【ハウスメーカー24社の保証一覧】保証期間や比較ポイントを徹底解説！

家は一生に一度の大きな買い物です。
この先何十年も暮らしていく場所ですから、万が一何かあった時に備えて、手厚い保証やアフターサポートがあると安心ですよね。

このコラムに辿り着いたあなたも、保証が手厚くて信頼できるハウスメーカーを探しているのではないでしょうか？

しかし、ハウスメーカーの保証制度はわかりづらく、比較するのも大変な手間になります。

そこで、「結局保証が手厚いメーカーってどこなの？」とお悩みのあなたのために、このコラムでは以下をご紹介していきます。

まずは、保証の種類についてざっくりと説明していきますので、今すぐ保証が手厚いメーカーを知りたい！という方はこちらからお読みくださいね。 特に保証が手厚いハウスメーカー8選

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たてまる

• YouTubeチャンネル

大学で材料工学・建築素材を研究、30歳でマイホーム購入を決意。コツコツと住宅知識を増やし、満足の家を建てた経験を持つ。現在は家づくりで役立つ情報をYouTube、SNSにて発信している。

新築には必ず10年の保証がある

まず前提として、新築には必ず10年の保証があります。

住宅品質確保法では、建築会社や売主に10年間の瑕疵担保責任を義務付けています。

参考：国土交通省

また、万が一建築会社が倒産してしまったとしても、10年間は必ず保証が受けられます。

それは住宅瑕疵担保履行法により、建築会社や売主に対して「保険の加入」または「保険金の供託」が義務付けられているためです。

建築会社が倒産した場合は、建築会社が供託している保険会社などから保険金が支払われます。

法律で定められている最低保証期間に、各メーカーが独自の保証をつけている

もともと法律で10年の保証は確約されてはおりますが、家にはこの先何十年も住むわけですから「たった10年の保証で大丈夫なの？」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで、各ハウスメーカーは10年の保証に独自に保証をプラスして、より安心感を高めています。

初期保証

初期保証は各メーカーのベースとなる保証です。
初期保証の期間内に生じたトラブルに対しては無償で対応してもらえます。

メーカーによって初期保証の期間は異なりますが、最低で10年、手厚いメーカーだと30年前後の初期保証があります。

保証期間の延長 

ほとんどのハウスメーカーでは、初期保証の期間が終了した後に保証を延長することができます。

しかし、保証の延長には条件があります。メーカーごとに異なりますが、定期点検を受けることや、有償のメンテナンス工事をすることが条件になっている場合が多いです。

最大保証期間 

保証を最大何年まで延長できるかが最大保証期間です。

メーカーによって限度は異なり、最大保証期間が20年〜30年のメーカーもあれば、手厚いところでは60年〜建物がある限り永年保証というメーカーもあります。

定期点検・メンテナンス 

住宅取得後には、定期的な点検とメンテナンス工事を行います。

定期点検で不具合などが見つかった場合は、メンテナンス工事を行います。点検やメンテナンスが有償か無償かはメーカーによって異なり、各社の保証を比較する上でも重要な指標の一つになります。

住宅設備保証 

家本体だけではなく、住宅設備の保証をしてくれるハウスメーカーもあります。

通常、設備機器のメーカー保証期間は1年程度です。
しかし、住宅設備保証があるハウスメーカーでは保証期間中におきた製品の不具合による故障について、無償で修理・同製品との交換をしてくれるんです。

キズや汚れ、経年劣化による外見の変化などは対象外のためご注意ください。

たてまる

柱や基礎よりも、いつも使っている設備の方が壊れやすいので、住宅設備保証があるのは嬉しいですよね！

メーカーの保証を比較する際のポイント4点

各メーカーの保証を比較する際に注目すべきポイントは4つあります。

初期保証期間や最大保証期間はメーカーごとに異なります。
より安心感を求めるのであれば、保証期間が長いメーカーを選びましょう。

しかし、たとえ保証期間が長くても、「保証を延長するためには頻繁に有償メンテナンスをする必要がある」となれば、家計の負担は大きくなってしまいます。

保証の長さと合わせて、保証を延長するための条件は何か、定期点検が無償かどうかも必ずチェックしておきましょう。

たてまる

保証期間が短くてもアフターサポートが充実しているメーカーもあります。例えば、スウェーデンハウスは初期保証が10年ですが、50年間無償点検を実施しています。

50年もの間家の状態を無償で見てくれるのは業界でも珍しく、その手厚さからオリコン顧客満足度では9年連続1位を獲得しているんです。

加えて、「雨水の侵入を防止する部分（雨漏り）」の保証も重要なポイントです。

実は、雨漏りなどのトラブルは、ちょっとした施工不良や外壁のつなぎ目の劣化で発生してしまうんです。そのため、防水保証の内容と期間は、メーカーごとの保証を比較する際に必ず見ておいてください。

ハウスメーカー24社の保証一覧

ここからは、ハウスメーカー24社の保証内容を一覧にしてご紹介していきます。

※保証内容は2023年8月21日時点の内容です。
エリアやフランチャイズの店舗によって内容が変わることもございます。

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まとめると以下のようになります。

初期保証
・10年〜40年ほど
・30年だと業界でもトップクラスで手厚いイメージ

最大保証期間
・20年〜永年
・60年ほどあると業界でも長い方

住宅設備保証
・5年〜15年ほど

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たてまる

エリアや家の仕様によっても保証は異なります。
例えば、台風が多い沖縄エリアでは保証が異なったり、天窓をつけると保証が短くなったり...ということもあるんです。

そのため、保証の詳細は必ず営業の方に確認してくださいね。

特に保証が手厚いハウスメーカー8選

ここからは、特に保証が手厚いハウスメーカー8社をピックアップして、より詳しく解説していきます！

積水ハウス

積水ハウスは初期保証の期間が30年と業界でもトップクラスに長いメーカーです。30年目までは点検も無償で、不具合が見つかった場合は無償で補修してもらえます。

たてまる

例えば、家を建てた時にお子さんが生まれたばかりだとしたら、10年〜20年目のあたりは子育てや学費で支出も多いです。その時期に無償でメンテナンスや補修をしてもらえるのはとても嬉しいですよね。

さらに30年目以降は、有料点検を行い不具合がある箇所をメンテナンスし続ければ、家がある限りいつまでも保証を延長できます。

これは「よほどのことがない限り損傷しない」という積水ハウスの高い技術力があるからこそ実現できる保証体制ですね。

また、積水ハウスは社員のおよそ10%がアフターサポート担当という、アフターフォローにかなり力を入れているメーカーです。

積水ハウスについては、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 積水ハウスについてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ミサワホーム

ミサワホームは構造の初期保証35年、最大保証期間は永年という非常に保証の手厚いメーカーです。

家を建ててから10年目には耐久診断というものを行い、3〜5万円ほどで家を隅々まで調べてくれます。10年目の点検は無償のメーカーが多い中で「高い」と感じるかもしれませんが、有料である分、かなり細かいところまでチェックしてくれます。

ミサワホームについては、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 ミサワホームについてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

大和ハウス

ダイワハウスは外壁によって防水の初期保証が異なります。

外壁をDXウォール、もしくはベルサイクスにすれば、防水保証は業界でもトップクラスの30年になるため、ダイワハウスで家を建てるならこの2つの外壁材を採用することをオススメします。

また、最大保証期間が永年なのも嬉しいですよね。

さらに、大手ハウスメーカーだからこそできる、365日24時間体制のコールセンターや、オーナー様同士がweb上で交流できる大和ファミリークラブなどのアフターサポートも充実しています。

大和ハウスについては、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 大和ハウスについてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

トヨタホーム

トヨタホームは、構造において業界最長の初期保証40年を誇ります。
防水保証は20年目に有償メンテナンスを受ければ初期保証30年です。

しかし、注意していただきたいのはトヨタホームは屋根材によって初期保証が変わるという点です。

屋根材が陶器瓦の場合は構造40年、防水30年ですが、屋根材が陶器瓦以外の場合は構造30年、防水保証20年になります。 トヨタホームで家を建てるなら陶器瓦を採用して、メンテナンス性も保証の安心度も高い家にするのがオススメです！

最大保証期間は60年と長く、保証が終了した後も、家がある限りずっと定期的に点検を行ってくれます。（点検は5年ごとに有料になります）

また、これまでは最長10年だったトヨタホームの設備保証ですが、さらに5年延長できるようになりました。延長額は5年間で6万6千円です。
工事費の上限10万円までであれば設備の修理、交換が可能になっています。

トヨタホームについては、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 トヨタホームについてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ヘーベルハウス

へーベルハウスは初期保証30年、最大保証60年と長期保証を掲げています。

加えて、ヘーベルハウスのすごいところは、各家にホームドクターという専任のスタッフがつき、60年間無償で点検をしてくれるところです。

通常、30年間は無償点検でその後は有料点検、というメーカーが多い中で、60年間ずっと無償で暮らしをサポートしてくれるのは嬉しいですよね。

ヘーベルハウスは「ALL for LONGLIFE」を掲げており、住まいとともにいつまでも安心できる暮らしが続くことを目指しています。そんな理念を持つヘーベルハウスだからこそ、このような手厚いアフターフォロー体制が整っているのですね。

ヘーベルハウスについては、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 ヘーベルハウスについてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

住友林業

住友林業では、長期優良住宅を取得すれば初期保証30年となっています。
現状、住友林業で家を建てる人の96.3%が長期優良住宅を取得しているため、住友林業で建てる方は初期保証30年と考えていいと思います。

また、保証を60年目まで延長した場合は、60年目まで定期点検が無償になります。

シロアリ保証は10年で、10年ごとに薬剤処理を行いシロアリの被害を防ぎます。

住友林業については、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 住友林業についてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

パナソニックホームズ

パナソニックホームズは、外壁がタイル貼り、天然石貼りなどの場合は構造35年、防水30年保証、外壁がサイディングの場合は構造20年、防水15年になります。

また、パナソニックホームズは独自の保証として「地震あんしん保証」を設けています。これは、地震により家が全壊した時の建て替えや、半壊した時の補修を行うという保証です。保証限度額は5000万円までで、掛金不要で、35年間保証が受けられます。

通常の地震保険では建物が全壊したとしても半額ほどしか保証がないため、最大で5000万円までの保証があるのは嬉しいですよね。 （ただし戸数の上限があります）

パナソニックホームズについては、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 パナソニックホームズについてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

一条工務店

一条工務店のすごいところはシロアリの初期保証が30年であること。
そして、10年目と20年目に無償のシロアリ予防工事を行っているところです。

通常のハウスメーカーではシロアリの初期保証が10年程度であることから、一条工務店がシロアリ対策にかなり力を入れていることがわかりますよね。

一条工務店については、こちらの徹底解説マニュアルで詳しく解説しています。 一条工務店についてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ハウスメーカー選びに迷ったらプロに相談しよう

ここまで各ハウスメーカーの保証内容と、特に保証が手厚いハウスメーカーをご紹介してきました。

しかし、
「保証が手厚いメーカーはわかったけれど、どのメーカーにしようか迷う」
「保証の手厚いハイブランド系のメーカーにするか、性能やコストのバランスのいいメーカーで建てるか迷う」
と、さらなる悩みも生まれてきたかもしれません。

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まとめ

それでは最後に、この記事の内容をまとめていきましょう！

ハウスメーカーを選ぶ際に保証の充実度は重要な軸になりますが、その他にも、性能や価格帯など様々な要素を考慮してメーカーを決めていきますよね。

ハウスメーカー選びで迷ったらぜひ住宅のプロに相談して、あなたにぴったりのハウスメーカーを見つけてみてくださいね。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました！ また別の記事でお会いしましょう！

担当者コメント

家づくり専門アドバイザー

たてまる

保証が手厚いメーカーで家を建てることは大切ですが、大前提として、そもそもメンテナンス性が高い家を建てることも大切です。

最初からメンテナンス性の高い部材を使っておけば、将来保証を延長する際の有償メンテナンス費用も抑えることができます。家を建てる際にはぜひ、保証と合わせてメンテナンス性も重視してくださいね。

保証やメンテナンスなどいろんな要素があって、どこのメーカーがいいのかわからなくなってしまった...という方は、ぜひおうちキャンバスのオンライン相談でご相談ください！

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