるにはいくらかかるんだろう」と悩みますよね。

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ヌックを作るときのポイント3つ

さまざまなヌックを紹介しましたが、ヌックで失敗しないためには抑えておきたいポイントが3つあります。

  1. 使い方を明確にイメージする
  2. その他の空間とのメリハリをつける
  3. インテリアにもこだわる

それぞれご紹介します。

1. 使い方を明確にイメージする

SNSにアップされているヌックの写真に憧れて、ヌックを取り入れる人も多いでしょう。
しかし、ヌックの使用用途を決めずに「素敵だから」「オシャレだから」という理由で作ってしまうと危険です。最初の半年は物珍しさにヌックを使っても、その後使わないスペースと化してしまいます。

ヌックをどのように使うのか、自分たちが3年後5年後もヌックを使っているイメージを持てるかよく考え、イメージがわく場合はぜひヌックを作ってください。

2. その他の空間とのメリハリをつける

ヌックはおこもり感がポイントになります。おこもり感がないと、ただの狭くてよくわからない空間に…。

注文住宅でヌックを作る場合は、建てるまで現物を見られないのが難点です。建ててから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないように、ヌックのあるお家の完成見学会やモデルハウスに行って、広さや雰囲気を実際に体感しましょう。

3. インテリアにもこだわる

ヌックはインテリアが重要です。インテリア次第でいろいろな空間にできる反面、ヌックのインテリアが残念だとヌックそのものも台無しになってしまいます。壁に直接取り付けるタイプの飾り棚などを採用し、インテリアにこだわるようにしましょう。

また、窓辺のヌックでない場合は照明の光がヌックに入りにくく、ヌックが薄暗くなってしまう場合もあります。ヌックの用途にもよりますが、優しい色の間接照明をつけるなど照明にもこだわって、リラックスできる空間にしましょう。

ヌックを作って後悔することってある?

ヌックのような個性的な間取りを取り入れるときは、ワクワクする気持ちの反面「作って失敗しないかな…」と不安な気持ちにもなりますよね。
実際「ヌックを作って後悔した」という声もチラホラ聞こえます。後悔の声をまとめたので、同じ後悔をしないようぜひ参考にしてください。

  1. サイズ感を間違えて居心地が悪い
  2. 冷暖房が効きにくい・空気がこもる
  3. 部屋が狭くなる

1. サイズ感を間違えて居心地が悪い

ヌックの後悔として「サイズ感を間違えてしまった」という声をよくいただきます。

ヌックはおこもり感がポイントにもかかわらず、「思ったより広くておこもり感がない」「広すぎて落ち着かない」となってしまったらショックですよね。反対に「狭すぎて息苦しい」「圧迫感があって長居には向いていない」という声もあります。せっかく憧れの注文住宅でヌックを作っても、そのようなモヤモヤした気持ちを抱えながら暮らすのでは気持ちが晴れませんよね。

ヌックのサイズ感としては、1畳〜3畳程度がオススメです。しかし家のどの場所に何の目的のヌックを作るのかによっても変わるため、現物を見たり、ヌックの施工経験がある設計士さんに聞くのがいいでしょう。

2. 冷暖房が効きにくい・空気がこもる

ヌックを作る場所にもよりますが、おこもり空間であるヌックには冷暖房が当たりにくい場合もあります。また、ヌックは半個室であるため、空気がこもりがちで夏は蒸れる可能性もあります。

空気が悪いとせっかくの素敵な空間も台無しになってしまいますよね。快適なヌックを作るため、風のとおりは設計士によく相談しましょう。

3. 部屋が狭くなる

窓ヌックやテーブルヌックを作る場合には、その分壁を手前に持ってくる必要があります。そうなると必然的に部屋が狭くなってしまいますよね。

また、階段下などのデッドスペースを活用した場合は、その分収納が足りなくなってしまうことも。結果部屋にタンスが増えて、部屋が狭くなってしまう可能性もあります。

各居室を広くするためにリビングを狭くしたい方や、狭小住宅を建てる予定の人は注意してください。

あなたにピッタリのハウスメーカーでヌックを作ろう

いかがでしたか?
最後にこの記事でご紹介したヌックについておさらいしましょう。

せっかくの注文住宅。ぜひヌックを取り入れて満足のいくマイホームを建てていただけたらと思います。

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担当者コメント

たてまる
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たてまる

子どもも大人もワクワクする空間、それがヌックです。「ヌックが流行っているのは今だけだろう」と思うかもしれませんが、素敵な空間には流行りも何もありません!せっかくの注文住宅ですので、やりたい間取りを取り入れて、満足のいくお家を建ててくださいね。

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